孤独を感じる経営者が癒しを求め始めて危険な時とは?
こんにちは、ビジネスメンタルトレーナーの伊庭和高です。
今回のテーマは業種や規模を問わず、
経営者の方からよく寄せられる相談の1つです。
「経営者でいると孤独を感じることがある」
「癒しを求めることもあるが、根本的に何も変わっていない気がする…」
食事や娯楽や嗜好品など、
癒しの対象は様々です。
音楽を聴いたり映画を見たり、
あるいはスポーツをすることが癒しになる人もいます。
もちろん癒しがあっても良いですし、
癒しによってリフレッシュできれば仕事にも好影響が生まれます。
ですが同時に、
「こんな状態で癒しを求めたら危険」というケースもあるのです。
危険な状態で癒しを求め続けても、
現状は好転しないばかりか悪化することもあるのです。
癒しを求めて危険な場面
経営者が孤独を感じて癒しを求めて危険なのは、
大きく2つの場面に分類できます。
どちらか1つに該当することもあれば、
両方に当てはまっていることもあります。
慢性的に孤独を感じる時
慢性的に孤独を感じているならば、
そもそも孤独を感じる原因に向き合う必要があります。
一時的に癒されたとしても、
次の瞬間には孤独を感じてしまうのです。
気をまぎらわせているだけで、
本質的には何も変わっていないと言えます。
周りに人がいなくて孤独なのか?
それとも人はいるのに孤独なのか?
なぜ孤独を感じるのか?
どんな場面で孤独を感じるのか?
この様に自分の気持ちを掘り下げ、
孤独の背景に1つずつ向き合うことが大切です。
仕事が上手くいっていない時
仕事が上手くいっていない時に癒しを求めるならば、
癒しがストレス発散や現実逃避の対象になっています。
それで事態が好転するなら良いですが、
そうでないならば見直す必要があります。
また仕事が上手くいかなくなるほど、
経営者は孤独を感じやすくなります。
気軽に相談できる相手がいなかったり、
自分のプライドが邪魔をして悩みを抱え込んでしまうのです。
結果として一時的に癒しに走るものの、
上手くいかない状況が続いてしまいます。
癒しが効果的な場面
冒頭でもお伝えした様に、
私は決して癒しを否定するつもりはありません。
たとえば仕事が順調な時に、
癒しを使うことで相乗効果も生まれます。
癒しがストレス発散や現実逃避にならず、
気分転換やリフレッシュになるのです。
さらに仕事を頑張ろうと思えたり、
心身の調子を整えてくれるのです。
上手くいかない時ではなく、
上手くいってる時ほど効果的に癒しの時間を設けると、
さらに成果が出る様になります。
癒しが必要だと感じる根本原因に向き合う
慢性的に孤独を感じたり、
仕事が上手くいっていない時に、
癒しを求めてしまうのは危険です。
現状が根本から解決せず、
孤独を感じる状況は深まってしまいます。
・孤独を感じる根本原因に向き合うこと
・癒しが必要と感じる根本原因に向き合うこと
これこそが現状を好転させる上で不可欠です。
私はよく、すべての悩みの原因は自信のなさだと伝えています。
孤独を感じて癒しを求め続けるのも、
経営者の自信のなさがあります。
たとえ普段は自信を持って働けていても、
自信のなさに直面した時に孤独感が生まれ、
癒しの対象を求めてしまうのです。
自信のなさに向き合うことで、
現状は変えることができます。
私は本当に望む成果を出し続けるための秘訣を、
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本日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
このコラムの執筆者
伊庭 和高(いば かずたか)
千葉県千葉市出身。
早稲田大学大学院卒。
教育理論や心理学を学ぶ中で100人にインタビューし、独自のメンタルトレーニング理論を確立。
卒業後は高校で世界史を教えるが、本当に伝えたいことはやはり心のケアであると気づき、2017年に株式会社マイルートプラスを起業し、8年で5,000人以上を指導。
2017年11月に株式会社マイルートプラスを設立。
役職や立場を問わず成果が出ることが評判を呼び、2020年4月に著書『ストレスフリー人間関係』を出版。
増刷しロングセラー中。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を出版。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページで特集されるなど、独自のメソッドに注目が集まっている。
「日本の元気は気持ちから!」をミッションにしている。
職場の人間関係や仕事の目標達成について、方法が体系立ててまとめられており、お客様の現状に合ったアプローチを取れることが強み。
また最近では企業研修を実施するなど、活動の幅を広げている。