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他責思考な部下の3つの原因!上司が取るべき改善策まとめ




こんにちは、ビジネスメンタルトレーナーの伊庭和高です。

 

今回のテーマは「他責思考」

 

これまで5000名以上のお客様の相談に乗って来ましたが、

他責思考の相談を受けることも多いです。

 

「仕事でミスをすると誰かのせいにする」

「自分は悪くないという態度が透けて見える」

 

仕事ができない部下が他責思考を取ることもあれば、

仕事のできる部下が他責思考を取ることもあります。

 

普段は優秀な社員であっても、

自分に都合が悪い時だけ他責思考を取り、

責任を上手く回避しているケースもあるのです。

他責思考を部下が続けている状態は、

長期的に見て組織に良い影響をもたらしません。

 

他の部下が不満やストレスを感じ、

仕事を辞めてしまう可能性もあります。

 

また他責思考を続ける部下がいると、

仕事の生産性にもマイナスの影響を及ぼします。

 

これは会社全体にとって損失ですし、

早急に改善する必要があると言えます。

 

今回は他責思考を取る部下について、

一般の見地とは異なるぬいぐるみ心理学の見地から解説します。




他責思考を取る部下の3つの特徴

 

まずは一般的に、

他責思考を取る部下の特徴を3つ解説します。

 

誰かや何かのせいにする部下には、

大きく3つの特徴があるのです。

 

どれか1つに当てはまることもあれば、

複数に該当することもあります。

 

「どうしたらいいのか?」が口癖

他責思考を続ける人は、

「どうしたらいいのか?」が口癖になっています。

 

「私はどうしたらいいの?」という様に、

解決策を周囲に求める傾向があります。

 

自分で考えることをせず、

上司や同僚に解決策を求めてしまうので、

上手くいかない時は周りのせいにしてしまいます。

 

あの人に言われてやったから自分は悪くない

 

「どうしたらいいのか?」で行動していると、

上手くいかない時の言い訳を作れるのです。

ちなみに他責思考ではなく自責思考の人は、

「どうしたいのか?」が口癖になっています。

 

「どうしたいのか?」の主語は自分。

 

自分を主語にして問いかけることで、

何があっても自分の責任だと思える様になるのです。

 

「どうしたらいいのか?」と「どうしたいのか?」

 

一文字だけの違いですが、

他責思考と自責思考を分ける鍵と言えます。

 

周りの目を気にしている

他責思考を取ってしまう時ほど、

周りの目を気にしています。

 

周りにどう思われるかを気にして働いているのです。

 

これを伝えてどう思われるのか?
否定されたらどうしよう…
上司は良く思わないのでは…

 

この様に周りの反応を気にして働くほど、

主体的に仕事に取り組めなくなります。

 

自分の気持ちを押さえ込み、

周りありきで働く様になるので、

自然と他責思考が身についてしまいます。

 

ちなみに周りの目を気にする部下は、

仕事以外でも周りの目を気にしている可能性があります。

 

 

決断を先延ばしにする

他責思考の一面が出る時ほど、

決断を先延ばしにします。

 

仕事で決断を迫られた時に、

今この場で決断ができなくなってしまうのです。

 

自分で決断をしてしまえば、

他責思考を続けることができなくなります。

 

他責思考を続けるためには、

決断を先延ばしにし周りの意見を取り入れることが必要なのです。

 

逆に言えば自責思考で働ける人は、

あらゆる決断が早いです。

 

意思決定スピードが早いので、

その分だけ成果を出せますし、

仕事も早く進む様になります。

 

部下が他責思考を取る根本原因

私はぬいぐるみ心理学において、

すべての悩みの原因は自信のなさであると解説しています。

 

部下が他責思考を取る根本的な原因も、

自分の自信のなさなのです。

 

想像してみてください。

 

もし部下が自信を持って働いていれば、

そもそも他責思考を取る必要はありません。

 

誰かや何かのせいにせずに、

自分自身を省みることができるのです。

 

自分に自信が持てないからこそ、

他責思考に走ってしまうのです。

 

仕事において自信がなぜ大切なのか?

