メンタリングとコーチングに違いはない?効果が出ない時の共通点
こんにちは、ビジネスメンタルトレーナーの伊庭和高です。
今回は経営者や管理職など、
上司の方からよく寄せられる質問を取り上げます。
「メンタリングとコーチングの違いがわからない」
部下のマネジメントや向学のため、
メンタリングやコーチングに興味を持つ人は多いです。
本を読んで学んだり、
資格講座へ通ったりする人もいます。
その一方で、両者の明確な違いがわからず困っている人もいます。
今回はメンタルングとコーチングの違いを、
独自の視点で解説します。
メンタリングとコーチングの違い
メンタリングとコーチングですが、
本質的な意味はどちらも同じです。
上司と部下という様に、
一対一の対話をしながら気づきを促していくのです。
ただしコーチングの方が、
より仕事の実務面に偏ります。
仕事の目標を一緒に導き出したり、
スキル習得のフォローも行います。
一方でメンタリングの方が、
人間関係の悩みやメンタル面のケアも含まれています。
同僚やクライアントとの関係に悩んだり、
メンタルの不調で休職を考えていること等もフォローしていきます。
とはいえコーチングであっても、
人間関係の悩みやメンタル面のケアに話が及ぶこともあります。
一方でメンタリングにおいても、
実務面の話を深堀りすることもあります。
その意味ではどちらにも違いはなく、
本質的には同じものだと思って大丈夫です。
自分がピンと来たものであれば、
メンタリングとコーチングのどちらでも役立つのです。
効果が出ない時の共通点
メンタリングとコーチング、
どちらを学んでも効果が出ない!
こうした声もよく寄せられます。
せっかく時間とお金をかけたのに、
期待した成果が得られないのはつらいです。
実は効果が出ない時には、
ある共通点があります。
それが「相手を変えようとしていること」
部下を変えようとするために、
コーチングやメンタリングを活用しても逆効果なのです。
反対の立場になればわかります。
どこか自分を変えられようとしているのに、
違和感を覚えるでしょう。
これでは期待した効果は得られません。
まずは自分自身を高める
ここで大事なのは、
「まずは自分自身が変わること」
メンタリングやコーチングの学びを、
自分自身に実践することです。
自分に実践することで、
内容が定着します。
学んだ内容をそのまま伝えても、
部下はどこか表面的なものに感じてしまうのです。
自分で効果を感じたからこそ、
部下にも自然と伝えられますし、
説得力も増すでしょう。
自分自身が実践せず、
知識だけを得ようという姿勢では、
期待した効果は一向に得られません。
何より自分で実践すれば、
自分の仕事の成果は上がります。
もちろん部下の変化を促せれば理想ですが、
そうでなくとも自分自身が成長しているのです。
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本日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
このコラムの執筆者
伊庭 和高(いば かずたか)
千葉県千葉市出身。
早稲田大学大学院卒。
教育理論や心理学を学ぶ中で100人にインタビューし、独自のメンタルトレーニング理論を確立。
卒業後は高校で世界史を教えるが、本当に伝えたいことはやはり心のケアであると気づき、2017年に株式会社マイルートプラスを起業し、8年で5,000人以上を指導。
2017年11月に株式会社マイルートプラスを設立。
役職や立場を問わず成果が出ることが評判を呼び、2020年4月に著書『ストレスフリー人間関係』を出版。
増刷しロングセラー中。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を出版。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページで特集されるなど、独自のメソッドに注目が集まっている。
「日本の元気は気持ちから!」をミッションにしている。
職場の人間関係や仕事の目標達成について、方法が体系立ててまとめられており、お客様の現状に合ったアプローチを取れることが強み。
また最近では企業研修を実施するなど、活動の幅を広げている。