社員を強く指導できない経営者が抱える自信のなさとは?
こんにちは、ビジネスメンタルトレーナーの伊庭和高です。
「社員を強く指導できない」という声は、
会社規模を問わず経営者の方からよく受ける質問です。
社員を強く指導できないと、
会社経営にもさまざまな問題が生じます。
社員が独断で行動する場面が増えたり、
指示が十分に行き届かないなど、
良いことは何もないのです。
今回は一般の見地とは異なる独自の視点で、
社員を強くできない心理背景について解説します。
社員にどう思われるかを気にしている
「なぜ社員を強く指導できないのか?」
簡潔に言えば、社員にどう思われるかを気にしているからです。
社員の反応を気にしたり、
社員の顔色を伺う気持ちがあるのです。
「反発されたらどうしよう…」
「傷つけたらどうしよう…」
「悪いウワサになったらどうしよう…」
「嫌われたらどうしよう…」
こうした気持ちがあると、
社員を強く指導できないのです。
そしてこれは仕事の場面だけに限らず、
今までの人生でも繰り返してきた可能性があります。
友達、先生、親、恋人、子供など、
相手にどう思われるかを気にしてきた可能性があるのです。
根本原因は自信のなさ
私はお客様に、すべての悩みの根本原因は自信のなさだと伝えています。
社員を強く指導できないのも、
自信のなさが背景にあります。
もし自信を持てていれば、
社員に強く指導することもできます。
伝えたいことは伝えながら、
社員とコミュニケーションを取れるのです。
ですが自信が持てていない時ほど、
社員にどう思われるかを気にしてしまいます。
当たり障りのない言葉を発しながら、
強く指導できない状況を作り出してしまいます。
経営者であっても自信のなさに直面することはあります。
常に自信がないわけではなく、
社員に伝える時に自信のなさが出てきてしまうのです。
社員を強く指導できないとどうなるのか?
社員を強く指導できないと、
社員との間で信頼関係が築けません。
「あの人は信用できないな…」と、
心の中で思われている可能性があるのです。
社員とコミュニケーションのミスが生まれたり、
こちらの意図が十分伝わらないこともあります。
結果として業績に影響が出たり、
社員の離職につながることもあります。
また経営者をなめる社員が出たりと、
良いことは何もないのです。
社員を変えても状況は変わらない
「自分は悪くない」
「社員を変えれば状況は変わる」
もしこの様に思ってしまえば、
残念ながら現状は変わりません。
一時的に好転することはあっても、
次第に元の状態に戻ってしまうのです。
新たな社員を雇ったり、
新たに管理職として昇進させたりすれば、
一時的には状況が変わるかもしれません。
ですが人間関係は自分と相手がいて成立します。
社員を変えても自分が変わらないと、
強く指導できない状況が繰り返されるのです。
現状を好転させるために
実際、私に相談される方は心のどこかで、
「自分が変わらないと根本的に変わらない」と気づいています。
社員を変えたり環境を変えても、
同じ悩みを繰り返してきた人もいました。
先ほどもお伝えした様に、
すべての悩みの原因は自信のなさです。
経営者が自信のなさと向き合わない限り、
現状は好転しないのです。
私は自信のなさと向き合い、
本当に望む成果を出し続けるための秘訣を、
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本日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
このコラムの執筆者
伊庭 和高(いば かずたか)
千葉県千葉市出身。
早稲田大学大学院卒。
教育理論や心理学を学ぶ中で100人にインタビューし、独自のメンタルトレーニング理論を確立。
卒業後は高校で世界史を教えるが、本当に伝えたいことはやはり心のケアであると気づき、2017年に株式会社マイルートプラスを起業し、8年で5,000人以上を指導。
2017年11月に株式会社マイルートプラスを設立。
役職や立場を問わず成果が出ることが評判を呼び、2020年4月に著書『ストレスフリー人間関係』を出版。
増刷しロングセラー中。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を出版。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページで特集されるなど、独自のメソッドに注目が集まっている。
「日本の元気は気持ちから!」をミッションにしている。
職場の人間関係や仕事の目標達成について、方法が体系立ててまとめられており、お客様の現状に合ったアプローチを取れることが強み。
また最近では企業研修を実施するなど、活動の幅を広げている。