管理職が転職するのは裏切りではない！現状を好転させる秘訣
こんにちは、伊庭和高です。
今回取り上げるのは「管理職の転職」
たとえ管理職であっても、
転職を考えることはあります。
１つの会社で定年まで勤め上げることは、
これからレアケースになるかもしれません。
さまざまな会社でキャリアを形成する人は、
間違いなく増加していきます。
とはいえいざ転職を考えた時に、
「本当に良いのかな…」と迷う管理職の方は意外といます。
今回は一般の見地とは異なる独自の視点で、
管理職が転職を考える背景やためらいについて詳しく解説します。
管理職での転職を考える理由
管理職が転職を考える理由は、
大きく分けると２つ。
ポジティブな理由とネガティブな理由に分かれるのです。
どちらに該当するか、
あるいは両方に該当するか、
まずは振り返ってみることが大切です。
キャリアアップ
今の会社よりも待遇が良かったり、
より大手企業へ転職したりと、
キャリアアップで転職を考えることもあります。
あるいは自分のやりたいことの実現のため、
転職を考えることもあるでしょう。
管理職まで到達したことで、
「この先どうしたいのか？」と深く問いかけるタイミングにもなります。
今の会社で尽力するのも１つですが、
管理職になったからこそ転職市場でも価値が出て来ます。
今まで積み重ねて来た職歴が、
転職市場でもより評価されやすいタイミングです。
仕事がきつい
先ほどは前向きな理由を紹介しましたが、
後ろ向きな理由で転職を考える人もいます。
管理職としての仕事が大変だったりと、
環境を変えるために転職を考えるのです。
また管理職とひと口に言っても、
自分が望む待遇を受けられているとは限りません。
以前より待遇が悪化してしまうこともあれば、
名ばかり管理職で苦しんでいる人もいます。
管理職になったことで、
今までより会社の嫌な面が見えてしまうこともあるのです。
転職を踏みとどまりそうになる理由
前向き・後ろ向きどちらの理由にしても、
転職を踏みとどまる気持ちが出てくることもあります。
管理職とはその名の通り、
部下を「管理」するのが仕事です。
つまり部下と関わることも増えますし、
部下からも特別な目で見られています。
そんな管理職が転職をすることで、
部内に動揺を与えてしまうことを懸念しているのです。
さらに言えば「管理職で転職するのは裏切りでは？」と思うこともあるのです。
どこか後ろめたさを感じてしまい、
転職を踏みとどまってしまうこともあるのです。
大事なのは「自分がどうしたいのか？」
ここで大事なのは、自分の気持ちです。
「自分はどうしたいのか？」と問いかけ、
決断を下すことが必要になってきます。
転職をしても、しなくても、
どちらの結論になっても良いと思います。
ですが最終的には自分が納得できる結論を出さないと、
いつまでもモヤモヤした気持ちを引きずってしまいます。
「やっぱりこうすれば良かったな…」
後悔の気持ちを抱え続けているならば、
その結論に納得していないということです。
たとえ転職を選択しても、
決して裏切りでもなければ後ろめたいことでもありません。
周りは自分の想像以上に、
自分のことは気にしていません。
それこそ自分が転職しても、
新たな管理職が配置されるだけです。
代わりはいくらでもいるのです。
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本日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました！
このコラムの執筆者
伊庭 和高（いば かずたか）
千葉県千葉市出身。
早稲田大学大学院卒。
教育理論や心理学を学ぶ中で100人にインタビューし、独自のメンタルトレーニング理論を確立。
卒業後は高校で世界史を教えるが、本当に伝えたいことはやはり心のケアであると気づき、2017年に株式会社マイルートプラスを起業し、8年で5,000人以上を指導。
2017年11月に株式会社マイルートプラスを設立。
役職や立場を問わず成果が出ることが評判を呼び、2020年4月に著書『ストレスフリー人間関係』を出版。
増刷しロングセラー中。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった５秒のメンタルケア〜』を出版。
『女性自身』（2023年9月19日号）にて、カラー8ページで特集されるなど、独自のメソッドに注目が集まっている。
「日本の元気は気持ちから！」をミッションにしている。
職場の人間関係や仕事の目標達成について、方法が体系立ててまとめられており、お客様の現状に合ったアプローチを取れることが強み。
また最近では企業研修を実施するなど、活動の幅を広げている。
