社長なのに話しかけにくいと言われた！２つの原因を徹底解説

こんにちは、ビジネスメンタルトレーナーの伊庭和高です。

今回は規模や業種を問わず、

経営者の方からよく寄せられる相談です。

「話しかけにくいと言われた」

「何だか社内の雰囲気がぎこちない」

風通しが良い職場の方が、

生産性もアップしスムーズに仕事が進みます。

一方で話しかけにくいと思われていると、

仕事をするにも悪影響が出るでしょう。

報連相が滞ったり、

社員がストレスを感じやすくなるのです。

今回は一般の見地とは異なる視点から、

社長が話しかけにくいと言われた原因を解説します。

話しかけにくいと思われている原因

話しかけにくいと言われたのは、

大きく２つの原因があります。

どちらか１つに当てはまることもあれば、

両方に該当することもあります。

威圧的な振る舞いをしている

つい高圧的な言動を取ったり…

カッとなることが多かったり…

威圧的な振る舞いをしていれば、

周囲は萎縮してしまいます。

何か話すことで社長を刺激すると思われているのです。

言い方がキツくなったり、

ダメ出しから話を始めたりと、

自分の言動が悪影響を与えているのです。

「キレやすい一面がある」

「高圧的に接することがある」

もしこの様な自覚がある場合は要注意です。

本音を話していない

自分の気持ちを偽ったり、

建前ばかりを使っていれば、

社員は社長のことを信頼できなくなります。

「何を考えているかわからない」

「何か隠している感じがする」

こうした気持ちを抱かれるほど、

社員も社長に話しかけることがなくなります。

「自分は本音を話さないけど、みんなは何を話しても良いよ」

もしこの様に思っていれば、

何の説得力もありません。

社員に気を使っていたり、

本音を伝えるのを遠慮していれば、

話しかけにくさを社員に発してしまうのです。

自分にも原因がある

ここまで原因を振り返ってきましたが、

人間関係なので自分にも相手にも原因はあります。

社長である自分にも、

社員である相手にも、

現状を招いた原因はあるのです。

とはいえ相手を変えることはできません。

相手を変えようと頑張っても、

相手の行動は相手次第でコントロールできないのです。

ですが自分が変わることは、

自分次第で今からできます。

私はお客様に、すべての悩みの原因は自信のなさだと伝えています。

話しかけにくいと言われてしまうのも、

社長の自信のなさが原因です。

自分に自信が持てずにいる時に、

つい威圧的な言動を取ってしまったり、

本心を隠そうとしてしまうのです。

一方で自信を持って働いていれば、

心に余裕を持って社員と関われますし、

本心を素直に伝えられるのです。

話しかけにくいと思われ続けるとどうなるか？

何より現状を放置しても、

良いことはありません。

話しかけにくいと思われれば、

それだけ仕事がスムーズに進まないのです。

予想外のミスが起きたり、

意思疎通が上手くできなくなります。

あるいは社長の言動を見て、

社員が見切りをつけることもあります。

「もう社長の元では働けない」

この様に思われてしまえば、

何かと理由をつけて退職してしまうのです。

悩みは形を変えて繰り返される

「相手が悪い」という様に、

原因を相手にばかり求めれば、

一時的に気持ちは楽になるでしょう。

あるいはストレス発散をすれば、

気持ちは一時的にスッキリするでしょう。

ですが悩みの原因が解決していないので、

再び同じ問題に直面してしまいます。

たとえ社員が辞めても、

別の社員が話しかけにくさを感じる様になります。

相手や環境を変えて、

悩みは何度でも繰り返されるのです。

自信のなさに向き合わない限り、

悩みはいつまでも繰り返されてしまうのです。

どうすれば現状を変えられるのか？

環境や相手を変えても、

自分が変わらない限り悩みは繰り返されます。

だからこそ、まずは自分が変わること。

「もし自分にも原因があるとしたら何だろうか？」

この様に自分に問いかけることは、

悩みを解決する上で不可欠です。

逆に自分自身と向き合わずにいれば、

状況は次第に悪化してしまいます。

社員が次々に退職したり、

急に仕事が上手くいかなくなったり、

大きなトラブルが発生してしまうのです。

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本日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました！

このコラムの執筆者

伊庭 和高（いば かずたか）

千葉県千葉市出身。
早稲田大学大学院卒。
教育理論や心理学を学ぶ中で100人にインタビューし、独自のメンタルトレーニング理論を確立。

卒業後は高校で世界史を教えるが、本当に伝えたいことはやはり心のケアであると気づき、2017年に株式会社マイルートプラスを起業し、8年で5,000人以上を指導。

2017年11月に株式会社マイルートプラスを設立。
役職や立場を問わず成果が出ることが評判を呼び、2020年4月に著書『ストレスフリー人間関係』を出版。
増刷しロングセラー中。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった５秒のメンタルケア〜』を出版。
『女性自身』（2023年9月19日号）にて、カラー8ページで特集されるなど、独自のメソッドに注目が集まっている。

「日本の元気は気持ちから！」をミッションにしている。
職場の人間関係や仕事の目標達成について、方法が体系立ててまとめられており、お客様の現状に合ったアプローチを取れることが強み。

また最近では企業研修を実施するなど、活動の幅を広げている。