わからないと言えない管理職の原因と心理背景を解説!
こんにちは、ビジネスメンタルトレーナーの伊庭和高です。
今回のテーマは会社や規模を問わず、
管理職の方からよく寄せられる相談です。
「わからないと周囲に言えない…」
こうした悩みを抱えている方は多いです。
管理職であれば頼られる場面も増えますし、
リーダーシップをとって仕事を進める必要もあります。
とはいえ全てに秀でているわけではなく、
わからないことも出てきます。
わからないと周囲に言えないのは、
仕事を進める上でも支障が出てしまうのです。
今回は一般の見地とは異なる視点で、
わからないと言えない原因や心理背景を解説します。
なぜわからないと言えないのか?
管理職なのにわからないと言えないのは、
大きく2つの心理背景があります。
どちらか1つに当てはまることもあれば、
複数に該当することもあります。
周りの顔色を伺っているから
上司や同僚の顔色を伺っていれば、
わからないと言えなくなってしまいます。
「こんなこともわからないと思われたら…」
「怒られたらどうしよう…」
「なめられたらどうしよう…」
この様に相手ありきで考えるほど、
自分の素直な気持ちを言えなくなります。
結果的に自分の中で抱え込み、
仕事に悪影響が及んでしまうのです。
失敗を恐れているから
「間違えたらどうしよう…」
「上手くいかなかったらどうしよう…」
この様に失敗を恐れていると、
わからないと周囲に言えなくなってしまいます。
わからないと発言することで、
仕事ができない管理職だと思われるのを懸念しているのです。
確かにリスク回避も時には大事ですが、
失敗を恐れればリスク回避ばかりになってしまいます。
言われたことしかできないのも、
リスク回避の果てに待ち受ける状態だと言えます。
わからないと言えない根本原因
私はお客様に、すべての悩みの原因は自信のなさだとお伝えしています。
管理職がわからないと言えないのも、
自分の自信のなさが根本原因です。
自信のなさに直面した時に、
態度や言動となって表れてしまいます。
周りの目を気にしたり、
失敗を恐れたりするのも、
自信が持てずにいるからです。
そして管理職になってから自信のなさに直面する人もいます。
管理職になる前までは、
何とかごまかしてやっていけたかもしれません。
言われたことだけこなしたり、
上手くいかなくても上司が責任を取ってくれるので、
課題が表面化しなかったのです。
ですが管理職になったことで、
今までの課題が一気に噴出してしまいます。
自分が責任を取っていくしかないですし、
自分の意見が求められる場面も増えます。
どうすれば現状を変えられるのか?
自信のなさと向き合うことで、
わからないと言えない現状は変えられます。
わからないことも素直に伝え、
信頼関係を築いていける様になるのです。
結果として仕事もスムーズに進められ、
成果につながりやすくなります。
一方で自信のなさと向き合わなければ、
たとえ職場や相手など環境を変えても、
悩みは形を変えて繰り返されます。
「転職すれば良いのでは?」
「異動すれば良いのは?」
そう単純な問題ではないのです。
また管理職からの降格願いを出しても、
失敗したショックを引きずってしまうでしょう。
自信のなさと向き合いながら、
現状を変えるために行動することが必要なのです。
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本日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
このコラムの執筆者
伊庭 和高(いば かずたか)
千葉県千葉市出身。
早稲田大学大学院卒。
教育理論や心理学を学ぶ中で100人にインタビューし、独自のメンタルトレーニング理論を確立。
卒業後は高校で世界史を教えるが、本当に伝えたいことはやはり心のケアであると気づき、2017年に株式会社マイルートプラスを起業し、8年で5,000人以上を指導。
2017年11月に株式会社マイルートプラスを設立。
役職や立場を問わず成果が出ることが評判を呼び、2020年4月に著書『ストレスフリー人間関係』を出版。
増刷しロングセラー中。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を出版。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページで特集されるなど、独自のメソッドに注目が集まっている。
「日本の元気は気持ちから!」をミッションにしている。
職場の人間関係や仕事の目標達成について、方法が体系立ててまとめられており、お客様の現状に合ったアプローチを取れることが強み。
また最近では企業研修を実施するなど、活動の幅を広げている。