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職場ですみませんが口癖の人の3つの心理とは?接し方も解説





こんにちは、ビジネスメンタルトレーナーの伊庭和高です。

 

「すみませんが口癖の部下がいる…」

「すみませんばかり言われて不快になる…」

 

職場ですみませんが口癖の人に、

イライラもやもやしている人は多いです。

 

何かにつけてすみませんと言われるので、

「そんなに謝らないで欲しい」と思ってしまいます。

 

「一体なぜすみませんばかり言うのか?」

心理背景を独自の視点で解説します。

 

その上で彼らとどう接していけば良いのか、

対処法を解説します。




職場ですみませんが口癖の人の心理背景

 

すみませんが口癖になる人には、

3つの心理背景があります。

 

どれか1つに該当することもあれば、

複数に当てはまることもあります。

 

相手の反応を気にしている

「怒られたらどうしよう…」

「評価が下がらない様にしないと…」

「周りの人と比べて自分は…」

 

この様に相手の反応を気にしていると、

すみませんを連発してしまいます。

 

相手にどう思われるかが気になり、

自分を抑え込んでしまうのです。

 

自分軸と他人軸という言葉がありますが、

まさに他人軸で仕事をしているのです。

 

自分を守っている

実はすみませんと言うことで、

自分を守っている人は多いです。

 

先に謝っておくことで、

それ以上に怒られるのを防いだり、

反省していると思わせようとしています。

 

自分が傷つかない様にしたり、

最悪の事態になるのを回避している状態です。

 

本当に謝罪の気持ちがあるわけではなく、

単なる自己保身ですみませんと言っているだけです。

 

自己肯定感が低い

自己肯定感が低い人ほど、

すみませんが口癖になります。

 

本来は謝罪の言葉だからこそ、

自己肯定感の低さから連発してしまうのです。

 

何かをやろうと思っても、

自分には無理ではないかと諦めたり、

できない理由ばかり考えてしまいます。

 

あるいは同僚と自分を比較して、

劣等感を抱きがちな傾向もあります。

 

自信のなさが根本的な原因です

私は相談に来られる方に対して、

仕事の悩みの根本原因は自信のなさだとお伝えしています。

 

職場ですみませんが口癖になるのは、

その人の自信のなさが影響しているのです。

 

自信があればすみませんを連発しませんし、

堂々と振る舞えているはずです。

 

本当に謝罪したい時だけすみませんと伝え、

それ以外の場面では自己主張もできますし、

相手の意見に素直に耳を傾けられます。

 

自信がないから自己保身に走ったり、

周りの反応を気にしてしまったり、

自己肯定感が低くなります。

 

なぜすみませんと言われると不快になるのか?

すみませんとは、本来は謝罪の言葉です。

 

すみませんと言われた側は、

どこか気まずくなってしまいます。

 

「自分が悪いことをしているのでは?」

「自分が言い過ぎてしまったのでは?」

この様に、つい錯覚してしまうのです。

 

何よりすみませんという言葉を何度も聞いても、

良い気分になる人はいません。

 

その場を明るくする言葉ではなく、

暗い気持ちになってしまうのです。

 

すみませんが口癖の人とどう接すればいいのか?

とはいえ相手を変えることはできません。

 

これは人間関係すべてに言えますが、

相手の行動は相手次第なので、

相手を変えようとすると悩みが深まります。

 

ですが自分の接し方を変えることは、

今すぐにできます。

 

すみませんが口癖の人との接し方として、

これから紹介することを意識してみてください。

 

「何がすみませんなの?」と聞く

すみませんが口癖になっている人は、

出会い頭にすみませんと伝えてくるケースもあります。

 

先ほどもお伝えした様に、

特に悪いと思っておらず、

単なる自己保身ですみませんと言っている人も多いのです。

 

もし相手がすみませんと言ってきたら、

次の様に聞き返してください。

 

「何がすみませんなの?」

「なぜすみませんと言っているの?」

 

この様に、すみませんと言う理由を聞いてみてください。

 

何も考えずすみませんと言ってる人は、

ここで動揺すると思います。

 

別に相手を責める必要はないです。

単純に理由を知りたいという姿勢で、

すみませんと言った背景を聞いてみてください。

 

その上で相手から言葉が出てくるのを待つのです。

 

あやふやなまま会話を終えるのではなく、

すみませんと言った理由を聞くことができれば、

今までよりはお互いに理解して仕事ができる様になります。

 

すみませんという言葉でその場を終えるのを、

そのまま見過ごしてはいけないのです。

 

すみませんをありがとうに変えてもらう

「ご指摘いただきありがとうございます」

「課題がわかってありがたいです」

 

実はすみませんという言葉は、

「ありがとう」に置き換えることができます。

 

すみませんが口癖の人に対して、

すみませんをありがとうに変えてもらう様に伝えてください。

 

ありがとうは感謝の言葉ですし、

お互いに最後は前向きな気持ちになれます。

 

すみませんと言っていた場面で、

ありがとうと伝えてもらう様にすれば、

お互いに気持ちよく会話を終えられます。

 

もしすみませんと言ってしまったなら、

その後にありがとうと付け加えてもらえれば大丈夫です。

 

大事なのは習慣化です

ここまで紹介した2つの方法を意識すれば、

すみませんが口癖の人との関係性にも変化が生まれます。

 

ただし大事なのは「習慣化」です。

 

一度や二度だけ実践しても、

根本的な変化につながりません。

 

何度も繰り返し実践するからこそ、

自分の接し方にも変化が生まれます。

 

私は現在、仕事の悩みを解決するための、

無料メール講座を実施していますので、

合わせて学んでみてください。

 

また著書を通して仕事の悩みを解決する方法を解説しているので、

こちらも合わせて読んでみてください。

 

本日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました!






部下との相性診断

このコラムの執筆者

伊庭 和高

伊庭 和高(いば かずたか)

千葉県千葉市出身。
早稲田大学大学院卒。
教育理論や心理学を学ぶ中で100人にインタビューし、独自のメンタルトレーニング理論を確立。

卒業後は高校で世界史を教えるが、本当に伝えたいことはやはり心のケアであると気づき、2017年に株式会社マイルートプラスを起業し、8年で5,000人以上を指導。

2017年11月に株式会社マイルートプラスを設立。
役職や立場を問わず成果が出ることが評判を呼び、2020年4月に著書『ストレスフリー人間関係』を出版。
増刷しロングセラー中。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を出版。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページで特集されるなど、独自のメソッドに注目が集まっている。

「日本の元気は気持ちから!」をミッションにしている。
職場の人間関係や仕事の目標達成について、方法が体系立ててまとめられており、お客様の現状に合ったアプローチを取れることが強み。

また最近では企業研修を実施するなど、活動の幅を広げている。

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