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自責思考の部下がいる!5つの心理背景を徹底解説!




こんにちは、ビジネスメンタルトレーナーの伊庭和高です。

 

今回のテーマは業種を問わず、

多くの方から相談を受ける内容です。

 

「部下が自分を責めてばかりいる」

「どう接すればいいのかわからない」

 

管理職や経営者など、

多くの人が抱く悩みの1つです。

 

自分を責めがちな状態を自責思考と言います。

 

自分を責めるのが癖になっているので、

自分自身でメンタルを崩しやすいのです。

 

また建設的な振り返りをしたくても、

部下は自分を責めてしまい話し合いにならないこともあります。

 

このまだと仕事でトラブルが起こる可能性があったり、

コミュニケーションが上手くいかなかったりと、

何かしら問題が発生しやすいのです。

 

そこで今回は一般の見地とは異なる視点で、

自責思考の部下の心理背景を解説します。




自責思考の部下の特徴

 

「なぜ自責思考なのか?」

 

大きく3つの原因に分けられます。

 

どちらか1つに当てはまることもあれば、

両方に該当することもあります。

 

部下がどんなことを考えているのかを、

詳しく解説していきます。

 

失敗するのを過度に恐れている

「仕事でミスしたらどうしよう…」

「怒られたらどうしよう…」

「資料に誤字脱字があったらどうしよう…」

 

この様に失敗を恐れるほど、

自責思考になる場面が増えます。

 

たとえ失敗することがあっても、

すぐに自分を責め始めることで、

傷口をこれ以上広げない様にと考えているのです。

 

「反省しているな」と周りに思わせ、

これ以上の事態の悪化を防ごうとしている状態です。

 

周りからの評価を気にしている

失敗を恐れていることにも関係しますが、

周りからの評価を気にするほど自責思考になります。

 

「評価が下がらない様にしなきゃ」

「評価される様にしないと」

 

こうした意識が根底にあると、

何かあった時に自分を責めやすくなります。

 

自分を責めるというのは、

反省している様に受け取られることもあります。

 

誰かのせいにしようとせず、

原因を自分で振り返ろうとしているので、

見方によっては好印象を与えるのです。

 

評価を気にして良い子を演じる上でも、

自責思考を続けている人がいるのです。

 

自分の考えに気づいていない

実は部下自身が、

自分の考えに気づいていないこともあります。

 

「何がしたいのかわからない」

「自分の気持ちがわからない」

 

こうした気持ちを抱いている人ほど、

自分の気持ちがわからないまま働いているのです。

 

また周りの反応を気にして働くほど、

自分で自分の考えがわからなくなってしまいます。

 

自分の考えがわからないことで、

「なぜわからないのか…」と自分を責めやすくなります。

 

ネガティブ思考で働く人の中には、

自分の考えがわからない人が一定数いるのです。

 

自責思考をしてしまう根本原因

私はぬいぐるみ心理学において、

すべての悩みの原因は自信のなさであると解説しています。

 

自責思考の原因も、自分の自信のなさなのです。

 

自信がないから失敗を過度に恐れたり、

周りの評価が気になってしまうのです。

 

そしてここが重要なポイントなのですが

人間関係は自分と相手がいて成り立っています。

 

お互いが関わっていることなので、

どちらか片方にだけ原因があることはあり得ないのです。

 

自責思考の部下がいる状況についても、

部下と上司のそれぞれに原因があります。

 

この点を自覚せず部下にばかり原因を求めても、

根本的には何も解決しません。

 

すべての悩みの原因は自信のなさであり、

自分の自信のなさが原因で部下が自責思考をすることもあります。

 

「自分には具体的にどんな自信のなさがあるのか?」

 

2つ紹介します。

 

自分で自分を責めている

「何で仕事ができないんだ…」

「良い成果物が出せない…」

 

上司が自分を責めている様子は、

部下にも伝わっています。

 

「どこか頼りないな」

「何も話してもしょうがないな」

 

部下に自信のなさが周囲にも伝わってしまうのです。

 

そして上司の姿を見て、

部下も自分を責めがちになるのです。

 

上司が自責思考を続けることが原因で、

自責思考に陥ってしまう部下は一定数います。

 

高圧的に接している

部下にキツく当たったり…

必要以上に部下をいじったり…

部下を叱ることが増えたり…

 

高圧的に接してしまえば、

部下も萎縮してしまいます。

 

結果として自分を責めがちになってしまうのです。

 

ここでポイントになるのは、

高圧的な言動を取る人の中には、

自分が高圧的な言動を取っている自覚がないこともあるのです。

 

「これが普通だ」

「全然高圧的ではない」

 

この様に思いながら振る舞うことで、

部下を萎縮させてしまうのです。

 

高圧的かどうかは、自分が決めるのではなく相手が感じることなのです。

 

関わり方を変えても心を開くわけではない

「自分自身に原因があるのでは?」

 

この意識を持つことは大切です。

 

どれだけ部下を変えようとしても、

自分が変わらなければ現状は変わりません。

 

「自分が変われば、結果として相手も変わる」

 

私が多くのお客様と関わる中で導き出した結論です。

 

相手を変えることはできませんし、

相手の行動をコントロールもできません。

 

ですが自分を変えることは、自分の意思でいくらでもできます。

 

自分が変われば自分の言動も変わるので、

それを受けた相手の反応も変わります。

 

部下にどう思われるか気にしなくなったり、

自分自身を責めなくなったりするのです。

だからこそ、まずは自分自身が変わりましょう。

 

悩みの原因である自信のなさと向き合い行動すれば、

部下が自責思考を続ける現状は変えられます。

 

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本日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました!






部下との相性診断

このコラムの執筆者

伊庭 和高

伊庭 和高(いば かずたか)

千葉県千葉市出身。
早稲田大学大学院卒。
教育理論や心理学を学ぶ中で100人にインタビューし、独自のメンタルトレーニング理論を確立。

卒業後は高校で世界史を教えるが、本当に伝えたいことはやはり心のケアであると気づき、2017年に株式会社マイルートプラスを起業し、8年で5,000人以上を指導。

2017年11月に株式会社マイルートプラスを設立。
役職や立場を問わず成果が出ることが評判を呼び、2020年4月に著書『ストレスフリー人間関係』を出版。
増刷しロングセラー中。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を出版。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページで特集されるなど、独自のメソッドに注目が集まっている。

「日本の元気は気持ちから!」をミッションにしている。
職場の人間関係や仕事の目標達成について、方法が体系立ててまとめられており、お客様の現状に合ったアプローチを取れることが強み。

また最近では企業研修を実施するなど、活動の幅を広げている。

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