仕事ができない人の4つの思考回路とは?心理背景を徹底解説!
こんにちは、ビジネスメンタルトレーナーの伊庭和高です。
「仕事ができない人は思考回路が違う」
こうした言葉を聞いたことがあるかもしれません。
仕事ができないままだと辛いですし、
周りにも迷惑をかけてしまいます。
今回は仕事ができない人の思考回路を、
独自の視点から解説します。
仕事ができない人の思考回路とは?
仕事ができない人には、
4つの共通する思考回路があります。
どれか1つに該当することもあれば、
複数に当てはまることもあります。
他責思考
「上司(部下)のせいで…」
「この職場が悪いんだ…」
このように仕事ができない人は、
何かにつけて周りのせいにしがちです。
心理学では他責思考と言いますが、
自分に責任があると思わず、
誰かや何かに責任を押し付けています。
周りに責任を押し付けても、
自分の責任を振り返らないので、
いつまでも仕事ができる様になりません。
他責思考を続けることで、
目の前の課題から逃げている状態なのです。
できない理由探し
「できない」
「難しい」
「無理だ」
「やったことがない」
この様にできない理由を探しがちなのも、
仕事ができない人の特徴です。
できない理由を探していれば、
仕事に取り組もうとしません。
当然ながら仕事ができなくなりますし、
言い訳ばかりこぼす様になるのです。
他人軸
自分軸と他人軸という言葉がありますが、
他人軸で働くほど仕事ができなくなります。
周りの評価や反応を気にしたり、
良い子を演じて振る舞っているのは、
他人軸の状態です。
自分の気持ちがわからなくなりますし、
周りに振り回されてしまうので、
次第にストレスも蓄積されます。
他人軸のままでは主体的に働けず、
仕事ができる様にならないのです。
頭の中で考えがち
私たち人間の脳は頭の中で考えるほど、
ネガティブ思考が強まる習性があります。
仕事ができない人ほど、
頭の中であれこれ考える傾向があります。
頭で考えるほど行動に移せなくなったり、
悪い方へと考えがちになります。
仕事の悩みも増えてしまい、
人間関係で壁に直面することもあるのです。
仕事ができない根本原因は自信のなさ
私は相談に来られる方に対して、
仕事の悩みの根本原因は自信のなさだとお伝えしています。
仕事ができない根本的な原因も、
自分の自信のなさなのです。
仕事の覚えが悪かったりと、
仕事ができるかは個々の状況にもよるでしょう。
ですが自信のある状態で働けていれば、
ペースは人それぞれであっても、
着実に仕事ができる様になるのです。
ですが自信が持てずにいると、
いつまでも仕事ができないままだったり、
「自分は仕事ができない」と思い悩んでしまいます。
先ほど紹介した4つの思考回路も、
自分の自信のなさが根本原因なのです。
仕事ができない現状を放置した末路
仕事ができないと思い悩む状況は、
放置しても良いことがありません。
周りに迷惑をかけるのはもちろん、
自分自身が苦しくなるでしょう。
ネガティブ思考が癖になり、
心身の健康を崩してしまうかもしれません。
メンタル不調で休職したりと、
仕事に影響が出ることもあるのです。
そして仕事ができないと悩む状況は、
時間が解決してはくれません。
たとえ異動や転職で環境を変えても、
一時的に気持ちが楽になることはあっても、
自分が変わっていないので再び仕事のできなさに直面します。
「転職したけど悩みが変わらない…」という声も、
年齢や性別や業種を超えてよく寄せられます。
自信のなさと向き合い、
まず自分自身が変わることで、
仕事ができないと悩む状況を抜け出す必要があります。
現状を改善する2つの方法
ここからは具体的に、
仕事ができない現状を好転する方法を解説します。
2つの方法を繰り返し実践することで、
仕事ができないと思い悩むことなく、
ストレスフリーで働ける様になります。
先ほど紹介した4つの思考回路も、
この2つの方法を実践することで改善に向かいます。
自分で自分の気持ちを声に出す
まず最初に取り組むのは、
自分で自分の気持ちを声に出すこと。
仕事ができないと悩む時ほど、
自分の気持ちを声に出していません。
先ほどもお伝えしたように、
普段から声に出さず、頭の中で考えがちなのです。
私たち人間の脳は頭の中で考えるほど、
ネガティブ思考が強まる習性があります。
一説では1日に考えることの9割が、
ネガティブな事柄だと言われています。
仕事で悩んでいるのは決まって、
頭の中で考えている時です。
頭の中で考えるほど息苦しくなり、
ますます仕事が手につかなくなります。
どんな気持ちでも大丈夫です。
まずは自分で自分の気持ちを声に出すことが、
現状を変える第一歩です。
「どうしたい?」と問いかける
そして自分の気持ちを声に出した後は、
「どうしたい?」と問いかけます。
「どうしたい?」の主語は自分自身。
仕事ができないと悩む時ほど、
自分を主語に問いかけていません。
自分以外の誰かのことを考えています。
「した方がいい」
「するべきだ」
「しなければならない」
「してあげる」
「して欲しい」
たとえばこれらの言葉は、
自分以外の誰かのことを考えている時に浮かびます。
周りのことを先に考えて、
まさに他人軸になってしまうのです。
また「どうしたい?」ではなく、
「どうすればいい?」と考えがちなのも、
仕事ができない人の特徴です。
「私はどうすればいいの?」と考え、
答えを周りに求めてしまうので、
いつまでも自分の気持ちがわからないのです。
周りの言動に振り回され疲れてしまったり、
逆に周りからの信頼を失ってしまうこともあります。
「どうしたい?」と自分を主語に問いかけるのは、
仕事ができないと悩む現状を克服するために不可欠です。
大事なのは習慣化です
ここまで紹介した2つの方法を実践することで、
現状は確実に好転します。
仕事ができないと思い悩む状況を抜け出し、
ストレスフリーで働ける様になります。
ただし大事なのは「習慣化」です。
一度や二度だけ実践しても、
根本的な変化につながりません。
何度も実践して習慣にするからこそ、
普段の振る舞いや働き方に現れるのです。
私は現在、仕事の悩みを解決するための、
無料メール講座を実施していますので、
合わせて学んでみてください。
また著書を通して仕事の悩みを解決する方法を解説しているので、
こちらも合わせて読んでみてください。
本日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
このコラムの執筆者
伊庭 和高(いば かずたか)
千葉県千葉市出身。
早稲田大学大学院卒。
教育理論や心理学を学ぶ中で100人にインタビューし、独自のメンタルトレーニング理論を確立。
卒業後は高校で世界史を教えるが、本当に伝えたいことはやはり心のケアであると気づき、2017年に株式会社マイルートプラスを起業し、8年で5,000人以上を指導。
2017年11月に株式会社マイルートプラスを設立。
役職や立場を問わず成果が出ることが評判を呼び、2020年4月に著書『ストレスフリー人間関係』を出版。
増刷しロングセラー中。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を出版。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページで特集されるなど、独自のメソッドに注目が集まっている。
「日本の元気は気持ちから!」をミッションにしている。
職場の人間関係や仕事の目標達成について、方法が体系立ててまとめられており、お客様の現状に合ったアプローチを取れることが強み。
また最近では企業研修を実施するなど、活動の幅を広げている。