仕事ができない人の6つの口癖とは?
こんにちは、ビジネスメンタルトレーナーの伊庭和高です。
「仕事ができない人には共通する口癖がある」
こうした言葉を聞いたことがあるかもしれません。
仕事ができないままだと辛いですし、
周りにも迷惑をかけてしまいます。
今回は独自の視点から、
仕事ができない人の口癖を解説します。
仕事ができない人にはどんな口癖があるのか?
仕事ができない人には、
6つの口癖があります。
どれか1つに該当することもあれば、
複数に当てはまることもあります。
難しい
仕事ができない人ほど、
「難しい」が浮かびやすいです。
「難しい」と思うことで、
それ以上考えるのを止めてしまいます。
何とか工夫して取り組んだり、
解決の糸口を探そうとするのではなく、
「難しいから仕方ないよね」と妥協する理由にもできてしまうのです。
何かにつけて難しいと思うことで、
仕事ができない状況を作り出してしまいます。
わからない
先ほどの「難しい」と同様に、
「わからない」も思考停止させる言葉です。
「わからない」と思うことで、
それ以上考えるのを止めてしまいます。
もしお客様から「わからない」と言われたら、
「わかるとしたらどう思う?」と私は聞き返します。
本当はわからないわけではなく、
考えが十分にまとまっていなかったり、
単に自信がないのが理由かもしれません。
後でやろう
「後でやろう」と思うほど、
目の前の仕事を先延ばしにします。
その分だけしわ寄せも出ますし、
やっつけ仕事で追い込むかもしれません。
これでは仕事ができる様になりません。
後でやろうという言葉を発することで、
今この瞬間に楽をしようとしているのです。
あの人のせいで…
「上司のせいで…」
「クライアントのせいで…」
「他部署のせいで…」
この様に誰かのせいにする人ほど、
仕事ができる様にはなりません。
人間関係は自分と相手がいて成立するので、
どちらか片方だけが悪いことはありません。
それなのに誰かのせいにすることで、
自分の原因を振り返ろうとしないのです。
心理学では他責思考とも呼びますが、
誰かのせいにするほど仕事ができなくなり、
どこかでツケが回ってくるのです。
どうすればいいの?
「どうすればいいですか?」が口癖の人は、
仕事ができる様になりません。
「私はどうすればいいの?」という様に、
答えを周りに求め続けてしまうので、
自分で答えを導き出せなくなります。
言われたことはこなせるでしょうが、
自分で考えて仕事ができないので、
どこかで必ず壁に直面します。
次第に周囲からも見放され、
孤立してしまう恐れもあります。
申し訳ありません
「申し訳ありません」と謝るのが癖になると、
仕事ができなくなります。
申し訳ありませんとは謝罪の言葉ですが、
口癖の様に使っている人がいます。
自分を下げる言葉なので、
使うほど自己肯定感も低くなりますし、
仕事に後ろ向きな姿勢になってしまいます。
何かにつけて謝っている人は、
どう考えても仕事ができないのです。
「何に対して謝っているのかわかっているのか?」と、
周りから思われているかもしれません。
仕事ができない根本原因は自信のなさ
私は相談に来られる方に対して、
仕事の悩みの根本原因は自信のなさだとお伝えしています。
仕事ができない根本的な原因も、
自分の自信のなさなのです。
仕事の覚えが悪かったりと、
仕事ができるかは個々の状況にもよるでしょう。
ですが自信のある状態で働けていれば、
ペースは人それぞれであっても、
着実に仕事ができる様になるのです。
ですが自信が持てずにいると、
いつまでも仕事ができないままだったり、
「自分は仕事ができない」と思い悩んでしまいます。
先ほど紹介した6つの口癖も、
自信のなさが背景にあるのです。。
仕事ができない現状を放置した末路
仕事ができないと思い悩む状況は、
放置しても良いことがありません。
周りに迷惑をかけるのはもちろん、
自分自身が苦しくなるでしょう。
ネガティブ思考が癖になり、
心身の健康を崩してしまうかもしれません。
メンタル不調で休職したりと、
仕事に影響が出ることもあるのです。
そして仕事ができないと悩む状況は、
時間が解決してはくれません。
