経営者は疲れた！３つの心理背景を知って現状を好転させる

こんにちは、ビジネスメンタルトレーナーの伊庭和高です。

私の元にはさまざまな業種の経営者の方から相談が寄せられます。

その中でも特に多いのが、

経営者として働くことに疲れてしまったという声。

働く目標や意味が見出せなくなったり、

仕事のプレッシャーで疲れ果ててしまうこともあります。

結果的に売上が落ちてしまったり、

モチベーションが下がったり、

部下や取引先と問題が発生したりと、

疲れを放置していても良いことは何もないのです。

今回は経営者が疲れたと感じる原因を

独自の視点で解説していきます。

なぜ経営者は疲れてしまうのか？

多少の疲れを感じることはありますが、

「これはマズいな…」と感じる疲れならば、

原因を明らかにする必要があります。

経営者が疲れてしまうのには、

大きく３つの原因があります。

どれか１つに当てはまることもあれば、

複数に該当することもあります。

周りに気を使い過ぎている

お客様、取引先、経営者仲間、部下、…

周りに気を使い過ぎていると、

次第に疲れてしまいます。

自分よりも周りのことを先に考え、

自分軸を忘れてしまうのです。

「相手にどう思われるのか…」

「嫌われたらどうしよう…」

「変な風に思われていないか…」

相手にどう思われるかを気にするほど、

気疲れを溜め込んでしまいます。

一時的に成果が出ることもありますが、

自分の気持ちを抑えて事業を続けるので、

どこかで心に限界が来てしまうのです。

責任が重くて苦しい

・目標達成のプレッシャー

・仕事の責任を一手に担うこと

・社員や家族の生活を考えること

経営者だからこそ、大きな責任も伴います。

自分が倒れてしまえば、

事業も傾いてしまいます。

責任の重さに耐えきれなくなって疲れてしまいます。

「自分には無理ではないか…」とネガティブ思考で充満してしまうこともあります。

しかも経営者だからこそ、

苦しさを相談できる相手がいないこともあります。

相手にどう思われるかを気にしたり、

経営者だからこそのプライドが邪魔をして、

自分の中で苦しさを抱えてしまうことも多いのです。

また仕事が忙し過ぎて、

目先のことに追われてしまうこともあります。

やらなきゃいけないことばかりで、

「何のために働いているのか？」とポッカリ心に穴が空くこともあります。

経営者としての働き方に疲れてしまって、

人生の目標も見失ってしまうのです。

大きな失敗をしてしまった

仕事で大きな失敗をしてしまい、

一気に自信をなくしてしまうこともあります。

今までに経験のない失敗だったり、

予期せぬ方向からトラブルが起こったりと、

失敗によってメンタルに影響が出てしまうのです。

仕事が手につかなくなったり、

私生活でも息つく余裕が無くなったりと、

自信を失った影響は所々に現れます。

最悪の場合は失敗から立ち直れず、

一気に事業が傾いてしまうこともあります。

気持ちが立て直せなくなってしまい、

実績にも影響が出てしまうのです。

「大きな失敗をしてしまった…」

「もう経営者は疲れた…」

この様な思考になってしまうのです。

悩みは形を変えて繰り返される

「経営者には向いてないのでは？」

「経営者だから辛いのでは？」

「経営者をやめた方がいいのか？」

疲れてしまった時に、

頭の中に浮かびやすい言葉です。

今の事業を辞めたり、

働き方を変えてみれば、

一時的には楽になるでしょう。

ですが悩みに正面から向き合わないと、

形を変えて似た様な悩みが繰り返されてしまうのです。

経営者をしながら実感している悩みは、

環境を変えてもついて回るのです。

また環境を変えたとしても、

疲れを感じ続けてしまうことがあります。

ショックや後悔を引きずったりと、

仕事に悪影響を及ぼしてしまうのです。

もちろん疲れたからと言って、

今の事業を投げ出すことはできないでしょう。

仕事を続けながら、

同時に疲れも感じ続けてしまう、

まさに負のスパイラルに陥ってしまうのです。

どうすれば現状を変えられるのか？

疲れを感じる原因に正面から向き合うこと。

これこそ、悩みを根本解決するために必要なことです。

私はよく、すべての悩みの原因は自信のなさだとお伝えしています。

たとえ普段から自信を持って働けていても、

自信のなさに直面した時に、

あらゆる悩みが発生するのです。

自信のなさと向き合わずに、

環境だけを変えたとしても、

同じ悩みが繰り返されるだけです。

私は自信のなさを克服し、

本当に望む成果を出し続けるための秘訣を、

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本日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました！

このコラムの執筆者

伊庭 和高（いば かずたか）

千葉県千葉市出身。
早稲田大学大学院卒。
教育理論や心理学を学ぶ中で100人にインタビューし、独自のメンタルトレーニング理論を確立。

卒業後は高校で世界史を教えるが、本当に伝えたいことはやはり心のケアであると気づき、2017年に株式会社マイルートプラスを起業し、8年で5,000人以上を指導。

2017年11月に株式会社マイルートプラスを設立。
役職や立場を問わず成果が出ることが評判を呼び、2020年4月に著書『ストレスフリー人間関係』を出版。
増刷しロングセラー中。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった５秒のメンタルケア〜』を出版。
『女性自身』（2023年9月19日号）にて、カラー8ページで特集されるなど、独自のメソッドに注目が集まっている。

「日本の元気は気持ちから！」をミッションにしている。
職場の人間関係や仕事の目標達成について、方法が体系立ててまとめられており、お客様の現状に合ったアプローチを取れることが強み。

また最近では企業研修を実施するなど、活動の幅を広げている。