部下にキレる上司の３つの特徴！自信のなさが原因です

こんにちは、ビジネスメンタルトレーナーの伊庭和高です。

「つい部下にキレてしまうのをやめたい」

「やたらキレる上司がいて苦しい」

こうした悩みは上司と部下それぞれからよく寄せられます。

部下にキレてしまっても、

良いことは何もありません。

部下は萎縮してしまいますし、

心の中で反発しているかもしれません。

両者の関係性が悪化して、

仕事も進めにくくなるでしょう。

そこで今回は一般の見地とは異なる視点で、

部下にキレる上司の特徴を解説します。

なぜ部下にキレてしまうのか？

実は部下にキレてしまう上司には、

大きく３つの心理背景があります。

どれか１つに当てはまることもあれば、

複数に該当することもあります。

思い通りにならない

「どうして指示した通りにやらないのか？」

「なぜこれしか成果を出せないのか？」

この様に自分の思い通りにならないと、

上司は部下にキレやすくなります。

部下の言動を見てイライラしてしまうのです。

役職が上がるほど仕事は増えますし、

部下の仕事を気にかける必要も出てきます。

自分で全部やれば良いのではなく、

誰かに任せる必要が出てくるので、

「自分がやった方が早い」と思う瞬間も出てくるのです。

あるいは自分が求める基準が高く、

部下を苦しめてしまうケースもあります。

精神的に余裕がない

これは仕事だけに限りませんが、

心に余裕がないと周囲にキツく当たってしまいます。

仕事に追われていたり、

複数の仕事を同時にこなしていたり、

期限に迫られている時ほど、

ついカッとなってしまうのです。

余裕がなければ対応も雑になりますし、

少しでも面倒なことがあるとイラついてしまいます。

自分でもキレたくないのに、

つい部下の前で言動を荒立ててしまうのです。

ストレス発散

自分のストレスを発散するために、

部下にキレる上司の人は意外といます。

仕事が上手くいかなかったり、

会社に不満が溜まっていたり、

クライアントに嫌なことを言われたりすれば、

そのストレスを立場が弱い部下にぶつけてしまうのです。

部下自身にキレることもあれば、

別の相手にキレていることもあります。

部下からしてみれば、

上司のストレスのはけ口になっているので、

決して良い気分にはならないでしょう。

部下にキレる原因

私はお客様に対して、

すべての悩みの原因は自信のなさだと解説しています。

部下にキレてしまうのも、

上司の自信のなさが根本的な原因です。

たとえ普段は自信を持って働いていても、

自信のなさに直面した時に部下へキレてしまうのです。

自分に自信がないから、

思い通りにならないことに苛立ってしまいます。

自信があれば心に余裕を作れますし、

ドンと落ち着いて構えていられます。

ストレスを部下にぶつけることもなく、

自分でストレス要因に対処できているのです。

つまり自信の有無が、

部下にキレるかどうかの分岐点なのです。

実は部下にも原因がある

もちろん上司だけに原因はありません。

そもそも人間関係とは、

自分と相手がいて成り立ちます。

どちらか一方だけに原因があるのはあり得ません。

それこそ部下にも自信のなさがあるのです。

たとえば上司の顔色を伺い続けることで、

自分の意見を押し込めているかもしれません。

「何を考えているのか？」と思い、

部下にキツく当たってしまうこともあるのです。

あるいは同じミスを繰り返しても、

一向に改善しようとしないかもしれません。

上司と部下どちらか片方を責めるのではなく、

どちらにも原因があると考えるのが大事です。

とはいえ上司目線で考えれば、

部下を変えることはできません。

どれだけ相手を変えようと思っても、

相手の言動は相手次第なのです。

「部下が悪いのに…」

「部下が変わればいい…」

この様に部下に変化を求めても、

現状は変わらないのです。

悩みは形を変えて繰り返される

私はよく、悩みは形を変えて繰り返されると伝えています。

部下にキレてしまう状況も、

場面を変えて繰り返しているのです。

あるいは部下を変えながら、

キレてしまう状況が繰り返されます。

対象の部下が異動や退職をしても、

別の部下を見つけてキレてしまうのです。

時間が解決することはなく、

働く限り同じ悩みが発生し続けるのです。

どうすれば現状を変えられるのか？

先ほどもお伝えした様に、

部下にキレてしまう原因は自信のなさです。

そして部下を変えることもできません。

大事なのは、まずは自分が変わること。

自分が変わることに意識を向ければ、

自分の言動が変わるので部下への接し方も変わります。

自信のなさと向き合いながら、

部下にキレてしまう悩みを解決することで、

理想の働き方ができる様になります。

私は本当に望む成果を出し続けるための秘訣を、

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本日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました！

このコラムの執筆者

伊庭 和高（いば かずたか）

千葉県千葉市出身。
早稲田大学大学院卒。
教育理論や心理学を学ぶ中で100人にインタビューし、独自のメンタルトレーニング理論を確立。

卒業後は高校で世界史を教えるが、本当に伝えたいことはやはり心のケアであると気づき、2017年に株式会社マイルートプラスを起業し、8年で5,000人以上を指導。

2017年11月に株式会社マイルートプラスを設立。
役職や立場を問わず成果が出ることが評判を呼び、2020年4月に著書『ストレスフリー人間関係』を出版。
増刷しロングセラー中。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった５秒のメンタルケア〜』を出版。
『女性自身』（2023年9月19日号）にて、カラー8ページで特集されるなど、独自のメソッドに注目が集まっている。

「日本の元気は気持ちから！」をミッションにしている。
職場の人間関係や仕事の目標達成について、方法が体系立ててまとめられており、お客様の現状に合ったアプローチを取れることが強み。

また最近では企業研修を実施するなど、活動の幅を広げている。