たとえ異動や転職で環境を変えても、
一時的に気持ちが楽になることはあっても、
自分が変わっていないので再び仕事のできなさに直面します。
「転職したけど悩みが変わらない…」という声も、
年齢や性別や業種を超えてよく寄せられます。
自信のなさと向き合い、
まず自分自身が変わることで、
仕事ができないと悩む状況を抜け出す必要があります。
現状を改善する2つの方法
ここからは具体的に、
仕事ができない現状を好転する方法を解説します。
2つの方法を繰り返し実践することで、
仕事ができないと思い悩むことなく、
ストレスフリーで働ける様になります。
自分で自分の気持ちを声に出す
まず最初に取り組むのは、
自分で自分の気持ちを声に出すこと。
仕事ができないと悩む時ほど、
自分の気持ちを声に出していません。
普段から声に出さず、頭の中で考えがちなのです。
私たち人間の脳は頭の中で考えるほど、
ネガティブ思考が強まる習性があります。
一説では1日に考えることの9割が、
ネガティブな事柄だと言われています。
仕事で悩んでいるのは決まって、
頭の中で考えている時です。
頭の中で考えるほど息苦しくなり、
ますます仕事が手につかなくなります。
先ほど紹介した6つの口癖も、
頭の中で考えている時に浮かびやすいのです。
どんな気持ちでも大丈夫です。
まずは自分で自分の気持ちを声に出すことが、
現状を変える第一歩です。
「どうしたい?」と問いかける
そして自分の気持ちを声に出した後は、
「どうしたい?」と問いかけます。
「どうしたい?」の主語は自分自身。
仕事ができないと悩む時ほど、
自分を主語に問いかけていません。
自分以外の誰かのことを考えています。
「した方がいい」
「するべきだ」
「しなければならない」
「してあげる」
「して欲しい」
たとえばこれらの言葉は、
自分以外の誰かのことを考えている時に浮かびます。
周りのことを先に考えて、
まさに他人軸になってしまうのです。
周りの言動に振り回され疲れてしまったり、
逆に周りからの信頼を失ってしまうこともあります。
「どうしたい?」と自分を主語に問いかけるのは、
仕事ができないと悩む現状を克服するために不可欠です。
大事なのは習慣化です
ここまで紹介した2つの方法を実践することで、
現状は確実に好転します。
仕事ができないと思い悩む状況を抜け出し、
ストレスフリーで働ける様になります。
ただし大事なのは「習慣化」です。
一度や二度だけ実践しても、
根本的な変化につながりません。
何度も実践して習慣にするからこそ、
普段の振る舞いや働き方に現れるのです。
私は現在、仕事の悩みを解決するための、
無料メール講座を実施していますので、
合わせて学んでみてください。
また著書を通して仕事の悩みを解決する方法を解説しているので、
こちらも合わせて読んでみてください。
本日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
このコラムの執筆者
伊庭 和高(いば かずたか)
千葉県千葉市出身。
早稲田大学大学院卒。
教育理論や心理学を学ぶ中で100人にインタビューし、独自のメンタルトレーニング理論を確立。
卒業後は高校で世界史を教えるが、本当に伝えたいことはやはり心のケアであると気づき、2017年に株式会社マイルートプラスを起業し、8年で5,000人以上を指導。
2017年11月に株式会社マイルートプラスを設立。
役職や立場を問わず成果が出ることが評判を呼び、2020年4月に著書『ストレスフリー人間関係』を出版。
増刷しロングセラー中。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を出版。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページで特集されるなど、独自のメソッドに注目が集まっている。
「日本の元気は気持ちから!」をミッションにしている。
職場の人間関係や仕事の目標達成について、方法が体系立ててまとめられており、お客様の現状に合ったアプローチを取れることが強み。
また最近では企業研修を実施するなど、活動の幅を広げている。