管理職の復職について【職場復帰で注意するメンタル不調】
こんにちは、ビジネスメンタルトレーナーの伊庭和高です。
今回取り上げるのは管理職の復職について。
一時的に休職していたものの、
職場復帰を果たす上での相談は、
私の元にも多く寄せられています。
その中でも、特に精神的な不調からの復職についての相談が多いです。
メンタルを壊して休職してしまい、
一定期間を経て復職する上でも不安は付きものです。
今回は一般の見地とは異なる独自の視点で、
管理職が職場復帰する時に注意するポイントを解説します。
職場復帰の際に起こる心境
いざ職場復帰しようと思った時にどんな心境が生まれるのか?
大きく2つの心境に分かれますが、
どちらか1つに当てはまることもあれば、
両方に当てはまることもあります。
同僚にどう見られているのか?
同僚にどう見られているのかは、
どうしても気になってしまいます。
「頼りないと思われていたらどうしよう…」
「休職したことにネガティブな印象を抱いていたらどうしよう…」
いざ職場復帰しても同僚の目が気になれば、
再びメンタルに影響が出てしまいます。
特に管理職という立場があるからこそ、
休職したことに対する周りの目は一層気になります。
マネジメントする側の上司が精神的な不調で休職すれば、
いざ職場復帰した時に周りに与える印象が気になってしまうのです。
仕事をこなせるのか?
今まで休職していたブランクがあるので、
復帰しても元通り仕事をこなせるのかが不安な人も多いです。
特に精神的な不調に悩んでいる場合は、
休職直前の自分に戻ってしまうことを恐れてしまいます。
もちろん仕事量を調整もできますが、
精神的な不調の場合は仕事量に関係なく、
仕事中にネガティブな気持ちが生まれやすくなります。
以前の様に仕事をこなせるのかが不安だと、
いざ復帰してからも悩みがちになってしまいます。
復職と休職を繰り返す
ここまで紹介した2つの心境に向き合えていないと、
いざ復職しても同じ理由で悩み続けてしまいます。
「復職と休職を繰り返してしまう」
こうした相談も時おり寄せられますが、
休職してしまうことになった原因に向き合えていないと、
一時的にリセットしても同じ悩みに直面してしまうのです。
あるいは復帰をためらってしまうこともあります。
休職期間を延ばしてしまうこともあれば、
そのまま退職してしまうこともある。
たとえ職場復帰できなくても、
休職してしまったネガティブな気持ちは消えません。
新たな職場を探す上でも、
「また同じ様に休職したらどうしよう…」という不安を抱えながら過ごしてしまいます。
どうすれば現状を変えられるのか?
休職してしまった原因に正面から向き合うこと。
これこそ、悩みを根本解決するために必要なことです。
私はよく、すべての悩みの原因は自信のなさだとお伝えしています。
自信のなさに直面した時に、
あらゆる悩みが発生するのです。
管理職になってから休職してしまったのも、
背景には自分の自信のなさがあります。
自信のなさと向き合わずに、
環境だけを変えたとしても、
同じ悩みが繰り返されるだけです。
異動や退職をしても、似た様な悩みに直面してしまいます。
私は自信のなさを克服し、
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本日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
このコラムの執筆者
伊庭 和高(いば かずたか)
千葉県千葉市出身。
早稲田大学大学院卒。
教育理論や心理学を学ぶ中で100人にインタビューし、独自のメンタルトレーニング理論を確立。
卒業後は高校で世界史を教えるが、本当に伝えたいことはやはり心のケアであると気づき、2017年に株式会社マイルートプラスを起業し、8年で5,000人以上を指導。
2017年11月に株式会社マイルートプラスを設立。
役職や立場を問わず成果が出ることが評判を呼び、2020年4月に著書『ストレスフリー人間関係』を出版。
増刷しロングセラー中。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を出版。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページで特集されるなど、独自のメソッドに注目が集まっている。
「日本の元気は気持ちから!」をミッションにしている。
職場の人間関係や仕事の目標達成について、方法が体系立ててまとめられており、お客様の現状に合ったアプローチを取れることが強み。
また最近では企業研修を実施するなど、活動の幅を広げている。