転職でいきなり管理職に!失敗しやすい点を未然に防ぐには?
![](https://nuigurumi-houjin.com/wp-content/uploads/2021/06/3025413_s.jpg)
こんにちは、ビジネスメンタルトレーナーの伊庭和高です。
今回は私のお客さまからも、
時おり寄せられる相談の1つを取り上げます。
「転職後にいきなり管理職になった」
「一体どうすればいいのかわからない」
前職で管理職としての経験があったならまだしも、
経験がなくともいきなり管理職として採用されてしまうこと。
これは意外と多いのです。
前向きな気持ちがある一方で、
いきなり管理職として転職することに、
不安な気持ちを抱く人もいます。
今回は一般の見地とは異なる独自の視点で、
いきなり管理職になった時に直面しやすい壁を紹介します。
その上でどうすれば失敗せず、
理想の状態で働ける様になるのかも解説します。
いきなり管理職になって直面する壁
いきなり管理職として採用された場合、
大きく3つの壁に直面しやすいです。
どれか1つに直面することもあれば、
複数の壁に直面してしまうこともあります。
仕事内容がわからない
たとえ前職で経験があっても、
転職先の会社で働くのは初めてです。
前職と全く同じということはありませんし、
仕事内容を理解するのに時間もかかります。
それなのに管理職として働くのは、
仕事内容や流れを理解して働く様なもの。
最初からハードルが高いのです。
もちろんわからない点は、
部下にも確認しながら進めていけば良いです。
ですが次に直面する壁次第では、
部下への確認がしにくい雰囲気ができてしまいます。
敵が身内にできる
外部から管理職が招かれることを、
面白くないと感じる人はいます。
「なぜ外部から採用したのか…」
「◯◯さんを管理職にすれば良かったのに…」
管理職志望の部下や平社員など、
働く前から反感を買ってしまうこともあるのです。
これは自分には何の原因もなく、
境遇的な背景から反発を買っている状態です。
これでは仕事が進めにくく、
相談もしにくくなってしまいます。
いきなり管理職が外からきて、
信頼しろというのがそもそも無理な話です。
部下とのコミュニケーションで壁に直面することもあるのです。
即戦力としての働きを求められている
いきなり管理職で採用するということは、
会社としても即戦力の働きを求めていることが多いです。
時間をかけて成果を出すことを、
悠長に待ってくれないこともあるのです。
会社からのプレッシャーを感じながら働くと、
心身ともに疲弊してしまいストレスを感じやすくなります。
ここまで紹介した2つの理由もあるので、
すぐに成果を出すことが難しい側面もあります。
採用時に担当者が社内の境遇を理解していないと、
状況に反して結果を早く求められてしまいます。
失敗しやすい点を未然に防ぐには
いきなり管理職として働くのは、
評価してもらえている反面で大変なことも多いのです。
もちろん会社によって背景は異なりますが、
事前に上記3点の壁を知っておくことで、
何も知らないよりは対応しやすくなります。
とはいえ事前に知っていても、
壁に直面して苦しむことはあります。
最悪の場合はストレスを溜め込んでしまい、
休職や退職につながることもあります。
大事なのは、何があってもブレないメンタルを作り上げること。
壁に直面しても1つずつ向き合い乗り越えていけることです。
私は本当に望む成果を出し続けるための秘訣を、
無料メール講座で解説しています。
こちらも登録し学んでみてください。
本日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
このコラムの執筆者
![伊庭 和高](/wp-content/uploads/2023/03/profile.jpg)
伊庭 和高(いば かずたか)
千葉県千葉市出身。
早稲田大学大学院卒。
教育理論や心理学を学ぶ中で100人にインタビューし、独自のメンタルトレーニング理論を確立。
卒業後は高校で世界史を教えるが、本当に伝えたいことはやはり心のケアであると気づき、2017年に株式会社マイルートプラスを起業し、8年で5,000人以上を指導。
2017年11月に株式会社マイルートプラスを設立。
役職や立場を問わず成果が出ることが評判を呼び、2020年4月に著書『ストレスフリー人間関係』を出版。
増刷しロングセラー中。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を出版。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページで特集されるなど、独自のメソッドに注目が集まっている。
「日本の元気は気持ちから!」をミッションにしている。
職場の人間関係や仕事の目標達成について、方法が体系立ててまとめられており、お客様の現状に合ったアプローチを取れることが強み。
また最近では企業研修を実施するなど、活動の幅を広げている。