社内ニートの末路はつらい!原因やメンタル面の心理的特徴を解説
こんにちは、ビジネスメンタルトレーナーの伊庭和高です。
今回のテーマは社内ニート。
「実質的な仕事を与えられずにいること」
「仕事がなく暇を持て余していること」
これが社内ニートの意味です。
社内ニートについての相談は、
管理職や経営者の方はもちろん、
社内ニートだと感じる本人からも寄せられています。
短期的に良いことがあっても、
長期的に見れば社内ニートを続けても辛いだけです。
今回は一般の見地とは異なる独自の視点で、
社内ニートが辛いと感じる原因や心理背景を解説します。
社内ニートが辛い3つの理由
「なぜ社内ニートが辛いのか?」
大きく3つの理由があります。
どれか1つに当てはまることもあれば、
複数に該当することもあります。
周囲から煙たがられてしまう
社内ニートの人は、周囲からもその様に見られてしまいます。
腫れ物扱いされてしまたり、
仕事が回って来なかったりと、
職場で浮いた存在になってしまうのです。
明らかに煙たがられている様子は、
嫌でも目につくでしょう。
居心地が悪くなってしまい、
次第に辛くなってしまうのです。
やりがいや充実感を感じられない
実質的な仕事を与えられなければ、
やりがいや充実感は感じられません。
せっかく意欲的に働こうと思っても、
仕事が与えられなければ辛いだけ。
淡々と毎日仕事をしており、
何のために働いているのかがわからなくなってしまいます。
次第に精神的につらくなってしまいます。
自分を責め続けて働いてしまう
「どうしてこうなってしまったのか…」
社内ニートになってしまった人には、
自分の境遇を責めている人もいます。
自分で自分を責め続けているので、
当然ながら辛い気持ちも強まります。
元気がないまま働くことにもなり、
次第に周囲からも孤立してしまいます。
決して勝ち組ではない
「社内ニートになれば勝ち組だ」
こうした思い込みを抱く人もいます。
確かに社内ニートなら重要な仕事も与えられず、
置き物の様に座っているだけで良いこともあります。
それでも給料はもらえるので、
勝ち組になったかの様に捉えられることもあるのです。
ですが精神的なストレスが増大するのが、
社内ニートで働くことの代償です。
周囲の目線や仕事の内容など、
辛さを感じる状況は続きます。
1日の多くを過ごす職場で、
目的なく時間ばかりが過ぎるのは苦しいです。
勝ち組の様に捉えることができても、
次第にメンタルがぼろぼろになってしまいます。
心身を追い込んでしまうので、
長い目で見て良いことはありません。
悩みは形を変えて繰り返される
「いっそのこと転職したら良いのでは?」
自分が社内ニートだと思えば思うほど、
頭の中に浮かびやすい言葉です。
確かに思い切って転職すれば、
一時的には楽になるでしょう。
ですが悩みに正面から向き合わないと、
形を変えて似た様な悩みが繰り返されてしまうのです。
社内ニートになったことで表面化された悩みは、
環境を変えてもついて回るのです。
「転職先でも似た様な悩みを抱いている」
こうした声も私のもとに寄せられています。
また環境を変えたとしても、
前職のショックや後悔を引きずったりと、
仕事に悪影響を及ぼしてしまうのです。
「また上手くいかないのでは…」と思うと、
新たな環境でも同じ問題を引き起こしてしまいます。
どうすれば現状を変えられるのか?
社内ニートだと感じる現状に正面から向き合うこと。
これこそ、悩みを根本解決するために必要なことです。
私はよく、すべての悩みの原因は自信のなさだとお伝えしています。
自信のなさに直面した時に、
あらゆる悩みが発生するのです。
自信のなさと向き合わずに、
環境だけを変えたとしても、
同じ悩みが繰り返されるだけ。
精神的に辛い状況が続き、
現状が一向に好転しないのです。
私は自信のなさを克服し、
本当に望む成果を出し続けるための秘訣を、
無料メール講座で解説しています。
こちらも登録し学んでみてください。
本日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
このコラムの執筆者
伊庭 和高(いば かずたか)
千葉県千葉市出身。
早稲田大学大学院卒。
教育理論や心理学を学ぶ中で100人にインタビューし、独自のメンタルトレーニング理論を確立。
卒業後は高校で世界史を教えるが、本当に伝えたいことはやはり心のケアであると気づき、2017年に株式会社マイルートプラスを起業し、8年で5,000人以上を指導。
2017年11月に株式会社マイルートプラスを設立。
役職や立場を問わず成果が出ることが評判を呼び、2020年4月に著書『ストレスフリー人間関係』を出版。
増刷しロングセラー中。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を出版。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページで特集されるなど、独自のメソッドに注目が集まっている。
「日本の元気は気持ちから!」をミッションにしている。
職場の人間関係や仕事の目標達成について、方法が体系立ててまとめられており、お客様の現状に合ったアプローチを取れることが強み。
また最近では企業研修を実施するなど、活動の幅を広げている。