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在宅勤務でサボり癖にどう対処するのか?3つの解決策を紹介




こんにちは、ビジネスメンタルトレーナーの伊庭和高です。

 

今回のテーマは「在宅勤務」

 

在宅勤務ならではの悩みについて、

当人やマネジメント層の方から相談を受けることは多いです。

 

出社せず働ける在宅勤務には、

働き方を多様化する大きなメリットがあります。

 

ですが従来までの出社して働く形態と異なる中で、

つい仕事をサボってしまうという声も届いています。

 

今回は一般の見地とは異なる独自の視点で、

在宅勤務で仕事をサボってしまう原因と対処法について解説します。




在宅勤務でなぜサボってしまうのか?

 

在宅勤務で仕事をサボってしまうのには、

大きく2つの原因があります。

 

どれか1つに当てはまることもあれば、

複数に該当することもあります。

 

誰にも見られていない

出社すれば同僚もいるわけで、

働く姿が常に誰かに見られています。

 

ですが在宅勤務では基本的に、

周囲に同僚はいません。

 

誰にも見られず緊張感がゆるんでしまい、

結果的に仕事をサボる癖がついてしまうのです。

 

これと似た様な現象が「外回り」です。

営業や先方との打ち合わせで外出中は、

同僚に姿を見られることはありません。

 

「誰も見ていないから…」と思い、

つい気を抜いてサボってしまうのです。

 

ただし外回りの場合は終わりがあります。

 

必ず帰社しないといけなかったり、

外回りばかりが続くわけではありません。

 

また定期的に成果を報告する必要があり、

成果が出ていなければ叱責されるでしょう。

 

上司も外回り経験者の場合が多く、

サボっている姿勢は自然と伝わってしまいます。

 

ですが在宅勤務の場合は、

上司も慣れていないことがほとんどで、

サボっているかどうか確証が持てないのです。

 

集中できない

在宅勤務は自宅で行うのが一般的なので、

普段と変わらない光景で仕事をします。

 

メリハリがつかず停滞したり、

私生活を持ち込んでしまうこともあるのです。

 

たとえば近くにベッドがあれば、

つい仕事を止めて寝転がりやすくなります。

 

あるいは家族がいれば、

仕事中に家事育児に駆り出されるかもしれません。

 

何より仕事用の机や椅子でなければ、

十分に仕事がはかどらないでしょう。

 

一方で出社をすれば、

仕事モードに自動的に切り替わります。

 

オフィスは仕事をする場所ですし、

障害物は何もありません。

 

在宅勤務は気づかぬうちに、

集中力を奪ってしまうのです。

 

サボり癖に対処する方法(個人編)

 

ここからは在宅勤務において、

仕事をサボってしまうのを解決する方法をお伝えします。

 

自分自身で実践できる内容と、

管理職層がマネジメントする上で役立つ内容に分けてまとめます。

 

まずは自分自身で実践できる内容を紹介します。

 

同僚と対話する機会を1日一度は盛り込む

電話でも良いですし、

Zoomの様なツールでも良いので、

同僚と対話する機会を作ってください。

 

誰にも見られていないことで、

つい仕事をサボってしまうわけです。

 

実際に対面ができなくても、

誰かと話す機会を作ることで集中力を保っていきます。

 

何かしら仕事の相談や報告でも良いですし、

結果的に雑談になっても構いません。

 

上司にお願いするのが早いですし、

在宅勤務で会う機会が減っていることから、

上司も快く応じてくれる可能性が高いです。

 

ただし注意点としては、長く話し過ぎないことです。

 

話す時間が長くなるほど、

逆に仕事をする気がなくなってしまいます。

 

諸説ありますが、話す時間は15分以内にとどめることを推奨します。

 

時間を計測して働く

出社をしていない以上、

どうしても集中力が途切れがちになります。

 

同僚に見られることもないため、

一度サボり始めるとズルズル行ってしまうのです。

 

そこでオススメなのが、

時間を計測して働くことです。

 

これは心理学では「締め切り効果」と呼ばれており、

人は期限が決まっていることで「やらなきゃ」と行動に移しやすいのです。

 

たとえば夏休みの宿題も、

ギリギリになって取り組む人がいますが、

これも締め切り効果の影響だと言えます。

 

私がお客様によくオススメするのが、

スマホのタイマー機能を使うこと。

 

ほぼすべてのスマホに初期搭載されている機能です。

 

30分、60分と時間を設定し、

あとはスタートボタンを押すだけです。

 

実際に時間を計測し始めることで、

「やらなきゃ」とお尻に火がつきやすくなります。

 

残業をしない

在宅勤務はいつでも仕事ができる様なものです。

 

