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コラム

 あなたのその悩み、自信のなさが原因です

ベテランなのに仕事でミスして落ち込む原因と切り替え法とは?




こんにちは、ビジネスメンタルトレーナーの伊庭和高です。

 

今回はベテラン社員の方から、

定期的に寄せられる相談を取り上げます。

 

「仕事でミスをしてしまった…」

「もうベテランなのにミスをするのは落ち込む…」

 

誰しも仕事でミスをすることはあります。

 

ミスをしたくてしているわけではないので、

大事なのはミスした経験を次に活かすことです。

 

ですがベテランにもなると、

ミスをしたことに落ち込むケースも多いです。

 

今回は独自の視点から、

ベテランが仕事でミスをして落ち込む心理背景を解説します。

 

その上でどうすれば現状を改善できるか、

具体的な方法をお伝えします。




ベテランが仕事でミスして落ち込む原因

長く働いてきたり、

職歴があるからこそ、

一度のミスでも落ち込んでしまいます。

 

ベテランだからこそ、

周囲にも模範を示したり、

せめて迷惑をかけないのが良いと考えている人もいます。

 

そんな中でミスをしてしまうと、

周囲にも迷惑をかけてしまうので、

余計に落ち込んでしまうのです。

 

「今までのキャリアは何だったのか…」

「また同じミスをしてしまった…」

 

頭の中で自分を責め始め、

気持ちが落ち込んでしまいます。

 

仕事の悩みの根本原因は自信のなさ

とはいえ若手でもベテランでも、

ミスをすることはあります。

 

年齢や職歴に関係なく、

ミスの可能性は誰にでもあるのです。

 

私はお客様に対して、

仕事の悩みの根本原因は自信のなさだとお伝えしています。

 

仕事でミスをして落ち込んでしまうのも、

自信のなさが根本原因です。

 

自信を持って働けていれば、

ミスをしても早く気持ちを切り替えられます。

 

ですが自信がないからこそ、

一度のミスを引きずってしまうのです。

 

「ベテランなのに…」と思い悩み、

ネガティブ思考が止まらなくなるのです。

 

職歴やキャリアで自信を持つことの限界

仕事でミスをして落ち込む人の多くは、

職歴やキャリアなど外側の対象を通して自信を得ようとしています。

 

「この資格を取得したから…」

「主任になったら…」

「もう何十年も働いてきたから…」

 

このように外的な要因を通して、

自信を得ようとしているのです。

 

「ベテラン」というキャリアにとらわれていると、

ミスをして落ち込みやすくなります。

 

これも外的な要因を通して、

自信を得ようとしている状態です。

 

外的な要因が安心材料になっているようなものです。

 

ですが外側の対象を通して得られる自信は、

非常に不安定です。

 

周りと自分を比較して落ち込んだり、

周りからの評価に一喜一憂しやすくなります。

 

外側の対象で自信を得ようとせず、

どんな自分でも自信を持って働けていれば、

ミスをして気持ちが落ち込むこともなくなっていきます。

 

悩みは形を変えて繰り返される

ミスをして落ち込む気持ちも、

時間が経過するほどやわらぐでしょう。

 

ですがその場をやり過ごせても、

悩みが解決したわけではありません。

 

再びミスをすれば落ち込んでしまうのです。

 

つまりミスをして落ち込む状況は、

時間が解決してはくれません。

 

自分自身が現状と向き合い、

乗り越えていく必要があるのです。

 

現状を好転する2つの方法

 

ここからは具体的に、

現状を好転する方法をお伝えします。

 

ベテランなのに仕事でミスをして落ち込む状況も、

2つの方法を順番に実践することで改善できます。

 

ミスをして落ち込んだとしても、

すぐに気持ちを切り替えられる様になるのです。

 

自分で自分の気持ちを声に出すこと

まず最初の方法は、

自分で自分の気持ちを声に出すこと。

 

ミスをして落ち込む人ほど、

普段から自分の気持ちを声に出していません。

 

声に出さず頭の中で考え続けています。

 

私たち人間の脳は頭の中で考えるほど、

ネガティブ思考が増大する習性があります。

 

一説には1日に考える事柄の9割が、

ネガティブな内容だと言われています。

 

「ベテランなのにミスをしてしまった…」

「周りに余計な手間をとらせてしまった…」

「自分はこの仕事に向いていないのでは…」

 

こうした気持ちも頭の中で浮かぶのです。

 

どんな気持ちでもOKです。

「ミスをしてしまったな…」というように、

ネガティブな気持ちも含めてまずは、

自分で声に出して受け止めるのが重要なのです。

 

「これからどうしたいのか?」と問いかける

自分の気持ちを声に出したあとは、

「これからどうしたいのか?」と問いかけましょう。

 

「どうしたいのか?」の主語は自分自身。

 

ミスをして落ち込んでいる時ほど、

「どうしたいのか?」と自分を主語に問いかけていません。

 

「どうしたいのか?」ではなく、

「どうしたらいいの?」と問いかけています。

 

「私はどうしたらいいの?」というように、

誰かに答えを求めてしまうので、

いつまでも結論が出ないのです。

 

あるいは自分を主語にせず、

自分以外の周りのことを気にしているかもしれません。

 

周りの評価や反応を気にしたり、

世間体など不特定多数の目が気になるほど、

落ち込む気持ちは増大します。

 

「これからどうしたい?」というように、

自分を主語に問いかけて行動することは、

ミスを引きずらず前を向いて働く秘訣です。

 

大事なのは「習慣化」です

ここまでお伝えした方法を使うことで、

仕事でミスをしても落ち込むことがなくなります。

 

さらに言えば、ミスをすること自体が減ります。

 

ですが大事なのは「習慣化」

一度や二度やってみただけでは、

根本的な変化にはつながりません。

 

意識して繰り返し実践することで、

現状を変えることができます。

 

私は現在、仕事の悩みを解決するための、

無料メール講座を実施しています。

 

これまで5000名以上の相談に乗る中で、

ミスをして落ち込む現状を変える上でも役立つ内容なので、

合わせて学んでみてください。

 

本日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました!






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このコラムの執筆者

伊庭 和高

伊庭 和高(いば かずたか)

千葉県千葉市出身。
早稲田大学大学院卒。
教育理論や心理学を学ぶ中で100人にインタビューし、独自のメンタルトレーニング理論を確立。

卒業後は高校で世界史を教えるが、本当に伝えたいことはやはり心のケアであると気づき、2017年に株式会社マイルートプラスを起業し、8年で5,000人以上を指導。

2017年11月に株式会社マイルートプラスを設立。
役職や立場を問わず成果が出ることが評判を呼び、2020年4月に著書『ストレスフリー人間関係』を出版。
増刷しロングセラー中。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を出版。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページで特集されるなど、独自のメソッドに注目が集まっている。

「日本の元気は気持ちから!」をミッションにしている。
職場の人間関係や仕事の目標達成について、方法が体系立ててまとめられており、お客様の現状に合ったアプローチを取れることが強み。

また最近では企業研修を実施するなど、活動の幅を広げている。

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