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 あなたのその悩み、自信のなさが原因です

部下に自信を持たせる3つの方法とは?部下の心理背景も解説




こんにちは、ビジネスメンタルトレーナーの伊庭和高です。

 

「自信のない部下がいる」

「部下に自信を持たせたい」

 

業種や職種を問わず、

こうした悩みを持つ上司の方は多いです。

 

自信のないまま働いていても、

良いパフォーマンスは出せません。

 

あるいは十分な成果を出していても、

自信を持てないまま働いていると、

メンタル的に不調が出るかもしれません。

 

今回は部下に自信を持たせる方法を、

独自の視点から解説します。




部下に自信を持たせる方法

 

部下に自信を持たせる方法は3つ。

 

理想は3つすべてを実践することですが、

まずは1つ意識して部下と接するだけでも効果を発揮します。

 

それでは、順番に解説していきます。

 

何に自信を持って良いか具体的に伝える

「仕事に対する意欲は素晴らしいよ」

「タイムマネジメントの意識は自信を持っていいよ」

「周りが見えているのは良いと思うよ」

 

この様に自信を持って良い対象を、

具体的に部下へ伝えてあげてください。

 

単に「仕事に自信を持って良いよ」では、

何に自信を持って良いのかわからないので、

「そんなこと言われても…」と部下は困惑してしまうでしょう。

 

自信を持って良い対象を伝えることで、

部下の中でも新たな気づきが生まれるでしょう。

 

自分でも自覚のあった対象かもしれませんし、

まったく気づいていなかった対象かもしれません。

 

感謝の気持ちを伝える

普段から部下に感謝を伝えるのは、

意識していきましょう。

 

「いつもありがとう」でも良いですし、

具体的な言葉で感謝を伝えてもOKです。

 

感謝の気持ちを言われて、

嫌な気持ちになる人はいません。

 

また感謝の気持ちを伝えるほど、

自己肯定感も高まるという研究結果も出ています。

 

感謝を伝えることが、

部下の自信にも好影響を及ぼすのです。

 

「どうしたい?」と部下に問いかける

「あなたはどうしたいの?」

「どんな風に仕事に取り組みたい?」

 

この様に「どうしたい?」という問いかけを、

意識的に部下へ使ってみてください。

 

「どうしたい?」の主語は自分自身。

 

自分がしたいと思って決めたことを実行すれば、

自信にもつながりやすいのです。

 

語尾を「〜したい」の形で問いかけ、

部下の気持ちを引き出してみてください。

 

なぜ部下が自信を持てずにいるのか?

 

部下に自信を持たせる方法を、

ここまで3つ解説しました。

 

次に部下が自信を持てない原因を、

3つ紹介します。

 

そもそも部下が自信を持てないのはなぜか?

 

3つすべてに該当する部下もいれば、

どれか1つに当てはまる部下もいます。

 

周りの目を気にしている

「上司にどう思われるのか?」

「評価に影響しないだろうか?」

「怒られたらどうしよう?」

 

この様に周りの反応を気にする部下は、

自信が持てなくなってしまいます。

 

自分の気持ちは脇に置き、

周りにどう思われるかを優先して考えるのです。

 

ですが周りの反応を気にしても、

周りが何を考えているかはわかりません。

 

相手の心を透視することは、

どう考えてもできないのです。

 

正解のわからない問題を解く様に、

いつまでも悩み続けてしまうのです。

 

失敗を怖がっている

「間違えたらどうしよう…」

「ミスをしない様にしなければ…」

 

この様に失敗を怖がっている部下は、

自信が持てずにいます。

 

失敗を怖がるあまりビクビクしたり、

思い切って挑戦しようとしないのです。

 

確かに失敗を怖がり続けていれば、

行動に移さず実際に失敗もしないでしょう。

 

ですが同時に成功もしないのです。

 

その意味で失敗を怖がり続けるのが、

実は最大の失敗だと言えます。

 

完璧主義

「まだ十分ではない…」

「もっとちゃんと仕事をしなければ…」

 

この様に完璧主義の傾向がある部下は、

自信が持てずにいます。

 

完璧さを求めるのは否定しませんが、

完璧主義まで行くのはやり過ぎです。

 

完璧さを求めるあまり、

できていない点ばかり意識が向き、

自信が持てなくなってしまうのです。

 

仕事の悩みの原因は自信のなさ

私は相談に来られる方に対して、

仕事の悩みの根本原因は自信のなさだとお伝えしています。

 

自信のなさに直面した時に、

様々な問題が発生するのです。

 

自信がないまま働いていても、

幸せな未来は待っていません。

 

仕事の人間関係に悩んだり、

ミスをしたり停滞感を抱くことも増えます。

 

「何のために働いているのか…」と虚無感を抱くかもしれません。

 

部下の自信のなさを放置していると、

最終的には部下の元気がなくなったり、

休職や退職につながるケースもあるのです。

 

部下を変えるために必要な視点

とはいえ、部下を変えることはできません。

 

冒頭で部下に自信を持たせる3つの方法を解説しましたが、

部下がどんな行動をするかは部下次第で、

自分ではコントロールできないのです。

 

「部下を変えてやる」という気持ちが強まると、

思い描いた結果が出ない時にイライラもやもやし、

自分が苦しくなってしまうのです。

 

部下が自信を持てずにいるのは、

あくまで部下の課題なのです。

 

大事なのは、部下の変化を促す意識を持つこと。

 

部下を変えることはできませんが、

部下の変化を促すことはできます。

 

そのためにも部下の心理背景を理解し、

3つの方法で自信が持てる様に促すことが大切です。

そして大事なのは習慣化であり、

3つの方法を数回実践しただけでは、

根本的な変化につながりません。

 

毎日の様に意識して部下と接することで、

部下の変化を促すことができます。

 

私は仕事の悩みを解決するために、

無料メール講座を実施しています。

 

仕事の悩みの原因である自信のなさについても、

より詳しく解説していますので、

合わせて学んでみてください。

 

本日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました!






部下との相性診断

このコラムの執筆者

伊庭 和高

伊庭 和高(いば かずたか)

千葉県千葉市出身。
早稲田大学大学院卒。
教育理論や心理学を学ぶ中で100人にインタビューし、独自のメンタルトレーニング理論を確立。

卒業後は高校で世界史を教えるが、本当に伝えたいことはやはり心のケアであると気づき、2017年に株式会社マイルートプラスを起業し、8年で5,000人以上を指導。

2017年11月に株式会社マイルートプラスを設立。
役職や立場を問わず成果が出ることが評判を呼び、2020年4月に著書『ストレスフリー人間関係』を出版。
増刷しロングセラー中。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を出版。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページで特集されるなど、独自のメソッドに注目が集まっている。

「日本の元気は気持ちから!」をミッションにしている。
職場の人間関係や仕事の目標達成について、方法が体系立ててまとめられており、お客様の現状に合ったアプローチを取れることが強み。

また最近では企業研修を実施するなど、活動の幅を広げている。

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