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コラム

 あなたのその悩み、自信のなさが原因です

部下の主体性を引き出す2つの本質的な方法




こんにちは、ビジネスメンタルトレーナーの伊庭和高です。

 

今回は経営者や管理職など、

上司の方からよく寄せられる相談です。

 

「部下の主体性を引き出したい」

 

この様な悩みを抱いたことは、

誰しも一度はあります。

 

主体的に働いてもらえば、

その分だけ成果も出ます。

 

部下の主体性を引き出すために、

本やセミナー等で学ぶ人は多いです。

 

今回は独自の切り口から、

部下の主体性を引き出す本質的な方法をお伝えします。




部下の主体性を引き出す大前提

「どれだけ本やセミナーで学んでも、部下の主体性を十分に引き出せない!」

 

こうした声が届くこともありますが、

そもそも部下の主体性を引き出すには大前提があります。

 

「上司である自分自身が主体的に働いていること」

 

これが部下の主体性を引き出す前提です。

 

部下が主体的に働く様に促すのであれば、

自分自身も主体的に働いている必要があります。

 

この前提が実現していなければ、

どれだけ時間やお金をかけても部下の主体性は引き出せません。

 

たとえば上司が周りの目を気にしたり、

失敗を恐れて働いていては、

主体的に働いていると言えません。

 

自分が主体性を抑えているのに、

部下に主体的に働いて欲しいと思うのは無理です。

 

部下の目線に立てば、

説得力がないのです。

 

主体的に働くキーワード

「上司である自分自身が主体的に働いているのか?」

 

この点を振り返ってみることは大切です。

 

そして主体性を確認する上では、

「どうしたいのか?」という言葉がキーワードです。

 

「どうしたいのか?」の主語は自分自身。

 

自分を主語に問いかければ、

自分主体で行動を選択できます。

 

ですが主体的に働いていない時ほど、

自分がしたいことを選択できていません。

 

「した方がいい」

「しなきゃいけない」

「するべきだ」

「して欲しい」

「してあげる」

「どうしたらいいのか?」

 

たとえば上記は主体的に働けていない時に浮かぶ言葉です。

 

自分以外の誰かや何かのことを気にして、

主体性を置き去りにしているのです。

 

「どうしたいのか?」という様に、

語尾を「〜したい」にして働くこと。

 

これが実践できて初めて、

部下の主体性を引き出す土台ができるのです。

 

仕事の悩みの原因は自信のなさ

私はお客様に対してよく、

仕事の悩みの原因は自信のなさだとお伝えしています。

 

仕事の主体性についても、

自信のなさが根本原因なのです。

 

自信が持てない時ほど、

周りを気にして主体性がなくなります。

 

また失敗を恐れて、

主体的な選択が取れなくなるのです。

 

「どうしたいのか?」という問いかけは、

自信を持って働く上で不可欠です。

 

自信を持って働けていれば、

主体性も自然と湧き出ますし、

部下の主体性も促せる様になるのです。

 

部下の主体性を引き出す関わり方

ここまでの内容を踏まえて、

部下の主体性を引き出す関わり方をお伝えします。

 

自分自身が主体的に働けている上で、

次の2つの方法を実践してみてください。

 

「どうしたいのか?」と部下に問いかける

 

先ほどもお伝えした様に、

主体的に働くには自分を主語に問いかけることが不可欠です。

 

「どうしたいのか?」という問いかけを、

部下にも行ってください。

 

「どの様に案件を進めたいのか?」

 

「取引先とどう関わりたいのか?」

 

「いつまでに終えたいのか?」

 

この様に語尾を「〜したい」にして、

部下に問いかけるのです。

 

部下が自分主体で意思決定し、

納得感を持って取り組める様になります。

もし「どうしたいかわからない」と言われたら、

「わかるとしたらどうしたい?」と問いかけてください。

 

本当は自分の意思があるものの、

周囲の評価を気にしたり失敗を恐れて、

わからないと答えている可能性もあります。

 

改めて問いかけることで、

部下の本音を引き出しやすくなります。

 

感謝の気持ちを伝える

そしてもう1つの方法は、

感謝の気持ちを言葉にして伝えること。

 

心の中で思っているだけではダメで、

実際に口に出して伝えるのです。

 

「いつもありがとう」という様に、

理由が曖昧でもOKです。

 

感謝の反対語は「当たり前」ですが、

仕事をしてくれて当たり前だと思うと、

部下のできていない点に意識が向きやすくなります。

 

「あれもダメ」

「これもやってくれない」

「どうして理解が遅いのか」

 

こうした気持ちを抱くほど、

部下にキツく接してしまうので、

部下も萎縮してしまいます。

 

何より感謝の気持ちを言われて、

嫌な気分になる人はいません。

 

感謝は信頼関係を築くポイントでもあるのです。

 

大事なのは「習慣化」です

ここまで紹介した2つの方法を使えば、

部下の主体性を引き出せる様になります。

 

ですが大事なのは「習慣化」

 

1日や2日実践しただけでは、

根本的な変化にはつながりません。

 

そもそも部下の主体性が引き出せず悩む様になったのは、

今までの仕事の日々で積み重ねられたもの。

 

自信のなさと向き合いながら、

2つの方法を繰り返し実践することで、

現状が好転します。

 

三日坊主という言葉がありますが、

三日坊主では以前までの自分に逆戻りしてしまいます。

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本日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました!






部下との相性診断

このコラムの執筆者

伊庭 和高

伊庭 和高(いば かずたか)

千葉県千葉市出身。
早稲田大学大学院卒。
教育理論や心理学を学ぶ中で100人にインタビューし、独自のメンタルトレーニング理論を確立。

卒業後は高校で世界史を教えるが、本当に伝えたいことはやはり心のケアであると気づき、2017年に株式会社マイルートプラスを起業し、8年で5,000人以上を指導。

2017年11月に株式会社マイルートプラスを設立。
役職や立場を問わず成果が出ることが評判を呼び、2020年4月に著書『ストレスフリー人間関係』を出版。
増刷しロングセラー中。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を出版。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページで特集されるなど、独自のメソッドに注目が集まっている。

「日本の元気は気持ちから!」をミッションにしている。
職場の人間関係や仕事の目標達成について、方法が体系立ててまとめられており、お客様の現状に合ったアプローチを取れることが強み。

また最近では企業研修を実施するなど、活動の幅を広げている。

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