名ばかり管理職は辞めたい！つらい原因や心理背景を徹底解説！
こんにちは、ビジネスメンタルトレーナーの伊庭和高です。
今回取り上げるのは「名ばかり管理職」
管理職の肩書きこそあるものの、
実際に管理職の権限が一切与えられていない状態のことです。
それでいて管理職と同様に残業代は支払われないので、
不満や不公平感を抱く人は多いのです。
今回は一般の見地とは異なる視点で、
名ばかり管理職を辞めたいと考え始めた人に、
境遇がつらい原因や心理背景を詳しく解説します。
名ばかり管理職がつらい原因
「なぜ名ばかり管理職がつらいのか？」
まずは原因を３つ解説します。
どれか１つに当てはまることもあれば、
複数に該当することもあります。
正当な対価が得られないから
冒頭でもお伝えした様に、
名ばかり管理職は役職と待遇が一致していません。
管理職としての裁量を与えられていないのに、
残業代が出ない点は管理職と同じなのです。
あるいは会社によっては、
名ばかり管理職でも給料がほとんど上がらないこともあります。
管理職という肩書きだけ昇進したものの、
むしろ待遇は以前より下がっていることも多いのです。
「大丈夫、時期に待遇も変わるから」
この様に説得されることもありますが、
いつ待遇が変わるか不明瞭なこともあります。
管理職としてのやりがいが感じられないから
待遇に不満を感じているというよりも、
仕事のやりがいに物足りなさを感じてつらい人も多いです。
管理職としての仕事を担当したり、
部下のマネジメントができていれば、
仕事のやりがいや充実感も抱きやすいです。
ですが管理職としての仕事も任されず、
従来の仕事の延長で働いていれば、
何のために管理職になったのかわからなくなります。
立場的にも非常に中途半端なので、
モチベーションが上がりにくいのです。
今後の目標が見えないから
名ばかり管理職になってしまうと、
今後の目標が見えにくくなります。
管理職には既になっているわけなので、
キャリアアップを目標にするのもしっくり来ません。
かといっていつ待遇が改善されるのかもわからず、
会社の都合で改善が先延ばしになることもあります。
自分の意思ではどうにもできない要素もあり、
何を目指して働けば良いかわからなくなってしまうのです。
自分が変われば現状も変わる
名ばかり管理職の多くが、
「このままで良いのか…」と現状に疑問を抱いています。
ここで大事なのは、「自分がどうしたいのか？」です。
会社からのアクションを待っていては、
いつ事態が好転するのかが見えてきません。
適当な理由をつけられて、
状況が一向に変わらないケースもあるのです。
もちろん会社の状況はあるでしょうが、
それは一度脇に置いてください。
「自分はどうしたいのか？」と問いかけ、
自分の中で気持ちを明確にしてください。
そして導き出した結論を、
１つずつ行動に移すことで現状を変えていけます。
周りを変えることはできませんが、
自分を変えることは自分の意思で今からできます。
私はこれまで多くのお客様の相談に乗ってきましたが、
自分の気持ちに気づければ現状を変えることができます。
今の職場での状況を変えた人もいれば、
異動や転職で状況を変えた人もいました。
辞めたい気持ちに素直に行動した人もいれば、
辞めるのではなく今の環境で現状を好転させた人もいました。
どの選択も正解になり得ますが、
まずは自分がどうしたいのかを明確にすることが大切です。
私は本当に望む成果を出し続けるための秘訣を、
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本日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました！
このコラムの執筆者
伊庭 和高（いば かずたか）
千葉県千葉市出身。
早稲田大学大学院卒。
教育理論や心理学を学ぶ中で100人にインタビューし、独自のメンタルトレーニング理論を確立。
卒業後は高校で世界史を教えるが、本当に伝えたいことはやはり心のケアであると気づき、2017年に株式会社マイルートプラスを起業し、8年で5,000人以上を指導。
2017年11月に株式会社マイルートプラスを設立。
役職や立場を問わず成果が出ることが評判を呼び、2020年4月に著書『ストレスフリー人間関係』を出版。
増刷しロングセラー中。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった５秒のメンタルケア〜』を出版。
『女性自身』（2023年9月19日号）にて、カラー8ページで特集されるなど、独自のメソッドに注目が集まっている。
「日本の元気は気持ちから！」をミッションにしている。
職場の人間関係や仕事の目標達成について、方法が体系立ててまとめられており、お客様の現状に合ったアプローチを取れることが強み。
また最近では企業研修を実施するなど、活動の幅を広げている。
