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コラム

 あなたのその悩み、自信のなさが原因です

中途入社組がすぐ辞める5つの原因と根本的な対策





こんにちは、ビジネスメンタルトレーナーの伊庭和高です。

 

今回は経営者や管理職の方から、

よく相談を受ける内容を取り上げます。

 

「中途入社した社員がすぐ辞めてしまう」

 

せっかくコストをかけて採用したのに、

すぐ辞められてしまうのはつらいです。

 

他の社員にも悪い影響を及ぼしますし、

会社全体を見ても良いことはありません。

 

今回は一般の見地とは異なる独自の視点で、

中途入社した社員がすぐ辞める原因を解説します。




なぜ中途入社組がすぐやめるのか?

 

中途入社してきたということは、

決してやる気がないわけではありません。

 

中途入社組がすぐ辞めてしまうのは、

大きく3つの原因があります。

 

どれか1つに当てはまることもあれば、

複数に該当することもあります。

 

挫折すると逃げる癖がある

何か上手くいかないことがあると、

すぐに逃げる癖がある人はいます。

 

仕事でミスをしてしまったり、

上司との折り合いが悪くなったりと、

都合が悪い事態があると逃げてしまうのです。

 

会社を辞めるのも逃げの1つ。

 

もし中途入社して間もなければ、

会社にそこまで愛着もないので、

辞めて環境をリセットしようと思うのです。

 

前職の在籍期間が短かかったり、

頻繁に転職を繰り返している人は、

この傾向が見られることもあります。

 

上手くいかない原因を他者に求める

「上司のせいだ」

「後輩のせいだ」

「クライアントのせいだ」

「職場のせいだ」

「社長のせいだ」

 

自分が上手くいかない原因を他者に求める人ほど、

環境をリセットしようとします。

 

他責思考が強い人とも言えますが、

前職も同様の理由で辞めているかもしれません。

 

入社直後は良い顔を演じていることも多いですが、

次第に化けの皮がはがれて他責思考の一面が出てきます。

 

上司や職場の雰囲気と合わないと感じた

思い描いていた雰囲気でなければ、

すぐにでも辞めてしまうことがあります。

 

事前に想像していたイメージと違ったり、

認識の不一致が生まれているケースもあります。

 

中途入社をしているということは、

退職のフットワークは比較的軽いです。

 

「雰囲気が合わないけど頑張ってみよう」

「石の上にも3年と言うからな」

 

この様な思考にならずに、

環境を変えようとしてしまうのです。

 

中途入社組がすぐやめてしまう根本原因

私はぬいぐるみ心理学において、

すべての悩みの原因は自信のなさであると解説しています。

 

すぐに辞めてしまう原因も、

自分の自信のなさなのです。

 

先ほど紹介した理由も、

中途入社組の自信のなさが背景にあるのです。

 

どちらか片方だけが悪いことはないものの、

すぐ辞めてしまうのは他者を悪者扱いしています。

 

現状の課題と向き合わず、

環境を変えることで逃げてしまうのも

自信のなさが原因なのです。

 

そしてここが重要なポイントなのですが

人間関係は自分と相手がいて成り立っています。

 

お互いが関わっていることなので、

どちらか片方にだけ原因があることはあり得ないのです。

 

中途入社組がすぐ辞める状況についても、

本人と上司(会社)のそれぞれに原因があります。

 

この点を自覚せず部下にばかり原因を求めても、

根本的には何も解決しません。

 

すべての悩みの原因は自信のなさであり、

自分の自信のなさが原因で部下が腐ってしまうこともあるのです。

 

「自分には具体的にどんな自信のなさがあるのか?」

 

2つ紹介します。

 

部下にどう思われるかを気にしている

「これを言ったらどう思われるのか…」

「反発されたらどうしよう…」

「部下の方が仕事ができるのでは…」

この様に部下の反応を気にしていると、

自分を抑えて関わる様になります。

 

上司が自分を抑えていると、

部下も自分を抑える様になります。

 

自分を抑えて働くのは疲れますし、

次第に居心地の悪さを感じてしまいます。

 

高圧的に接している

部下にキツく当たったり…

必要以上に部下をいじったり…

部下を叱ることが増えたり…

 

高圧的に接してしまえば、

部下も嫌になってしまいます。

 

「反抗的な態度は許さない」という姿勢が、

部下のエネルギーを奪ってしまうのです。

 

ここでポイントになるのは、

高圧的な言動を取る人の中には、

自分が高圧的な言動を取っている自覚がないこともあるのです。

 

「これが普通だ」

「全然高圧的ではない」

 

この様に思いながら振る舞うことで、

部下は愛想を尽かしてしまいます。

 

高圧的かどうかは、自分が決めるのではなく相手が感じることなのです。

 

関わり方を変えても心を開くわけではない

「自分自身に原因があるのでは?」

 

この意識を持つことは大切です。

 

どれだけ部下を変えようとしても、

自分が変わらなければ現状は変わりません。

 

人を変え新たな中途入社組が入ってきても、

同じ様にすぐ辞めてしまう人が一定数出てしまうのです。

 

「自分が変われば、結果として相手も変わる」

 

私が多くのお客様と関わる中で導き出した結論です。

 

相手を変えることはできませんし、

相手の行動をコントロールもできません。

 

ですが自分を変えることは、自分の意思でいくらでもできます。

 

自分が変われば自分の言動も変わるので、

それを受けた相手の反応も変わります。

 

部下にどう思われるか気にしなくなったり、

自分自身を責めなくなったりするのです。

だからこそ、まずは自分自身が変わりましょう。

 

悩みの原因である自信のなさと向き合い行動すれば、

中途入社組がすぐ辞める現状は変えられます。

 

私は自信のなさを克服し、

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本日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました!






部下との相性診断

このコラムの執筆者

伊庭 和高

伊庭 和高(いば かずたか)

千葉県千葉市出身。
早稲田大学大学院卒。
教育理論や心理学を学ぶ中で100人にインタビューし、独自のメンタルトレーニング理論を確立。

卒業後は高校で世界史を教えるが、本当に伝えたいことはやはり心のケアであると気づき、2017年に株式会社マイルートプラスを起業し、8年で5,000人以上を指導。

2017年11月に株式会社マイルートプラスを設立。
役職や立場を問わず成果が出ることが評判を呼び、2020年4月に著書『ストレスフリー人間関係』を出版。
増刷しロングセラー中。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を出版。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページで特集されるなど、独自のメソッドに注目が集まっている。

「日本の元気は気持ちから!」をミッションにしている。
職場の人間関係や仕事の目標達成について、方法が体系立ててまとめられており、お客様の現状に合ったアプローチを取れることが強み。

また最近では企業研修を実施するなど、活動の幅を広げている。

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