部下の態度が急変した!6つの原因を徹底解説!
こんにちは、ビジネスメンタルトレーナーの伊庭和高です。
「部下の態度が急に変わった」
「どうすれば良いのかわからない」
管理職や経営者など上司の方から、
こうした相談を受けることも多いです。
急にどうしたのかと心配にもなりますし、
何か悩みを抱えているのか疑ってしまいます。
あるいは態度が急変したことを機に、
関係がギクシャクしてしまうことがあります。
他の同僚にも悪い雰囲気が伝わりますし、
何も良いことはないのです。
今回は一般の見地とは異なる独自の視点で、
部下の態度が急変した理由を深掘りします。
態度が急変した理由
「なぜ部下の態度が急変したのか?」
大きく3つの原因があります。
どれか1つに当てはまることもあれば、
複数に該当することもあります。
やる気がなくなった
仕事に対するモチベーションは、
態度にも反映されています。
仕事に燃え尽きてしまったり、
会社に愛想が尽きてしまった場合は、
やる気がなくなってしまうのです。
同僚への態度が素っ気なくなったり、
仕事へ消極的な姿勢が出てしまうのです。
入社時点でやる気がないのではなく、
どこかのタイミングでやる気がなくなった場合は、
何かしら本人の中でキッカケとなる出来事があったと言えます。
ショックなことがあった
仕事で大きな失敗をしてしまったり、
上司や部下と衝突してしまった場合は、
態度にも影響を与えてしまいます。
必要以上に周囲への当たりが強くなったり、
逆にまったく元気がなくなることがあるのです。
ちなみにショックな出来事は、
何も仕事のことだけに限りません。
恋人との喧嘩や別れ、
家族喧嘩や子供との衝突など、
プライベートな出来事も仕事に影響を与えています。
上司への不信感が募った
「この上司にはついていけない」
「何も言ってもわかってくれない」
この様に上司への不信感が募ることで、
態度が急変してしまうことがあります。
突然態度が急変したということは、
今までの不満が爆発している可能性があります。
周囲に愚痴をこぼしていることもあれば、
自分の中で溜め込んでいることもあります。
部下の態度が急変した根本原因
私はぬいぐるみ心理学において、
すべての悩みの原因は自信のなさであると解説しています。
部下の態度が急変した原因も、
自分の自信のなさなのです。
やる気がなくなったり、
ショックを引きずっているのも、
部下の自信のなさが背景にあるのです。
また上司への不信感についても、
それだけ自分の中で抱え込んでいたならば、
それは部下の自信のなさが原因です。
どんな人にも自信のなさはあります。
たとえ仕事ぶりが優秀な部下でも、
自信のなさがあるのです。
そしてここが重要なポイントなのですが
人間関係は自分と相手がいて成り立っています。
お互いが関わっていることなので、
どちらか片方にだけ原因があることはあり得ないのです。
部下の態度が急変した状況についても、
部下と上司のそれぞれに原因があります。
この点を自覚せず部下にばかり原因を求めても、
根本的には何も解決しません。
すべての悩みの原因は自信のなさであり、
自分の自信のなさが原因で態度が急変してしまうこともあるのです。
「自分には具体的にどんな自信のなさがあるのか?」
3つ紹介します。
部下にどう思われるかを気にしている
「これを言ったらどう思われるのか…」
「反発されたらどうしよう…」
「部下の方が仕事ができるのでは…」
この様に部下の反応を気にしていると、
自分を抑えて関わる様になります。
部下の目線に立てば、
何をしても許されると勘違いしてしまうこともあります。
結果として上司への関わり方が変わってしまうのです。
上司が意見を言わなかったり、
自分の気持ちを抑えて振る舞っていることで、
態度が急に変わってしまいます。
自分で自分を責めている
「何で仕事ができないんだ…」
「良い成果物が出せない…」
上司が自分を責めている様子は、
部下にも伝わっています。
どう接して良いか。部下はわからなくなってしまうのです。
「自分が悪いのでは?」と考えがちな人ほど、
自信のなさが周囲にも伝わってしまうのです。
部下からの言葉がキツくなったり、
逆にまったく関わられなくなったりと、
態度に変化が見られるのです。
高圧的に接している
部下にキツく当たったり…
必要以上に部下をいじったり…
部下を叱ることが増えたり…
高圧的に接してしまえば、
部下も反発します。
「反抗的な態度は許さない」という姿勢が、
かえって部下の反発を招いてしまうのです。
ここでポイントになるのは、
高圧的な言動を取る人の中には、
自分が高圧的な言動を取っている自覚がないこともあるのです。
「これが普通だ」
「全然高圧的ではない」
この様に思いながら振る舞うことで、
部下からの反発を招き態度が急変してしまうのです。
高圧的かどうかは、自分が決めるのではなく相手が感じることなのです。
関わり方を変えても心を開くわけではない
「自分自身に原因があるのでは?」
この意識を持つことは大切です。
どれだけ部下を変えようとしても、
自分が変わらなければ現状は変わりません。
「自分が変われば、結果として相手も変わる」
私が多くのお客様と関わる中で導き出した結論です。
相手を変えることはできませんし、
相手の行動をコントロールもできません。
ですが自分を変えることは、自分の意思でいくらでもできます。
自分が変われば自分の言動も変わるので、
それを受けた相手の反応も変わります。
部下にどう思われるか気にしなくなったり、
自分自身を責めなくなったりするのです。
だからこそ、まずは自分自身が変わりましょう。
悩みの原因である自信のなさと向き合い行動すれば、
部下の態度が急変した現状は変えられます。
私は自信のなさを克服し、
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本日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
このコラムの執筆者
伊庭 和高(いば かずたか)
千葉県千葉市出身。
早稲田大学大学院卒。
教育理論や心理学を学ぶ中で100人にインタビューし、独自のメンタルトレーニング理論を確立。
卒業後は高校で世界史を教えるが、本当に伝えたいことはやはり心のケアであると気づき、2017年に株式会社マイルートプラスを起業し、8年で5,000人以上を指導。
2017年11月に株式会社マイルートプラスを設立。
役職や立場を問わず成果が出ることが評判を呼び、2020年4月に著書『ストレスフリー人間関係』を出版。
増刷しロングセラー中。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を出版。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページで特集されるなど、独自のメソッドに注目が集まっている。
「日本の元気は気持ちから!」をミッションにしている。
職場の人間関係や仕事の目標達成について、方法が体系立ててまとめられており、お客様の現状に合ったアプローチを取れることが強み。
また最近では企業研修を実施するなど、活動の幅を広げている。