管理職に求められる本当の役割・能力について考えてみました
こんにちは、ビジネスメンタルトレーナーの伊庭和高です。
管理職に求められる役割や能力については、
管理職なら誰しも一度は考えたことがあると思います。
私は管理職の方の相談にも乗っているのですが、
管理職に求められる役割や能力に関する内容は多いです。
「自分には能力がないのでは?」
「管理職としての役割を果たせていないのでは?」
こうした気持ちに悩まされるほど、
仕事でもストレスを蓄積してしまいます。
今回は一般の見地とは異なる独自の視点で、
管理職に求められる本当の役割・能力について解説します。
管理職に求められる役割・能力
管理職に求められる一般的な役割や能力については、
何となく理解している人も多いです。
その言葉の通り、現場を「管理」することが求められているのです。
その中で部下を指導・育成を担当し、
上層部から与えられたミッションを達成するために働きます。
自分だけが成果を出せば良いのではなく、
部署全体が成果を出せる様にマネジメントするのが、
管理職の役割だと言えます。
悩みやストレスを抱える管理職の共通点
「優れたプレイヤーが優れたマネージャーとは限らない」
この言葉はよく聞かれますが、
管理職になった途端に挫折してしまう人も意外といます。
管理職とは「管理」が仕事なので、
部下に仕事を任せて成果を出さなければいけません。
自分1人がプレイヤーとして引っ張るのではなく、
部下が成果を出すサポートをする必要があるのです。
部下に上手く任せることができないために、
管理職としての仕事がつらくなってしまうことがあるのです。
「なぜ仕事を部下に上手く任せられないのか?」
たとえば失敗してはいけないと思うほど、
部下に仕事を任せられなくなってしまいます。
自分でやった方が早いと考え、
部下に仕事を割り振れなかったり、
途中で仕事を取り上げてしまうのです。
「自分がやった方が早い」と思っても、
部下は1人ではなく複数います。
自分がプレイヤーだった時は何とかなるものの、
管理職側に回れば自分が仕事を抱え込み過ぎてしまいます。
あるいは完璧主義の一面があると、
部下に仕事をまかせられなくなります。
「100%の仕事をしなければいけない」と思うほど、
部下の仕事の粗探しをする様になります。
失敗することや、それに伴い自分の評価が下がることを恐れていると、
部下に仕事を任せられなくなってしまうのです。
ですが任せなければ部下の成長はありませんし、
自分のキャパシティ以上の成果は出せません。
管理職が自分の中でストレスを抱え込んでしまい、
心身にダメージが及んでしまうこともあります。
だからこそ管理職に求められる本当の役割・能力は、
「部下に仕事を任せ、成果が出る様に導き見守ること」なのです。
そしてそのためにも、「人の目(評価)」を気にしないという心の強さが実は非常に重要なのです。
「部下にどう思われているのか?」
「上層部にどう思われているのか?」
この様に人の目や評価を気にするほど、
部下を信頼しようという気持ちも薄まります。
人の目を気にするほど失敗を恐れて、
成果が出ない悪循環に陥ってしまうのです。
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本日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
このコラムの執筆者
伊庭 和高(いば かずたか)
千葉県千葉市出身。
早稲田大学大学院卒。
教育理論や心理学を学ぶ中で100人にインタビューし、独自のメンタルトレーニング理論を確立。
卒業後は高校で世界史を教えるが、本当に伝えたいことはやはり心のケアであると気づき、2017年に株式会社マイルートプラスを起業し、8年で5,000人以上を指導。
2017年11月に株式会社マイルートプラスを設立。
役職や立場を問わず成果が出ることが評判を呼び、2020年4月に著書『ストレスフリー人間関係』を出版。
増刷しロングセラー中。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を出版。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページで特集されるなど、独自のメソッドに注目が集まっている。
「日本の元気は気持ちから!」をミッションにしている。
職場の人間関係や仕事の目標達成について、方法が体系立ててまとめられており、お客様の現状に合ったアプローチを取れることが強み。
また最近では企業研修を実施するなど、活動の幅を広げている。