経営者の夫が変わってしまった！３つの心理背景を徹底解説
こんにちは、ビジネスメンタルトレーナーの伊庭和高です。
今回は業種や規模を問わず、
多くの経営者の妻の方から相談が寄せられる内容です。
付き合っていた頃や結婚初期に比べて、
夫が変わってしまったと悩む声は意外と多いです。
変わってしまった夫を見る度に、
心がザワつく様になってしまいます。
このまま現状を放置していると、
夫婦関係が悪化したり、
最悪の場合は別れにもつながってしまいます。
今回は一般の見地とは異なる独自の視点で解説します。
なぜ夫が変わってしまったのか？
経営者の夫が変わってしまったと感じるのは、
大きく３つの心理背景があります。
どれか１つに当てはまることもあれば、
複数に該当することもあります。
稼ぎが増えたり会社が順調だから
稼ぎが増えたり会社が順調になるほど、
以前までと変わってしまうことがあります。
使えるお金も増えてきたり、
周囲からちやほやされることが増え、
性格が変わってしまうこともあります。
あるいは順調であるほど、
仕事のプレッシャーも強まることがあります。
強烈なプレッシャーを感じるほど、
その反動も強く出ます。
お金使いが荒くなったり、
言動が常にイライラしたりと、
浮き沈みが激しくなるのです。
妻を見下す様になるから
本来は夫婦に上下関係はないのですが、
妻を見下す様になることがあります。
経営者としての地位があることで、
自分の方が上だと思い込んでしまうのです。
「自分はこんなに大変なんだ」
「自分が養ってあげているんだ」
「自分のお陰で良い生活ができるんだ」
仕事を頑張れば頑張るほど、
夫婦間で上下関係を作り出してしまうのです。
感謝の気持ちを忘れているから
夫婦でいる時間が長くなるほど、
それを当たり前の様に感じてしまいます。
実は感謝の反対語が「当たり前」です。
感謝の気持ちを忘れるほど、
関係がギクシャクしてしまうのです。
「やってもらって当たり前」
「わかってくれて当たり前」
この様に当たり前に意識が向くほど、
できていない部分に意識が向く様になるのです。
たとえ離婚しても悩みは繰り返される
「もう経営者の妻は辛い！」
この様に思うと、最終的には離婚に至ります。
いっそのこと関係を解消した方が幸せだと思い込むのです。
確かに関係を解消すれば夫もいないので、
今まで感じていたストレスはなくなるでしょう。
ですが離婚をしても以前までの傷が癒えるわけではありません。
結婚生活での蓄積された不満を、
離婚後も引きずってしまいます。
また離婚をして１人になっても、
結婚時と似た様な悩みに苦しむことも多いです。
たとえば夫の顔色を伺っていた人は、
離婚後に夫以外の周りの顔色を伺って苦しむこともあります。
どうすれば現状が変わるのか？
そもそも人間関係は自分と相手がいて成立します。
夫が変わってしまったと感じている状況も、
自分と夫がいて成り立っています。
「夫だけが悪い」という様に、
どちらか片方だけに原因があることはあり得ません。
自分と夫どちらの視点でも原因を振り返ることが、
現状を好転させるヒケツなのです。
そして夫を変えることはできませんが、
自分が変わることは今からできます。
まずは自分自身が変わることに意識を向けることが、
現状を好転させるヒケツです。
自分の原因に意識を向けないと、
この先も新たな悩みが発生する可能性が高まります。
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本日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました！
このコラムの執筆者
伊庭 和高（いば かずたか）
千葉県千葉市出身。
早稲田大学大学院卒。
教育理論や心理学を学ぶ中で100人にインタビューし、独自のメンタルトレーニング理論を確立。
卒業後は高校で世界史を教えるが、本当に伝えたいことはやはり心のケアであると気づき、2017年に株式会社マイルートプラスを起業し、8年で5,000人以上を指導。
2017年11月に株式会社マイルートプラスを設立。
役職や立場を問わず成果が出ることが評判を呼び、2020年4月に著書『ストレスフリー人間関係』を出版。
増刷しロングセラー中。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった５秒のメンタルケア〜』を出版。
『女性自身』（2023年9月19日号）にて、カラー8ページで特集されるなど、独自のメソッドに注目が集まっている。
「日本の元気は気持ちから！」をミッションにしている。
職場の人間関係や仕事の目標達成について、方法が体系立ててまとめられており、お客様の現状に合ったアプローチを取れることが強み。
また最近では企業研修を実施するなど、活動の幅を広げている。
