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職場で人によって態度を変える人の2つの心理とは?改善策まとめ





こんにちは、ビジネスメンタルトレーナーの伊庭和高です。

 

人によって態度を変える人が職場にいると、

気になっているケースは多いです。

 

発言や態度がコロコロ変わり、

周りはイライラしているかもしれません。

 

また態度を変えてしまう当事者からも、

「何とかして現状を変えたい」と相談を受けることはあります。

 

今回は独自の視点から、

職場で人によって態度を変える人の心理背景を解説します。




人によって態度を変えるのはなぜ?

 

職場で人によって態度を変える人には、

2つの心理背景があります。

 

どちらか1つに該当することもあれば、

両方に当てはまることもあります。

 

周りの反応を気にしている

「嫌われない様にしないと…」

「変な風に思われないかな…」

 

この様に周りの反応を気にしていると、

態度が人によって変わります。

 

自分の気持ちよりも先に、

周りにどう思われるかを優先するのです。

 

自分軸と他人軸という言葉がありますが、

まさに他人軸になっている状態です。

 

周りの反応を気にするので、

相手によって態度が変わってしまいます。

 

自分の中に一貫した軸がないので、

その場しのぎの関わり方になってしまうのです。

 

必要とされたい

「評価されたい」

「居場所が欲しい」

「褒められたい」

 

この様に相手に必要とされるために、

態度を人によって変えてしまう人もいます。

 

心理学には承認欲求という言葉がありますが、

まさに承認欲求を満たしている状態です。

 

ですが相手の反応は相手次第で、

自分にはコントロールできません。

 

必要とされるために振る舞っても、

相手から必要とされなくなることもあります。

 

「自分は必要とされているのか?」と、

心の中で常に不安を抱くことにもなるのです。

 

昇進して課題が表面化することも!

ここまで2つの心理背景を紹介しましたが、

昇進して課題が表面化するケースがあります。

 

大きなプロジェクトを任されたり、

管理職に昇進したことによって、

仕事がうまくいかなくなるケースは多いのです。

 

それこそいち社員として働く上では、

人によって態度を変えることでその場をやり過ごせたり、

むしろ評価されることもあったでしょう。

 

ですが昇進して自分の責任が増すほど、

態度を変える様子は多くの人が目にして嫌悪感を抱かれます。

 

また態度に一貫性がないと思われ、

逆に評価を下げてしまうこともあるのです。

 

悩みは形を変えて繰り返される

「時間が解決してくれる…」と思い込み、

課題に向き合おうとしない人がいます。

 

ですが異動や転職など環境を変えても、

自分が変わらないと同じ悩みを繰り返してしまいます。

 

人によって態度を変えてしまう状況が、

形を変えて繰り返されるのです。

 

時間が解決してくれることはなく、

いつまでも悩みが繰り返されてしまいます。

 

また役職からの降格願いを出しても、

根本的な解決にはつながりません。

 

一時的に楽にはなるでしょうが、

失敗経験が心に残り仕事に悪影響が出てしまいます。

 

また周りからの評価も落ちているので、

居場所を感じられないかもしれません。

 

自信のなさが根本原因

私は相談に来られる方に対して、

仕事の悩みの根本原因は自信のなさだとお伝えしています。

 

人によって態度を変えてしまうのも、

自分の自信のなさが原因です。

 

自信があれば態度を変える必要がありません。

 

自分軸を持ちブレずに関われるので、

結果的に周りからも信頼されるでしょう。

 

自分に自信がないから対応がブレて、

態度や言動に一貫性がなくなるのです。

 

周りの反応を気にしたり、

必要とされたいと思い続けるのも、

自信のなさが背景にあります。

 

現状を改善する2つの方法

 

ここからは具体的に、

人によって態度を変えるのをやめる方法を解説します。

 

2つの方法を繰り返し実践することで、

他人軸ではなく自分軸を持ちながら、

ブレずに人と関われる様になります。

 

自分で自分の気持ちを声に出す

まず最初に取り組むのは、

自分で自分の気持ちを声に出すこと。

 

人によって態度を変える人は、

自分の気持ちを声に出していません。

 

普段から声に出さず、頭の中で考えがちなのです。

 

私たち人間の脳は頭の中で考えるほど、

ネガティブ思考が強まる習性があります。

 

一説では1日に考えることの9割が、

ネガティブな事柄だと言われています。

 

周りの反応が気になったり、

必要とされたいと思ってしまうのも、

頭の中で考えている時です。

 

どんな気持ちでも大丈夫です。

まずは自分で自分の気持ちを声に出すことが、

現状を変える第一歩です。

 

「どうしたい?」と問いかける

そして自分の気持ちを声に出した後は、

「どうしたい?」と問いかけます。

 

「どうしたい?」の主語は自分自身。

 

人によって態度が変わる人ほど、

自分を主語に問いかけていません。

 

自分以外の誰かのことを考えています。

 

「した方がいい」

「するべきだ」

「しなければならない」

「してあげる」

「して欲しい」

 

たとえばこれらの言葉は、

自分以外の誰かのことを考えている時に浮かびます。

 

周りのことを先に考えて、

まさに他人軸になってしまうのです。

 

また「どうしたい?」ではなく、

「どうすればいい?」と考えがちなのも、

人によって態度が変わる人の特徴です。

 

「私はどうすればいいの?」と考え、

答えを周りに求めてしまうので、

いつまでも自分の気持ちがわからないのです。

 

周りの言動に振り回され疲れてしまったり、

逆に周りからの信頼を失ってしまうこともあります。

 

「どうしたい?」と自分を主語に問いかけるのは、

人によって態度が変わるのを克服するために不可欠です。

 

大事なのは習慣化です

ここまで紹介した2つの方法を実践することで、

現状は確実に好転します。

 

人によって態度が変わる状況を改善し、

ストレスフリーで働ける様になります。

 

ただし大事なのは「習慣化」です。

 

一度や二度だけ実践しても、

根本的な変化につながりません。

 

何度も実践して習慣にするからこそ、

普段の振る舞いや働き方に現れるのです。

 

私は現在、仕事の悩みを解決するための、

無料メール講座を実施していますので、

合わせて学んでみてください。

 

また著書を通して仕事の悩みを解決する方法を解説しているので、

こちらも合わせて読んでみてください。

 

本日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました!





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このコラムの執筆者

伊庭 和高

伊庭 和高(いば かずたか)

千葉県千葉市出身。
早稲田大学大学院卒。
教育理論や心理学を学ぶ中で100人にインタビューし、独自のメンタルトレーニング理論を確立。

卒業後は高校で世界史を教えるが、本当に伝えたいことはやはり心のケアであると気づき、2017年に株式会社マイルートプラスを起業し、8年で5,000人以上を指導。

2017年11月に株式会社マイルートプラスを設立。
役職や立場を問わず成果が出ることが評判を呼び、2020年4月に著書『ストレスフリー人間関係』を出版。
増刷しロングセラー中。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を出版。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページで特集されるなど、独自のメソッドに注目が集まっている。

「日本の元気は気持ちから!」をミッションにしている。
職場の人間関係や仕事の目標達成について、方法が体系立ててまとめられており、お客様の現状に合ったアプローチを取れることが強み。

また最近では企業研修を実施するなど、活動の幅を広げている。

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