誰もが自信を持って働きながら、
本当に望む未来を実現する心理学

コラム

 あなたのその悩み、自信のなさが原因です

【経営者必見】マネージャーが斜に構えている!心理背景や原因を解説




こんにちは、ビジネスメンタルトレーナーの伊庭和高です。

 

今回は経営者の方から寄せられた質問に、

回答していきたいと思います。

 

===ここから===

 

小さな会社を経営しています。

管理職などマネージャーが斜に構えていることがあります。

 

マネージャーとして採用した社員が斜に構えていて、

どんな仕事を持ってきても、

「これは違う」「そういうのがやりたいんじゃない」

とばかり言って本気で取り組んでくれません。

 

最近では、若手の社員も影響を受けたようで、

目の前の仕事に対して真剣に向き合わず、

理想論ばかり言って文句を垂れ流しています。

 

このままでは社内で頑張っている一部の社員に負荷が集中したり、

彼らのやる気にも関わると思っています。

 

そのマネージャーは前職での実績を踏まえ、

ビジネスを成長させる期待を持って雇ったのですが、

「あれもない、これもない」と文句ばかり言っています。

 

===ここまで===

 

マネージャーが斜に構えていることがあります。

 

この方の相談にもある通り、

周囲にも悪影響を及ぼしてしまうので、

何とか現状を変えたいところです。

 

そこで今回は斜に構えている心理背景や原因、

そして現状を好転する方法まで、

独自の視点から解説をします。




なぜマネージャーが斜に構えるのか?

 

マネージャーが斜に構えるのは、

4つの心理背景があります。

 

どれか1つに該当することもあれば、

複数に当てはまることもあります。

 

自分の思い通りにさせようとしている

斜に構えることで、

自分の思い通りにさせようとしているかもしれません。

 

斜に構えた態度を取れば、

自分に都合が良い展開へ持ち込めるかもしれません。

 

中途採用でも叩き上げでも、

マネージャーとして働いているので、

斜に構えた言動を雑に扱われることもないでしょう。

 

若手社員や役職の低い社員であれば、

斜に構えても相手にされないでしょうが、

マネージャーという立場を活用している状態です。

 

仕事ができると思い込んでいる

「自分は仕事ができる」と思い込むほど、

斜に構えた言動をとる様になります。

 

仕事ができる自分だからこそ、

あれこれ意見を言ったり、

仕事を選り好みして良いと思っているのです。

 

ここで注目して欲しいのが、

実際に仕事ができるかどうかは別問題だということです。

 

特に中途採用でマネージャーになった場合、

前職でも実績はあるかもしれませんが、

現在の実績はないのです。

 

信用していない

斜に構えた言動をとるのは、

「あなたを信用していません」という意思表示かもしれません。

 

経営者や先輩マネージャーなど、

立場や経験が上の相手だとしても、

信用に足らないと判断すれば斜に構えます。

 

今までの仕事ぶりを見て判断された可能性もあれば、

まだ心を許していないだけかもしれません。

 

あるいは自分の実力を過信して、

最初から相手を信用しようとしていないかもしれません。

 

かまって欲しい

意外かもしれませんが、

斜に構えた言動をとる心理背景として、

かまって欲しいと思っているのです。

 

斜に構えた態度を取れば、

相手も気にかけるでしょう。

 

面倒に思って対立したとしても、

自分に時間を割いてくれたことは確かです。

 

「かまってちゃん」という言葉がありますが、

仕事でも私生活でも斜に構える人は、

かまって欲しいと心の中で思っている可能性があります。

 

マネージャーが斜に構えたままの末路

マネージャーが斜に構えたままだと、

良いことは何もありません。

 

なかなか仕事が進まなかったり、

取引先に迷惑をかけるかもしれません。

 

チームワークを乱したりと、

職場もギスギスするでしょう。

 

他の社員に仕事が集中したりと、

不満因子になってしまうのです。

 

仕事の悩みの9割は人間関係

「私たち人間の悩みの9割は、人間関係によるものだ」

 

これは『嫌われる勇気』で有名な、

心理学者のアドラーの言葉です。

 

この言葉には私も共感するのですが、

仕事の悩みも9割は人間関係が背景にあります。

 

斜に構えたマネージャーに悩んでいるのも、

人間関係の悩みだと言えます。

 

