中間管理職が辞めていく3つの原因!現状を好転させるには?
こんにちは、ビジネスメンタルトレーナーの伊庭和高です。
今回は業種や規模を問わず、
中間管理職や経営者の方からよく寄せられる相談を取り上げます。
「中間管理職が辞めてしまう」
「どう対処すれば良いかわからない」
1人や2人ならまだしも、
次々と中間管理職が辞めてしまうことがあります。
あるいは一定周期で中間管理職の退職が続いているケースもあります。
実際私も、辞めようか悩んでいる中間管理職の方の話を聞くことも多いです。
今回は中間管理職が辞めていく原因を解説します。
その上でどうすれば現状が好転するのかを解説します。
辞めることを考えている中間管理職の方や、
中間管理職が辞めることに悩んでいる経営者の方は、
ぜひ最後まで読み進めてみてください。
中間管理職が辞める3つの原因
キャリアアップなど、
前向きな理由はごく一部です。
多くの場合はネガティブな理由で、
退職を決めています。
中間管理職が辞めてしまうのは、
大きく3つの原因があります。
どれか1つに当てはまることもあれば、
複数に該当することもあります。
仕事がきつい
中間管理職としての仕事が大変だったりと、
環境を変えるために転職を考える人は一定数います。
部下のマネジメントはもちろん、
中間管理職としての仕事が膨大なほど、
次第に苦しくなるのです。
また中間管理職という立場もあるので、
部下の失敗も責任を引き受けることもあります。
自分のことだけやれば良いのではなく、
1人1人の部下も見なければならず、
負担が増加してしまうのです。
また中間管理職とひと口に言っても、
自分が望む待遇を受けられているとは限りません。
以前より待遇が悪化してしまうこともあれば、
名ばかり管理職で苦しんでいる人もいます。
中間管理職になったことで、
今までより会社の嫌な面が見えてしまうこともあるのです。
上層部とソリが合わない
中間管理職になると、今までとは仕事の交流関係も変わります。
他部署の管理職と話す機会が増えたり、
役員や社長との接点も生まれます。
今まで関わらなかった人と関わる中で、
ネガティブな印象を持つこともあります。
会社での未来が思い描けなくなったり、
上層部とソリが合わなくなってしまえば、
会社にいる意味を見出せなくなります。
それなら退職して、
別の会社に移った方が良いと考えるのです。
ワンマン経営者がいる
ワンマン経営者がいると、
中間管理職は振り回されてしまいます。
無茶で理不尽な要求をされたりと、
ストレスを感じながら働くことになります。
いち社員だった時よりも、
中間管理職になることで経営者と関わる機会は増えます。
「実はワンマン経営者だった」
「もう付き合っていられないな」
この様に思うと、退職を選ぶのです。
悩みは形を変えて繰り返される
「中間管理職には向いてないのでは?」
「中間管理職だから辛いのでは?」
「中間管理職をやめた方がいいのか?」
中間管理職になって悩みに直面するほど、
頭の中に浮かびやすい言葉です。
中間管理職からの降格を願い出たり、
思い切って転職すれば、
一時的には楽になるでしょう。
ですが悩みに正面から向き合わないと、
形を変えて似た様な悩みが繰り返されてしまうのです。
中間管理職になったことで表面化された悩みは、
環境を変えてもついて回るのです。
「転職先でも似た様な悩みを抱いている」
「異動したのに同じ壁に直面した」
こうした声も私のもとに寄せられています。
また環境を変えたとしても、
一度失った自信は戻りません。
ショックや後悔を引きずったりと、
仕事に悪影響を及ぼしてしまうのです。
「また上手くいかないのでは…」と思うと、
新たな環境でも同じ問題を引き起こしてしまいます。
その一方で経営者の目線でも、
悩みは形を変えて繰り返されてしまいます。
新たな人材を中間管理職に据えても、
同様に辞めてしまうことがあるのです。
人を変えれば悩みが解決するわけではないのです。
どうすれば現状を変えられるのか?
悩みに直面した現状に正面から向き合うこと。
これこそ、悩みを根本解決するために必要なことです。
私はよく、すべての悩みの原因は自信のなさだとお伝えしています。
自信のなさに直面した時に、
あらゆる悩みが発生するのです。
中間管理職になって自信のなさに直面し、
新たな壁にぶつかってしまうことがあります。
また経営者の目線であれば、
自信のなさに直面した結果、
中間管理職が辞める現象が繰り返されています。
自信のなさと向き合わずに、
環境だけを変えたとしても、
同じ悩みが繰り返されるだけです。
私は自信のなさを克服し、
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本日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
このコラムの執筆者
伊庭 和高(いば かずたか)
千葉県千葉市出身。
早稲田大学大学院卒。
教育理論や心理学を学ぶ中で100人にインタビューし、独自のメンタルトレーニング理論を確立。
卒業後は高校で世界史を教えるが、本当に伝えたいことはやはり心のケアであると気づき、2017年に株式会社マイルートプラスを起業し、8年で5,000人以上を指導。
2017年11月に株式会社マイルートプラスを設立。
役職や立場を問わず成果が出ることが評判を呼び、2020年4月に著書『ストレスフリー人間関係』を出版。
増刷しロングセラー中。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を出版。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページで特集されるなど、独自のメソッドに注目が集まっている。
「日本の元気は気持ちから!」をミッションにしている。
職場の人間関係や仕事の目標達成について、方法が体系立ててまとめられており、お客様の現状に合ったアプローチを取れることが強み。
また最近では企業研修を実施するなど、活動の幅を広げている。