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リファラル採用が上手くいかない!難しい!良い人材を採用できない3つの理由




こんにちは、ビジネスメンタルトレーナーの伊庭和高です。

 

今回の内容は経営者や管理職、

人事担当者の方から寄せられる相談の1つです。

 

「リファラル採用を実施しているが、思ったほど上手くいかない」

 

こうした悩みを持つ人は多いです。

 

今回は独自の視点から、

リファラル採用が上手くいかない背景を解説します。




リファラル採用とは?

まずはリファラル採用について、

定義をお伝えします。

 

「既に知っている」という場合は、

このセクションは読み飛ばしてください。

 

そもそもリファラル(referral)とは、

「紹介」「推薦」という意味があります。

 

採用の際に既存社員からの紹介を使うシステムを、

リファラル採用と呼んでいます。

 

社員からの紹介や推薦を受けた人物を、

実際に選考フローに乗せてみるのです。

 

似た様な言葉に縁故採用がありますが、

こちらは社員からの推薦というよりも、

経営者や幹部社員からの紹介による採用です。

 

経営層のみの紹介であるため、

ともすると閉鎖的なシステムとも言えます。

 

その点でリファラル採用は、

できる限り多くの社員から推薦を募るので、

幅広い人材を採用できるチャンスが広がるのです。

 

リファラル採用が難しい理由

ここまでの話を踏まえると、

リファラル採用の良い面ばかりが見えてきます。

 

ですがリファラル採用が難しいと、

苦戦している会社も多いのです。

 

たとえば社員が適切な人材を推薦してくれないこと。

 

社員にも人間関係があり、

紹介者のことを良く見せようとし過ぎることもあります。

 

たとえ紹介者が入社後に問題を起こしても、

余程のことがない限り社員に責任を求めるのは酷です。

 

また会社が求める要件を、

社員が上手く認識できないこともあります。

 

その意味ではリファラル採用は、

縁故採用の枠が広がっただけとも言えるのです。

 

少しの違和感に目をつぶりがち

また採用する側も、

リファラル採用でためらいが生まれることもあります。

 

実際に選考を進める中で、

違和感を抱くこともあるでしょう。

 

ですが多少の違和感ならば、

「社員の推薦だし大丈夫では?」と甘く見てしまいがちなのです。

 

もちろんリファラル採用だとしても、

全員を採用しないといけないことはありません。

 

ですが通常の先行よりも、

バイアスが入りやすい仕組みとも言えるのです。

 

結果的に違和感を無視して採用し、

その後に上手くいかなかったという声も聞きます。

 

社員からの推薦が集まらない

またリファラル採用を続けても、

一向に社員からの推薦が集まらないこともあります。

 

確かに社員からの推薦は魅力ですが、

一方で満足に人数が集まるとは限りません。

 

一般選考の方が間口は広いので、

定期的に候補者が集まるのです。

 

リファラル採用の魅力の1つとして、

採用コストを抑えられることがあります。

 

確かにこれは事実なのですが、

一方でリファラル採用は社員に必須の仕事ではありません。

 

通常の仕事をこなしながら、

会社に良い人材がいた時に推薦を出すわけなので、

まったく候補者が集まらないこともあるのです。

 

採用をリファラル一本に絞ることは、

逆に会社が上手く回らなくなることにつながります。

 

会社としての方向性が大事

ここまで3つの理由を紹介しましたが、

私は決してリファラル採用を否定するつもりはありません。

 

良い面も数多くあるので、

上手く活用すれば会社の発展につながります。

 

ここで大事なのが、会社としての方向性です。

 

「どんな会社にしたいのか?」

 

「目標は何か?」

 

「どんな組織を作りたいのか?」

 

この様に会社のビジョンがあり、

それを実現するためにリファラル採用を実施すれば良いのです。

 

リファラル採用が上手くいかない会社は、

このビジョンを考慮していないことも多いです。

 

「これは良い方法だ!」と思い、

リファラル採用だけを取り入れても、

逆効果になることが多いのです。

 

会社の規模感であったり、

実現したいビジョンであったりを、

改めて棚卸しする必要があります。

 

その上でリファラル採用をどう活かすかを、

決めていけば大丈夫です。

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本日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました!






このコラムの執筆者

伊庭 和高

伊庭 和高(いば かずたか)

千葉県千葉市出身。
早稲田大学大学院卒。
教育理論や心理学を学ぶ中で100人にインタビューし、独自のメンタルトレーニング理論を確立。

卒業後は高校で世界史を教えるが、本当に伝えたいことはやはり心のケアであると気づき、2017年に株式会社マイルートプラスを起業し、8年で5,000人以上を指導。

2017年11月に株式会社マイルートプラスを設立。
役職や立場を問わず成果が出ることが評判を呼び、2020年4月に著書『ストレスフリー人間関係』を出版。
増刷しロングセラー中。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を出版。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページで特集されるなど、独自のメソッドに注目が集まっている。

「日本の元気は気持ちから!」をミッションにしている。
職場の人間関係や仕事の目標達成について、方法が体系立ててまとめられており、お客様の現状に合ったアプローチを取れることが強み。

また最近では企業研修を実施するなど、活動の幅を広げている。

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