このまま現状を放置していれば、

傷口がさらに悪化してしまうだけです。

 

斜に構え続ける根本原因は自信のなさ

私は相談に来られた方に対して、

仕事の悩みの根本原因は自信のなさだとお伝えしています。

 

斜に構え続ける原因は、

実はマネージャーの自信のなさにあります。

 

もし自信を持って働けていれば、

斜に構える必要などありません。

 

自信がないから思い通りにさせようとしたり、

自分には能力があると過信するのです。

 

かまって欲しいと思ったり、

相手を信用できずにいるのも、

自信がない時に起こります。

 

相手を変えることはできない

ただし相手を変えることはできません。

 

斜に構えたマネージャーの言動は、

どう頑張っても変えることはできないのです。

 

これはプライベートでも同じですが、

相手の言動をコントロールすることはできません。

 

ですが自分の言動を変えることは、

今この瞬間からできます。

 

自分の言動が変われば、

マネージャーや周囲への接し方が変わります。

 

結果としてマネージャーとの関係改善につながるのです。

 

ここからは具体的に、

マネージャーが斜に構えた現状を変えるために、

今からできる2つの方法を解説します。

 

感謝の気持ちを伝える

「いつもありがとう」でも良いのです。

マネージャーに感謝の気持ちを伝えましょう。

 

感謝の反対語は「当たり前」ですが、

斜に構えたマネージャーは「当たり前」の意識が強いです。

 

・やってくれて当たり前

・自分の要求を通せて当たり前

 

こうした意識があるからこそ、

物事を斜に構えて受け止めるのです。

 

だからこそまずは自分から、

感謝の気持ちを伝えること。

 

感謝の気持ちを言われて、

嫌な気分になる人はいません。

 

感謝はより良い関係を築く上でも、

非常に重要なのです。

 

1日に一度以上、感謝を伝えてください。

この点を意識することで、

マネージャーの態度に変化が生まれます。

 

「どうしたいか?」を問いかける

「どうしたいか?」の主語は自分自身。

 

自分を主語に問いかけることで、

仕事の悩みは解決に向かいます。

 

マネージャーの言動に悩む時ほど、

マネージャーや周囲のことを先に考え、

自分を主語に問いかけていないのです。

 

「するべきだ」

「しなければいけない」

「して欲しい」

「してあげる」

「した方がいい」

 

こうした言葉が浮かぶ時ほど、

相手のことを先に考えています。

 

「どうしたいか?」と問いかけ、

自分がしたいと思う行動を選択すること。

 

マネージャーと関わる上でも、

この点を意識してください。

 

大事なのは「習慣化」です

ここまで紹介した2つの方法はシンプルですが、

実践するほど現状が変わります。

 

ですが大事なのは「習慣化」です。

 

マネージャーの言動に悩む状況は、

今に始まったわけではなく、

過去のある時期から続いています。

 

三日坊主という言葉がありますが、

三日坊主では現状は変わりません。

 

今回お伝えした方法を習慣化することが、

現状を好転するポイントだと言えます。

 

私は自信のなさを克服し、

本当に望む成果を出し続けるための秘訣を、

無料メール講座で解説しています。

 

仕事の悩みを解決し成果を出したい場合は、

こちらも登録し学んでみてください。

 

本日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました!






このコラムの執筆者

伊庭 和高

伊庭 和高(いば かずたか)

千葉県千葉市出身。
早稲田大学大学院卒。
教育理論や心理学を学ぶ中で100人にインタビューし、独自のメンタルトレーニング理論を確立。

卒業後は高校で世界史を教えるが、本当に伝えたいことはやはり心のケアであると気づき、2017年に株式会社マイルートプラスを起業し、8年で5,000人以上を指導。

2017年11月に株式会社マイルートプラスを設立。
役職や立場を問わず成果が出ることが評判を呼び、2020年4月に著書『ストレスフリー人間関係』を出版。
増刷しロングセラー中。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を出版。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページで特集されるなど、独自のメソッドに注目が集まっている。

「日本の元気は気持ちから!」をミッションにしている。
職場の人間関係や仕事の目標達成について、方法が体系立ててまとめられており、お客様の現状に合ったアプローチを取れることが強み。

また最近では企業研修を実施するなど、活動の幅を広げている。

関連記事

コラムカテゴリ