管理職に求められる本当の役割・能力について考えてみました
![](https://nuigurumi-houjin.com/wp-content/uploads/2021/03/a42c34c31fdf5617a3fe500a87bdf0da_s.jpeg)
こんにちは、ビジネスメンタルトレーナーの伊庭和高です。
管理職に求められる役割や能力については、
管理職なら誰しも一度は考えたことがあると思います。
私は管理職の方の相談にも乗っているのですが、
管理職に求められる役割や能力に関する内容は多いです。
「自分には能力がないのでは?」
「管理職としての役割を果たせていないのでは?」
こうした気持ちに悩まされるほど、
仕事でもストレスを蓄積してしまいます。
今回は一般の見地とは異なる独自の視点で、
管理職に求められる本当の役割・能力について解説します。
管理職に求められる役割・能力
管理職に求められる一般的な役割や能力については、
何となく理解している人も多いです。
その言葉の通り、現場を「管理」することが求められているのです。
その中で部下を指導・育成を担当し、
上層部から与えられたミッションを達成するために働きます。
自分だけが成果を出せば良いのではなく、
部署全体が成果を出せる様にマネジメントするのが、
管理職の役割だと言えます。
悩みやストレスを抱える管理職の共通点
「優れたプレイヤーが優れたマネージャーとは限らない」
この言葉はよく聞かれますが、
管理職になった途端に挫折してしまう人も意外といます。
管理職とは「管理」が仕事なので、
部下に仕事を任せて成果を出さなければいけません。
自分1人がプレイヤーとして引っ張るのではなく、
部下が成果を出すサポートをする必要があるのです。
部下に上手く任せることができないために、
管理職としての仕事がつらくなってしまうことがあるのです。
「なぜ仕事を部下に上手く任せられないのか?」
たとえば失敗してはいけないと思うほど、
部下に仕事を任せられなくなってしまいます。
自分でやった方が早いと考え、
部下に仕事を割り振れなかったり、
途中で仕事を取り上げてしまうのです。
「自分がやった方が早い」と思っても、
部下は1人ではなく複数います。
自分がプレイヤーだった時は何とかなるものの、
管理職側に回れば自分が仕事を抱え込み過ぎてしまいます。
あるいは完璧主義の一面があると、
部下に仕事をまかせられなくなります。
「100%の仕事をしなければいけない」と思うほど、
部下の仕事の粗探しをする様になります。
失敗することや、それに伴い自分の評価が下がることを恐れていると、
部下に仕事を任せられなくなってしまうのです。
ですが任せなければ部下の成長はありませんし、
自分のキャパシティ以上の成果は出せません。
管理職が自分の中でストレスを抱え込んでしまい、
心身にダメージが及んでしまうこともあります。
だからこそ管理職に求められる本当の役割・能力は、
「部下に仕事を任せ、成果が出る様に導き見守ること」なのです。
そしてそのためにも、「人の目(評価)」を気にしないという心の強さが実は非常に重要なのです。
「部下にどう思われているのか?」
「上層部にどう思われているのか?」
この様に人の目や評価を気にするほど、
部下を信頼しようという気持ちも薄まります。
人の目を気にするほど失敗を恐れて、
成果が出ない悪循環に陥ってしまうのです。
私は本当に望む成果を出し続けるための秘訣を、
無料メール講座で解説しています。
こちらも登録し学んでみてください。
本日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
このコラムの執筆者
![伊庭 和高](/wp-content/uploads/2023/03/profile.jpg)
伊庭 和高(いば かずたか)
千葉県千葉市出身。
早稲田大学大学院卒。
教育理論や心理学を学ぶ中で100人にインタビューし、独自のメンタルトレーニング理論を確立。
卒業後は高校で世界史を教えるが、本当に伝えたいことはやはり心のケアであると気づき、2017年に株式会社マイルートプラスを起業し、8年で5,000人以上を指導。
2017年11月に株式会社マイルートプラスを設立。
役職や立場を問わず成果が出ることが評判を呼び、2020年4月に著書『ストレスフリー人間関係』を出版。
増刷しロングセラー中。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を出版。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページで特集されるなど、独自のメソッドに注目が集まっている。
「日本の元気は気持ちから!」をミッションにしている。
職場の人間関係や仕事の目標達成について、方法が体系立ててまとめられており、お客様の現状に合ったアプローチを取れることが強み。
また最近では企業研修を実施するなど、活動の幅を広げている。