誰もが自信を持って働きながら、
本当に望む未来を実現する心理学

コラム

 あなたのその悩み、自信のなさが原因です

マネージャーが社長と同じ判断ができない3つの理由





こんにちは、ビジネスメンタルトレーナーの伊庭和高です。

 

今回のテーマは経営者からよく寄せられる内容になります。

 

「マネージャーが自分と同じ判断ができない」

 

「どうすれば現状は変わるのか?」

 

管理職などマネージャーの役職の人が、

社長と同じ判断ができないと悩む声は意外とあります。

 

自分の意図が思った様に伝わらず、

仕事に悪影響が出てしまうこともあります。

 

マネージャーとしてもどうすれば良いかわからず、

双方に苦しんでいることもあるのです。

 

今回は一般の視点とは異なる見地から、

マネージャーが社長と同じ判断ができない理由を解説します。




社長と同じ判断ができない理由

 

「なぜ社長と同じ判断ができないのか?」

大きく3つの原因があります。

 

どれか1つに当てはまることもあれば、

複数に該当することもあります。

 

経験していない

そもそも社長の仕事を経験していないと、

同じ判断をするのは無理があります。

 

社長とマネージャーでは立場も違いますし、

見ている視点も違います。

 

社長として働く中で経験を積んだからこそ、

社長としての判断や視点が持てる様になります。

 

経験していないのに同じ判断をしろというのは、

物理的に難しいのです。

 

知識が少ない

社長に求められる知識がなければ、

社長と同じ判断はできません。

 

マネージャーに知識が不足していれば、

社長と同じレベルで考えることはできません。

 

社長の話す言葉がすぐに理解できなかったり、

知識の食い違いからミスを起こすこともあります。

 

新入社員研修や管理職研修が行われる様に、

必要な知識を学ぶからこそ実際の業務に活かせるのです。

 

求められる役割が違う

そもそも社長とマネージャーでは、

求められる役割が違います。

 

マネージャーとは部署の管理をするわけですが、

社長は会社全体を見通す必要があります。

 

役割が違うので、同じ視点で物事を考えるのは無理が出てきます。

 

悩みの原因は自信のなさ

私はよく、すべての悩みの原因は自信のなさだとお伝えしています。

 

もちろんマネージャーにも自信のなさはありますし、

社長にも自信のなさはあります。

 

そして自信のなさに直面した時に、

あらゆる悩みが発生するのです。

 

誰かを変えることはできません。

 

誰かをコントロールすることもできません。

 

マネージャーをどれだけ変えようとしても、

マネージャーをコントロールすることはできないのです。

 

ですが自分を変えることは、

自分の意思でいくらでもできます。

 

自分が変わることに意識を向けた方が、

マネージャーとの関係も早く好転するのです。

 

社長と同じ判断ができないと悩んでいる背景に、

もし社長に自信のなさがあるとしたら何か?

 

この点に向き合うことが、現状を変える近道です。

 

「社長にどんな自信のなさがあるのか?」

 

具体的に3つお伝えします。

 

失敗を許容しようとしない

失敗を許容しない意識があると、

マネージャーの言動に苛立ちやすくなります。

 

誰しも失敗しながら力をつけていきます。

 

たとえマネージャーであっても、

社長と同じ目線で物事を見るのは大変ですし、

相当の失敗も経験するでしょう。

 

ですが社長にミスを許せない意識があると、

何かにつけてマネージャーを責めがちになります。

 

基準を自分と同じまで高めてしまい、

マネージャーを潰してしまうこともあるのです。

 

自分の気持ちを十分に伝えていない

マネージャーに求める気持ちがあっても、

自分の気持ちを十分に伝えていないと、

マネージャーは理解できません。

 

言葉足らずだったり、

伝えるのが下手だったりすれば、

ミスコミュニケーションも生まれやすくなります。

 

「これくらい言えばわかってくれるだろう」と、

自分の物差しで見るのも危険なのです。

 

高圧的になっている

「なぜこれがわからないのか?」

 

この様に高圧的に接するほど、

マネージャーは萎縮してしまいます。

 

本来は優秀での応力があっても、

ストレスを抱えてミスが増えてしまいます。

 

ここでポイントなのは、

高圧的かどうかは相手が感じるものだということ。

 

社長自身は高圧的だと感じていなくても、

相手には高圧的に移ってしまうことがあるのです。

 

現状を変えるには?

先ほどもお伝えした様に、

自分の原因に意識を向けるのが、

現状を好転させる近道です。

 

「マネージャーが社長と同じ判断ができない!」

 

こうした気持ちを抱く時ほど、

ついマネージャーを責めがちになります。

 

たとえマネージャーを変えたとしても、

自分の原因と向き合わなければ同じ悩みは繰り返されます。

 

実際、マネージャーを変えても悩みを繰り返している声はよく届きます。

 

人間関係は自分と相手が関わって成り立つので、

どちらか片方だけが100%悪いことはあり得ないのです。

 

「もし自分にも原因があるとしたら何だろう?」

 

この点に向き合えるかどうかが、

現状を好転させる鍵になるのです。

 

私は本当に望む成果を出し続けるための秘訣を、

無料メール講座で解説しています。

 

こちらも登録し学んでみてください。

 

本日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました!






このコラムの執筆者

伊庭 和高

伊庭 和高(いば かずたか)

千葉県千葉市出身。
早稲田大学大学院卒。
教育理論や心理学を学ぶ中で100人にインタビューし、独自のメンタルトレーニング理論を確立。

卒業後は高校で世界史を教えるが、本当に伝えたいことはやはり心のケアであると気づき、2017年に株式会社マイルートプラスを起業し、8年で5,000人以上を指導。

2017年11月に株式会社マイルートプラスを設立。
役職や立場を問わず成果が出ることが評判を呼び、2020年4月に著書『ストレスフリー人間関係』を出版。
増刷しロングセラー中。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を出版。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページで特集されるなど、独自のメソッドに注目が集まっている。

「日本の元気は気持ちから!」をミッションにしている。
職場の人間関係や仕事の目標達成について、方法が体系立ててまとめられており、お客様の現状に合ったアプローチを取れることが強み。

また最近では企業研修を実施するなど、活動の幅を広げている。

関連記事

コラムカテゴリ