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【管理職必見】新入社員へやってはいけないこと5選!




こんにちは、ビジネスメンタルトレーナーの伊庭和高です。

 

今回は管理職の方から、

よく寄せられる相談の1つを取り上げます。

 

「新人にどう接していいかわからない」

 

新入社員への接し方で悩んでいる方は、

業種を超えて多いのです。

 

接し方を間違えてしまえば、

休職や離職につながることもあります。

 

かといって何もせず放置していれば、

成長を妨げることにもなります。

 

私は独自の心理学の手法を開発し、

これまで個人のお客様から企業研修まで、

5000名以上のお客様と関わってきました。

 

今回は一般の見地とは異なる独自の視点で、

新入社員へやってはいけないことを解説します。




新入社員へやってはいけないこと

 

新入社員へやってはいけないことは、

大きく5つあります。

 

管理職の方が新人と関わる上で、

さっそく意識していただけたらと思います。

 

自主性を尊重する

「社員の自主性を尊重しよう!」

 

こうした言葉を耳にする機会も増えていますが、

新入社員の指導においては逆効果。

 

いきなり自主性を尊重すると、

逆にマイナスの方向へ進むのです。

 

入社したばかりでは、

会社のルールや慣習や仕事の進め方など、

まだ何もわからない新人が圧倒的多数です。

 

そんな中で自主的に仕事をさせたり、

「好きにやっていい」と放任すれば、

新人は困ってしまうのです。

 

間違った仕事の仕方を覚えてしまったり、

基礎を飛ばしてしまうこともあります。

 

「型あっての型破り」という言葉がありますが、

基本の型ができるまでは自主性を封印します。

 

一通りの仕事を覚えてから、

新人の自主性を尊重するのが正解です。

 

名前を呼ばない

これは心理学の視点で言われていますが、

名前を呼ばずに関わると信頼関係の構築に時間がかかります。

 

私たち人間は名前を呼ばれることで、

無意識に安心感を抱く生き物なのです。

 

生まれた時から名前を授けられているので、

自分の名前を呼ばれると本能的に嬉しくなるのです。

 

新入社員の名前を意識して呼びながら関わることで、

信頼関係の構築はスムーズに進みます。

 

ただし名前とは、あくまで名字のことです。

 

いきなり下の名前で読んだり、

ニックネームで呼ぶことは、

逆に気持ち悪がられてしまうこともあります。

 

教育係に任せきり

最近は多くの企業で、

新入社員の教育係を決めています。

 

メンターやOJT担当など呼称は異なるものの、

教育係を決めることでフォローしやすい体制を作っているのです。

 

ただし教育係に任せきりなのも、

ただし教育係に任せきりなのも、

 

教育係の相性が悪いと、

むしろ新人がストレスを溜め込むこともあります。

 

また教育係も新人の指導に不安を抱いていることもあり、

自信を持って接することができないケースもあります。

 

教育係と定期的に話をし、

進捗の確認や不安の共有をすることが大切です。

 

また同様に新人とも定期的に話をしながら、

何でも話していい関係を作っておくことが大切です。

 

頻繁に食事に誘う

管理職を始め上司の人に多いのが、

新入社員を食事に誘うこと。

 

ランチを一緒に食べたり、

勤務後に食事をしながら交流することで、

仕事をしやすい雰囲気を作っているのです。

 

それ自体は大切なことなのですが、

何度も食事に誘うのは逆効果です。

 

お昼休みを1人で過ごしたい新人もいますし、

仕事の整理をしたいと考えているかもしれません。

 

あるいは新人は気を張ってしまうので、

勤務終了後にドッと疲れが押し寄せるかもしれません。

 

そんな中で何度も食事に誘えば、

余計に新人を疲れさせてしまうのです。

 

1度は食事に誘うのは大事ですが、

何度も食事に誘うのは避けるのが良いです。

 

仕事の愚痴や不満を吐き出す

そして意外とやってしまいがちなのが、

仕事の愚痴や不満を吐き出してしまうこと。

 

長く働く中で感じることはあるでしょうが、

新人はまだ入社したばかりです。

 

やりがいや目標を感じて入社したわけなので、

いきなりネガティブな話を聞けば意欲も下がります。

 

勤務姿勢に影響が出たり、

早期の離職につながることもあります。

 

たとえ愚痴や不満があっても、

新人の前でこぼすのは避けましょう。

 

新入社員のメンタルヘルスにも気を配る

ここまで5つのポイントをお伝えしました。

 

これらのポイントを意識することで、

新入社員と最適な関わり方を実践できます。

 

また管理職として働く上では、

新入社員のメンタルヘルスにも気を配る必要があります。

 

新人がメンタルの不調を起こさない様に、

注意をしながら接していきましょう。

 

そしてメンタルヘルスと聞くと、

うつ病を思い浮かべる人も多いのです。

 

確かにうつ病はメンタル不調の典型ですし、

休職や退職にもつながりやすいです。

 

ですがメンタルヘルスのポイントは、

うつ病より前の段階です。

 

うつ病の傾向を示す前に、

社員は精神的な不調を示しています。

 

「遅刻や早退や欠勤が増えてきた」

 

「仕事のミスが増えた」

 

「最近元気がなくなった」

 

「報連相が遅くなった」

 

「当たり障りない返事ばかりする様になった」

 

これらは精神的な不調時に起きる言動の具体例です。

 

これらの言動が新入社員から見えた時に、

適切な対応を取ることがメンタルヘルスのポイントなのです。

 

うつ病になる前段階で対応しなければ、

根本的な解決へとつながらないと言えます。

 

まとめ

新入社員と関わる上で、

管理職の方が意識したいポイントを解説しました。

 

もちろん企業によって方針も違えば、

新人の個性にも違いはあります。

 

ただし今回お伝えした内容や、

どんな状況でも応用が効く本質的な内容になっています。

 

ぜひご自身の状況に当てはめて、

さっそく実践していただけたらと思います。

 

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本日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました!






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このコラムの執筆者

伊庭 和高

伊庭 和高(いば かずたか)

千葉県千葉市出身。
早稲田大学大学院卒。
教育理論や心理学を学ぶ中で100人にインタビューし、独自のメンタルトレーニング理論を確立。

卒業後は高校で世界史を教えるが、本当に伝えたいことはやはり心のケアであると気づき、2017年に株式会社マイルートプラスを起業し、8年で5,000人以上を指導。

2017年11月に株式会社マイルートプラスを設立。
役職や立場を問わず成果が出ることが評判を呼び、2020年4月に著書『ストレスフリー人間関係』を出版。
増刷しロングセラー中。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を出版。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページで特集されるなど、独自のメソッドに注目が集まっている。

「日本の元気は気持ちから!」をミッションにしている。
職場の人間関係や仕事の目標達成について、方法が体系立ててまとめられており、お客様の現状に合ったアプローチを取れることが強み。

また最近では企業研修を実施するなど、活動の幅を広げている。

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