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部下に仕事を任せる丸投げ上司の末路とは?




こんにちは、ビジネスメンタルトレーナーの伊庭和高です。

 

「部下に仕事を任せまくる上司がいる」

 

こうした声は業種を問わず、

多くの企業から寄せられています。

 

仕事を丸投げすることで、

部下の成長を促していると考える上司もいます。

 

ですが必要なフォローをしなかったり、

自分が仕事をしていない素振りを見せれば、

組織の中で問題が発生するでしょう。

 

「今まで部下に仕事を丸投げしたツケが回って来た」

 

こうした声を上司である当事者から聞くことも多いです。

 

今回は一般の見地とは異なる独自の視点で、

部下に仕事を任せる丸投げ上司の末路を特集します。




丸投げ上司の末路

 

丸投げを続ける上司は、

一体どうなってしまうのか?

 

どんな結末を迎えても、

幸せな未来が待っていないことは確かなのです。

 

部下からの信用を失う

仕事を任せ続ければ、

次第に部下からの信用を失います。

最初は意気に感じる部下がいても、

次第に不信感が募るのです。

 

「自分がやりたくないからでは?」

「面倒くさがっているのでは?」

 

ここで最悪なのが、

部下の成果を横取りしてしまうこと。

 

部下に任せた仕事について、

さも自分の手柄の様に語ってしまえば、

一気に部下の気持ちは離れてしまいます。

 

仕事ができなくなる

仕事を任せれば任せるほど、

自分が仕事ができなくなります。

 

次第に肩書きと実力が伴わなくなり、

どこかで大きな壁に直面してしまうのです。

 

今までならできていたのに、

丸投げしたことで急にできなくなってしまうことはあります。

 

短期的には楽ができますが、

長期的に見れば自分の立場を危うくしてしまうのです。

 

いざという時に誰も助けてくれない

もし突発的な事態が発生した場合、

今まで仕事を任せていたツケが出てしまいます。

 

「助けて欲しい」と求めても、

周りが助けてくれないのです。

 

部下が引き受けてくれなかったり、

自分の思った通りに動いてくれないのです。

 

いざというときに誰も助けてくれず、

自分が苦しい思いをしてしまいます。

 

丸投げしている姿はバレています

そして意外と気づいていない人が多いですが、

丸投げしている姿は周囲にバレています。

 

当事者である部下はもちろん、

同僚にもバレているのです。

 

「あの人は仕事を丸投げする」

「困ったら部下に全部押しつける」

 

こうした噂が組織内を巡る様になります。

 

管理職や役員や他部署の人などにも広まり、

将来的な出世や仕事のしやすさにも影響を与えます。

 

当事者間の話では済まず、

影響が多方面に出てしまうのです。

 

最終的な責任は自分にやってくる

結局のところ、最終的な責任は自分にやって来ます。

 

部下の信用を失ったり、

仕事ができなくなったり、

周囲から人が離れていったりと、

自分にとって良いことは何もありません。

 

「丸投げ上司」という噂が広まれば、

会社に居場所がないと感じやすくなります。

 

短期的なメリットはあっても、

長期的にはデメリットしかないと気づく必要があるのです。

 

丸投げ上司の2パターン

ここまで丸投げ上司の末路を解説しましたが、

実は丸投げ上司には2パターンあります。

 

1つ目が、上司になる前も仕事を丸投げしていたパターン。

 

それまでも仕事を他の人に投げていたり、

当たり障りない無難な仕事をしていたのです。

 

年功序列で出世できたか、

上司からの印象が良くて出世できたか、

同僚の手柄を横取りして出世できたのです。

 

でも上司になったことで、

丸投げすることが誤魔化せなくなってきました。

もう1つが上司になってから丸投げしたパターン。

 

今まで真面目に働いていたものの、

上司になって楽ができることを覚えてしまったのです。

 

立場を利用したりと、

部下に仕事を投げることが増えてしまいました。

 

このまま放置しておくと、

今後も仕事を丸投げし続けてしまいます。

 

悩みは形を変えて繰り返される

部下が変わっても、

部署が変わっても、

悩みは形を変えて繰り返されます。

 

丸投げしてしまう癖は、

環境が変わっても抜けきらないのです。

 

「転職すれば状況は一変するのでは?」

 

こうした気持ちを抱く人もいますが、

それは間違っています。

 

確かに仕事や人間関係はリセットされますが、

丸投げしてきた姿勢までは変わりません。

 

仕事に消極的になったり、

仕事のスキルが落ちた状態のため、

新たな職場でも壁に直面してしまうのです。

 

部下に仕事を任せる前にやること

部下に仕事を任せる前に、

一度立ち止まって問いかける必要があります。

 

「なぜ部下に仕事を任せるのか?」

 

「丸投げしようとしているのではないか?」

 

この様に自分に問いかけることで冷静になれます。

 

その上で、「自分はどうしたいのか?」と問いかけましょう。

 

仕事を任せること自体はあっても良いですが、

今までは何でも任せすぎていた状態です。

 

自分で仕事をこなしたり、

別の部下に仕事を割り振ったり、

相談があれば積極的に乗ったりと、

今までと自身の行動を変える必要があります。

そして何より大事なのが「習慣化」

 

一度だけ実践しても状況は変わりません。

 

先ほどもお伝えした様に、

仕事を丸投げするのは癖になっています。

 

今までの悪い習慣を改め、

仕事を丸投げしない習慣に変えていく必要があります。

 

ただし多くの人が行動を習慣化できず悩んでいます。

 

先ほどお伝えした方法を実践しようと思っても、

気づけば以前までの習慣に戻ってしまうのです。

 

「人はその日に学んだことの7割を忘れる」

 

これは私たち人間の記憶のメカニズムで、

エビングハウスの忘却曲線で証明されています。

 

だからこそ忘れにくくするためにも、

毎日意識しながら実践する必要があります。

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本日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました!






部下との相性診断

このコラムの執筆者

伊庭 和高

伊庭 和高(いば かずたか)

千葉県千葉市出身。
早稲田大学大学院卒。
教育理論や心理学を学ぶ中で100人にインタビューし、独自のメンタルトレーニング理論を確立。

卒業後は高校で世界史を教えるが、本当に伝えたいことはやはり心のケアであると気づき、2017年に株式会社マイルートプラスを起業し、8年で5,000人以上を指導。

2017年11月に株式会社マイルートプラスを設立。
役職や立場を問わず成果が出ることが評判を呼び、2020年4月に著書『ストレスフリー人間関係』を出版。
増刷しロングセラー中。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を出版。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページで特集されるなど、独自のメソッドに注目が集まっている。

「日本の元気は気持ちから!」をミッションにしている。
職場の人間関係や仕事の目標達成について、方法が体系立ててまとめられており、お客様の現状に合ったアプローチを取れることが強み。

また最近では企業研修を実施するなど、活動の幅を広げている。

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