社会人の遅刻はありえないけど…今から挽回する3つの方法
こんにちは、ビジネスメンタルトレーナーの伊庭和高です。
「社会人なのに遅刻してしまった!」
「遅刻が癖になってしまった…」
こうした相談は年齢や性別を問わず、
定期的に私の元に寄せられます。
私自身は子供の頃から寝坊癖があるので、
遅刻しない様にと特に神経を使っています。
私の様に気を使っている人もいるでしょうが、
それでも遅刻をしてしまう時はあります。
今回は独自の視点から、
遅刻をしてしまった状況から挽回する、
リカバリー法をお伝えします。
社会人の遅刻はあり得ないけど…
遅刻をしても良いことはありません。
信用を失ってしまったり、
相手に迷惑をかけてしまったりと、
その後にも悪影響を及ぼします。
特にクライアントとのアポに遅刻すれば、
その時点で話をなかったことにされるかもしれません。
もちろんやむを得ない理由での遅刻もありますが、
たとえそうであっても印象が良くなることはありません。
とはいえどれだけ気をつけていても、
遅刻してしまうことはあります。
たとえば睡眠は人間の生理現象の1つですし、
寝坊してしまうのは自分ではコントロールできない面もあります。
社会人として遅刻はあり得ないものの、
大事なのは遅刻を繰り返さないことであり、
遅刻した時に上手く挽回することです。
今から挽回する3つのリカバリー法
もちろん遅刻しないのが一番ですが、
いざ遅刻してしまった時にどうリカバリーするか?
3つの方法をお伝えしますので、
どれか1つ実践してみてください。
交通事情
「急に電車が遅延してしまい…」
「車で向かっていたものの、渋滞に巻き込まれ…」
この様に交通事情を理由にすれば、
遅刻した時の印象もそこまで悪くなりません。
自分ではどうすることもできないですし、
やむを得ない理由だと言えます。
交通情報を検索するサイトでも、
人身事故などではない軽微な遅れであれば、
公式にアップされないこともあります。
車内で急病人が出たことによる遅延が本当か、
相手は知る手立てがないのです。
ただし交通事情による遅刻を使うなら、
直前に連絡するのはできる限り避けましょう。
すぐそこまで来ていれば別ですが、
待ち合わせ数分前に「電車が遅延してて…」と言えば、
さすがに無理があります。
10分前、20分前、30分前と、
当初の時間より余裕があるほど、
相手に与えるネガティブな印象は軽減されるのです。
体調不良
「朝から体調が悪くて…」
「電車に乗っていて急にお腹が痛くなって…」
この様に体調不良を理由にすれば、
相手はそれ以上は何も言えないでしょう。
むしろ「大丈夫?」と心配してくれます。
ただし体調不良も行き過ぎれば、
「無理して来なくて良い」と言われてしまいます。
欠席しても良いなら別ですが、
どうしても行きたい予定に寝坊した場合、
体調不良を理由にしながらも待ち合わせには行きたいはずです。
そのため「一時的に休んで回復する体調不良」を、
相手に理由として伝えるのがポイントです。
たとえば電車移動中にお腹が痛くなり、
トイレに行ったことで回復すれば、
相手もそれ以上は気に留めません。
朝に貧血気味だと思い少し横になったら回復したと言えば、
相手もそれ以上は何も言わないでしょう。
深刻すぎる体調不良の理由を使わないのが大事なのです。
時間の勘違い
「待ち合わせを1時間勘違いしていました!」
この様に時間の勘違いであれば、
うっかりミスとして許してもらえるかもしれません。
もちろんネガティブな印象は抱かれますが、
「寝坊しました」等と申告するよりは全然マシです。
文面や実際に会った時に素直に謝罪すれば、
まだ許してもらえる可能性があります。
あるいは食事をご馳走したりと、
精一杯の誠意を見せることで、
逆に印象が良くなることもあります。
何度もリカバリーは通用しない
ここまで3つのリカバリー法をお伝えしましたが、
この方法が通用するのは一度か二度です。
遅刻が癖になっていれば、
何度も通用する方法ではありません。
一時的には3つの方法で対処できても、
同じ相手に何度も続けば相手は不信感を抱くでしょう。
たとえば毎回の様に交通事情を理由にすれば、
「さすがに変だよね?」と思われてしまいます。
体調不良を理由にした遅刻も、
何度も続けば自己管理の問題だと疑われるでしょう。
社会人として生きていくうえで、
遅刻しないことが一番なのです。
どれだけ魅力的な人でも…
どれだけ仕事ができる人でも…
どれだけ熱い気持ちを持った人でも…
遅刻をしてしまえば一気に評価は下がります。
大事なのは遅刻しないことですし、
遅刻を繰り返さないことです。
前日にできる限り早く寝たり、
アラームを何個もセットしたり、
翌日の荷物や準備を前日に済ませたり、
10分前行動を徹底したりと、
今できる対策は取っていきましょう。
その上でもし遅刻をしてしまったら、
今回の3つの方法を試してみてください。
本日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
このコラムの執筆者
伊庭 和高(いば かずたか)
千葉県千葉市出身。
早稲田大学大学院卒。
教育理論や心理学を学ぶ中で100人にインタビューし、独自のメンタルトレーニング理論を確立。
卒業後は高校で世界史を教えるが、本当に伝えたいことはやはり心のケアであると気づき、2017年に株式会社マイルートプラスを起業し、8年で5,000人以上を指導。
2017年11月に株式会社マイルートプラスを設立。
役職や立場を問わず成果が出ることが評判を呼び、2020年4月に著書『ストレスフリー人間関係』を出版。
増刷しロングセラー中。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を出版。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページで特集されるなど、独自のメソッドに注目が集まっている。
「日本の元気は気持ちから!」をミッションにしている。
職場の人間関係や仕事の目標達成について、方法が体系立ててまとめられており、お客様の現状に合ったアプローチを取れることが強み。
また最近では企業研修を実施するなど、活動の幅を広げている。