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内向的な部下の3つの心理!上司が原因であることも!




こんにちは、ビジネスメンタルトレーナーの伊庭和高です。

 

「内向的な部下との接し方に悩んでいる」

 

こうした声は業種や立場を超えて、

上司の方からよく寄せられます。

 

部下が内向的だと、

仕事がスムーズに進まないことがあります。

 

コミュニケーションにズレが生じたり、

積極性を感じられないこともあります。

 

そのまま放置していると、

職場全体に悪影響を及ぼすこともあるのです。

 

今回は一般の見地と異なる独自の視点から、

内向的な部下との接し方に悩む原因を解説します。




なぜ内向的なのか?

 

「内向的なのは性格だから仕方ない」

 

この様に結論づける人もいますが、

性格だけで片付けてはいけません。

 

内向的なのは決して性格ではなく、

部下の心理背景が影響していることもあります。

 

部下が内向的になってしまうのは、

大きく3つの心理背景があります。

 

どれか1つに当てはまることもあれば、

複数に該当することもあります。

 

周りの目を気にしている

「変な風に思われたらどうしよう?」

「怒られたらどうしよう?」

「職場で浮いたらどうしよう?」

 

この様に周りの目を気にしていると、

内向的になってしまいます。

 

周りを気にするほど、

自分の行動を抑えてしまいます。

 

言いたいことを言わず、

周りに合わせたりもします。

 

結果的におとなしくなり、

内向的だと思われてしまうのです。

 

どこか本音を出していない様に見え、

当たり障りなく働いてしまうのです。

 

失敗を恐れている

「間違えたらどうしよう…」

「ミスをしたらどうしよう…」

「上手くいかなかったらどうしよう…」

 

この様に失敗を恐れるほど、

内向的な一面が出てきます。

 

積極的に仕事を取りにいかず、

受け身の姿勢で働いてしまうのです。

 

失敗を恐れるあまり萎縮してしまい、

何かにチャレンジしようともしなくなります。

 

失敗だと指摘されるのも怖がり、

上司への報告や相談もすくなりなりがちなのです。

 

コミュニケーションが苦手

コミュニケーションに苦手意識があると、

周囲との関わりが消極的になります。

 

言いたいことが上手くいえず、

恥をかいてしまうこともあるでしょう。

 

あるいは同僚の伝え方が上手く、

劣等感を抱くこともあるでしょう。

 

それなら自分から関わらず、

コミュニケーションの機会を最小限にするのです。

 

結果的に、周囲から見れば内向的に見えてしまいます。

 

上司の言動で部下が内向的になることも!

ここまで部下の原因を解説しましたが、

人間関係は自分と相手がいて成り立っています。

 

部下が内向的になっている状況は、

もちろん部下にも原因があります。

 

その一方で上司の言動や態度が原因で、

内向的な部下を作り出してしまうこともあるのです。

 

この点に意識を向けず部下にだけ原因を求めても、

現状は一向に好転しないのです。

 

「もし自分にも原因があるとしたら何だろうか?」

 

この様に自分自身へ問いかけることは、

内向的な部下に悩む現状を変えるために効果的です。

 

上司も周りの目を気にしている

周りの目を気にしている部下は、

内向的になりやすいと先ほど述べました。

 

実はこれは、上司にも言えることです。

 

「部下にどう思われているのか…」

「指摘をして落ち込んだらどうしよう…」

「出来が悪い上司だと思われているかも…」

 

この様に周りを気にする気持ちがあると、

部下にも距離を取って関わる様になります。

 

上司も内向的になってしまったり、

自分を出さず気を使いすぎてしまうのです。

 

結果として部下も距離を感じ、

内向的な一面が出やすくなるのです。

 

高圧的に接している

部下にキツく当たったり…

できない点ばかり指摘したり…

必要以上に部下をいじったり…

 

この様に高圧的に接すれば、

次第に部下も萎縮してしまいます。

 

ここでポイントなのが、

高圧的な言動を取る人の多くが、

自分が高圧的だと自覚していないのです。

 

「これが当たり前だ」と思い込み、

自分の基準を押し付けているのです。

 

そして高圧的に接するほど、

部下は何も言えなくなってしまいます。

 

悩みは形を変えて繰り返される

「内向的な部下が悪い」

「異動すれば状況は変わる」

 

相手や環境のせいにして、

その場をやり過ごそうとする人もいますが、

これは間違っています。

 

相手や環境を変えたとしても、

自分が変わらなければ同じ悩みを繰り返してしまいます。

 

内向的な部下が何度も現れたり、

部下とのコミュニケーションに問題が発生してしまうのです。

 

そして先ほどもお伝えした通り、

部下を変えようとするのは無理です。

 

これは決して部下に限らず、

相手を変えることはできません。

 

相手の行動は相手次第であり、

自分でコントロールできないのです。

 

内向的な部下の背景を知り、

自分の関わり方を変えていくことが、

現状を好転させるヒケツです。

 

また内向的な部下の様に、

部下との関わりに悩む上司が絶対知っておくべき心理背景も以下でまとめています。

◯:部下との関わりに悩む上司が絶対知っておくべき心理背景

 

本日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました!






部下との相性診断

このコラムの執筆者

伊庭 和高

伊庭 和高(いば かずたか)

千葉県千葉市出身。
早稲田大学大学院卒。
教育理論や心理学を学ぶ中で100人にインタビューし、独自のメンタルトレーニング理論を確立。

卒業後は高校で世界史を教えるが、本当に伝えたいことはやはり心のケアであると気づき、2017年に株式会社マイルートプラスを起業し、8年で5,000人以上を指導。

2017年11月に株式会社マイルートプラスを設立。
役職や立場を問わず成果が出ることが評判を呼び、2020年4月に著書『ストレスフリー人間関係』を出版。
増刷しロングセラー中。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を出版。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページで特集されるなど、独自のメソッドに注目が集まっている。

「日本の元気は気持ちから!」をミッションにしている。
職場の人間関係や仕事の目標達成について、方法が体系立ててまとめられており、お客様の現状に合ったアプローチを取れることが強み。

また最近では企業研修を実施するなど、活動の幅を広げている。

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