仕事の能力不足で落ち込む深層心理とは?現状好転のために
こんにちは、ビジネスメンタルトレーナーの伊庭和高です。
仕事をしていると、自分の能力不足を感じることもあるでしょう。
また管理職や経営者など上司の方は、
部下の能力不足を感じることもあるでしょう。
いずれにせよ確かなことは、
当人が能力不足を実感すると落ち込んでしまうということ。
仕事のモチベーションに影響を与えたり、
休職や退職につながる可能性もあるのです。
今回は一般の見地とは異なる独自の視点で、
仕事の能力不足で落ち込む深層心理について解説します。
仕事の能力不足で落ち込む心理背景
能力不足で落ち込んでしまうのには、
大きく3つの心理背景があります。
どれか1つに当てはまることもあれば、
複数に該当することもあります。
周りと自分を比較している
「あの人に比べて仕事ができない」
「あの人の方が仕事が早い」
この様に同僚と自分と比較するほど、
能力不足を実感しやすくなります。
これは仕事だけに限りませんが、
周りと比べるほどネガティブな気持ちが生まれやすいです。
たとえ周りと比べて優越感が生まれても、
「この人に負けない様に」と自分を追い込んでしまうこともあります。
何より周りと自分を同条件で比較することはできません。
置かれた状況も生きてきた背景も違うので、
周りと比較すること自体が本来は無理なのです。
リスク回避をしてきた
「最後は上司に決めてもらおう」
「この仕事は重たいから手を挙げないでおこう」
今までの仕事でリスク回避をしていると、
能力が身に付くこともなくなります。
その場をやり過ごすことができても、
どこかのタイミングでボロが出てしまいます。
たとえば管理職に昇進した時に、
これまでの様なリスク回避ができなくなることもあります。
周りからは能力がある様に見えていても、
一瞬でメッキがはがれてしまうのです。
仕事でリスク回避をし続けても、
必ずどこかで壁に直面してしまうのです。
完璧主義の傾向がある
「まだ十分ではない」
「もっと準備しないと」
この様に完璧主義の傾向があると、
仕事の能力不足を感じやすくなります。
完璧さを求めるほど、
できていない点に目が向きやすくなるのです。
たとえ実際は仕事ができたとしても、
できない自分ばかりに意識を向けてしまい、
能力不足だと感じやすくなるのです。
完璧主義を改善しなければ、
仕事でストレスを抱え込みやすくなってしまいます。
悩みは形を変えて繰り返される
ここまで紹介した心理背景ですが、
環境を変えても劇的には変わりません。
「異動すれば…」
「転職すれば…」
たとえ環境を変えたとしても、
自分が変わらなければ悩みが繰り返されます。
周りと自分を比べたり、
リスク回避をし続けたり、
完璧主義の傾向があるのは、
何も今の職場だけに原因はないのです。
この点に気づけず環境だけを変えてしまい、
悩みが解決せず苦しんでいるお客様も多いです。
現状を好転するために
私はお客様に対して、
すべての悩みの原因は自信のなさだと解説しています。
自分に自信が持てていないから、
能力不足で落ち込んでしまうのです。
周りと自分を比べたり、
リスク回避をし続けたり、
完璧主義の傾向があるのも、
自信のなさが根本原因です。
自信のなさと向き合うことが、
能力不足で落ち込んでしまう現状を好転する上で不可欠です。
私は本当に望む成果を出し続けるための秘訣を、
無料メール講座で解説しています。
仕事の悩みを解決し成果を出したい場合は、
こちらも登録し学んでみてください。
本日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
このコラムの執筆者
伊庭 和高(いば かずたか)
千葉県千葉市出身。
早稲田大学大学院卒。
教育理論や心理学を学ぶ中で100人にインタビューし、独自のメンタルトレーニング理論を確立。
卒業後は高校で世界史を教えるが、本当に伝えたいことはやはり心のケアであると気づき、2017年に株式会社マイルートプラスを起業し、8年で5,000人以上を指導。
2017年11月に株式会社マイルートプラスを設立。
役職や立場を問わず成果が出ることが評判を呼び、2020年4月に著書『ストレスフリー人間関係』を出版。
増刷しロングセラー中。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を出版。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページで特集されるなど、独自のメソッドに注目が集まっている。
「日本の元気は気持ちから!」をミッションにしている。
職場の人間関係や仕事の目標達成について、方法が体系立ててまとめられており、お客様の現状に合ったアプローチを取れることが強み。
また最近では企業研修を実施するなど、活動の幅を広げている。