自信を持って働くことができれば、

その分だけ成果も生まれやすくなります。

 

堂々と自分の意見を伝えられたり、

周りに流されずに決断できたりと、

自信があれば売上アップや信頼構築に直結するのです。

 

一方で自分に自信が持てなければ、

その分だけ仕事で成果は出なくなります。

 

自分の意見を上手く伝えられなかったり、

周りの言動に流されやすくなったりと、

常に悩みやストレスを抱き続けるのです。

 

他責思考を続けてしまう現象も、

自信が持てていないからこそ生まれるものです。

 

部下が自信を持って働ける様になることが、

仕事のスピードを上げることはもちろん、

仕事で理想の成果を上げることにもつながります。

 

また周囲に悪影響を与えることもなくなるので、

職場全体が良い方向に進んでいけるのです。

 

部下の他責思考の改善方法因

 

ここからは他責思考を取る部下の改善法を解説します。

 

上司が取るべき解決策は何なのか…

 

一般的にもよく語られている方法で、

既に部下に実践を促したこともあるかもしれません。

 

「もし自分にも原因があるとしたら?」と問いかける

他責思考を続けている状態だと、

「自分は悪くない」と無意識のうちに考えています。

 

ですが一切自分が悪くないことはありません。

自分にも振り返る点が必ずあります。

 

誰かや何かのせいにする部下がいたら、

「もし自分にも原因があるとしたら?」と問いかけてください。

 

何度か問いかけることで、

自分の原因を振り返り始めます。

 

他責思考の比重が強まっているので、

自責思考を促していくことが重要です。

 

課題を指摘しても根本が変わらない

この方法を試したけど一向に変わらない…

 

先ほどの方法を試しても上手くいかない声も、

私の所に多く届いています。

 

先ほどお伝えした方法は、

「自責思考を上司から促す」方法です。

 

たとえ上司から機会を作っても、

部下が素直に聞き入れるかどうかはわかりません。

 

それこそ課題を指摘したことに逆上して、

かえって言うことを聞かなくなる可能性もあります。

 

その場で自責思考になったフリをして、

「自分に原因なんかわるはずない」と心の中で思っていることもあります。

 

どれだけ上司が働きかけても、

本人が気づくとは限らないのです。

 

本質は別のところにある

先ほどもお伝えした様に、

悩みの原因は自信のなさ。

 

他責思考を取ってしまう部下には、

メンタル面に根本的な原因があるのです。

 

部下自身のメンタル面に課題があるので、

部下自身が向き合わないと変化が生まれにくいのです。

 

上司の側からいくら働きかけても、

部下が自信が持てる様にならない限り、

現状は根本から解決しないのです。

 

そして非常に大事なことなのですが…

 

仕事を通して自信をつけさせようとしても、

本当の意味では自信はつかないのです。

「仕事」と「プライベート」という分け方は、

ここ数世紀の間で生まれました。

 

ですが人間の本能的な部分では、

仕事もプライベートも分けられず、自分の人生の時間としてひとまとめにされています。

 

他責思考を取っている部下は、

プライベートでも似た様な課題を抱えているのです。

 

それこそプライベートでも他責思考を取り、

上手くいかないことは誰かや何かのせいにしているのです。

 

仕事を通して自信をつけさせようとしても、

プライベートも含め本人が自信のなさに向き合わないと、

根本から変化は生まれないのです。

 

私はぬいぐるみ心理学において、

悩みを解決する本質的な方法を体系化しました。

 

他責思考を取ってしまう悩みも解決に向かいますし、

他責思考ではなく自責思考で仕事に取り組める様に改善します。

 

またこの方法を素直に実践することで、

仕事におけるあらゆる悩みが解決へと向かいます。

 

詳細は別の記事で特集していますので、合わせて読んでみてください。

 

また、他責思考な部下の様に、

部下との関わりに悩む上司が絶対知っておくべき心理背景も以下でまとめています。

◯:部下との関わりに悩む上司が絶対知っておくべき心理背景

また私は本当に望む成果を出し続けるための秘訣を、

無料メール講座で解説しています。

 

こちらも登録し学んでみてください。

 

本日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました!






部下との相性診断

このコラムの執筆者

伊庭 和高

伊庭 和高(いば かずたか)

千葉県千葉市出身。
早稲田大学大学院卒。
教育理論や心理学を学ぶ中で100人にインタビューし、独自のメンタルトレーニング理論を確立。

卒業後は高校で世界史を教えるが、本当に伝えたいことはやはり心のケアであると気づき、2017年に株式会社マイルートプラスを起業し、8年で5,000人以上を指導。

2017年11月に株式会社マイルートプラスを設立。
役職や立場を問わず成果が出ることが評判を呼び、2020年4月に著書『ストレスフリー人間関係』を出版。
増刷しロングセラー中。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を出版。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページで特集されるなど、独自のメソッドに注目が集まっている。

「日本の元気は気持ちから!」をミッションにしている。
職場の人間関係や仕事の目標達成について、方法が体系立ててまとめられており、お客様の現状に合ったアプローチを取れることが強み。

また最近では企業研修を実施するなど、活動の幅を広げている。

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