退社をしなくて良いので、

勤務時間が終わってもパソコンを開けてしまいます。

 

だからこそ集中力が切れた時に、

「夜にやればいいか…」と後回しにしやすくなります。

 

ですが1日中仕事ができるために、

メリハリが生まれず生産性が落ちてしまうのです。

 

通常の勤務時と同じ様に、

基本的には定時までで仕事を終え、

その後は一切仕事をしないと決めてください。

 

もし残業が発生した場合も、

「何時までに終える」と期限を決めてください。

 

この意識を持つことで、

不必要にサボってしまうことはなくなります。

 

サボり癖に対処する方法(マネジメント編)

 

ここからは管理職や経営者の視点で、

部下のサボり癖に対処する方法をお伝えします。

 

今から紹介する内容を実践することで、

在宅勤務時に部下がサボってしまうのを防げる様になります。

 

MTGの機会を毎日最低1回は設ける

先ほど個人が取り組む方法として、

最低1回は同僚と話す機会を設けることと解説しました。

 

つまり上司の視点に立てば、

部下と話す機会を毎日最低1回は設けることです。

 

朝一番のMTGでも良いですし、

お昼休み明けでも良いです。

 

そしてできれば、毎日1回にとどめず、

複数回のMTGの実施を意識してください。

 

たとえば毎日1回だけだと、

「その瞬間を乗り切れば後はだらけていいか…」と考える部下も出てきます。

 

1回のMTGは15分以内に収めつつ、

何度か実施することで集中力を維持しやすくなります。

 

部下と1対1で話す機会を設ける

複数人でのMTGは実施していても、

個別に話をする機会を設けていないケースは意外と多いです。

 

やはり1対1で話すからこそ、

部下の状況を細かく把握できますし、

部下の目線でも緊張感が生まれます。

 

出社していれば気兼ねなく話せたものの、

在宅勤務だと個別で話す機会を作るのもひと苦労なのです。

 

もちろん毎日部下全員と個別に話すことは難しいでしょう。

 

その日に在宅勤務の部下とは個別に15分以内で話す機会を作ってみてください。

 

あるいは1週間のローテーションで、

1対1で話す日程を当て込んでいくのもオススメです。

 

在宅勤務を言い訳にしない言動を取る

目標達成できなかった理由を、

在宅勤務に求める部下は一定数います。

 

「在宅ではかどらなくて…」

「上手くアポが取れなくて…」

 

この様な言葉を聞く中で、

「まぁ仕方ないよね」と妥協してしまう上司もいるのです。

 

ですがこれでは在宅でサボる癖が強まるだけです。

 

たとえ在宅勤務をしていても、

仕事の目標達成に影響はないという姿勢を上司が持つことは大切です。

 

「在宅勤務は言い訳にならない」

「在宅勤務でも目標を達成していない場合は叱責する」

 

この様な姿勢を持って関わることで、

部下にも緊張感が生まれるでしょう。

 

もちろん在宅勤務ならではの事情もありますが、

たとえ結果的に目標達成ができなくとも、

在宅を言い訳にしない姿勢を上司が取ることで、

部下がサボる状況は未然に防げるのです。

 

まとめ

今後の社会情勢の変化に問わず、

在宅勤務はこの先も続いていくでしょう。

 

在宅勤務ならではのメリットもありますし、

100%以前の状態に戻るとは考えられません。

 

大事なのは、在宅勤務とどう付き合っていくか。

 

サボり癖がつかない様に、

あるいはサボっても軌道修正できる様に、

それぞれの目線で対策を考えておくことです。

 

私は心理学の視点から解説をし、

企業向けの研修等でも対処法を解説しています。

 

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本日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました!






部下との相性診断

このコラムの執筆者

伊庭 和高

伊庭 和高(いば かずたか)

千葉県千葉市出身。
早稲田大学大学院卒。
教育理論や心理学を学ぶ中で100人にインタビューし、独自のメンタルトレーニング理論を確立。

卒業後は高校で世界史を教えるが、本当に伝えたいことはやはり心のケアであると気づき、2017年に株式会社マイルートプラスを起業し、8年で5,000人以上を指導。

2017年11月に株式会社マイルートプラスを設立。
役職や立場を問わず成果が出ることが評判を呼び、2020年4月に著書『ストレスフリー人間関係』を出版。
増刷しロングセラー中。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を出版。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページで特集されるなど、独自のメソッドに注目が集まっている。

「日本の元気は気持ちから!」をミッションにしている。
職場の人間関係や仕事の目標達成について、方法が体系立ててまとめられており、お客様の現状に合ったアプローチを取れることが強み。

また最近では企業研修を実施するなど、活動の幅を広げている。

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