管理職は誰も助けてくれない!現状を変える方法
こんにちは、ビジネスメンタルトレーナーの伊庭和高です。
業界を超えて管理職や経営者の方からは、
私のもとに多くの相談が寄せられています。
「管理職になって誰も助けてくれなくなった」
「管理職になって周囲が距離を取る様になった」
こうした相談は定期的に寄せられています。
「誰も助けてくれない!」と思っていると、
気づかぬ内にストレスを抱えてしまい、
メンタル面の不調が出てしまうケースもあります。
周囲と上手くコミュニケーションが取れず、
仕事にも影響が及んでしまうこともあります。
今回は一般の見地とは異なる独自の視点から、
誰も助けてくれないと感じる原因や心理背景を詳しく解説します。
管理職特有の悩み
「管理職になって誰も助けてくれない様に感じる」
多くの方が一度は感じたことがあると思います。
主任や係長など今までの昇進とは異なり、
管理職特有の悩みだとも言えます。
「なぜ誰も助けてくれない様に感じるのか?」
大きく2つの心理背景がありますが、
どちらかに当てはまることもあれば、
両方に該当することもあります。
できると思われている
「管理職だから仕事ができるんでしょ?」
周りからこの様に思われていると、
助けの手を差し伸べてくれないこともあります。
もちろん管理職だからといって、
すべての仕事ができるとは限りません。
得意不得意はありますし、
困った時は周囲に頼りたいでしょう。
ですが周囲は管理職を「何でもできる人」だと思い込むこともあります。
その結果、こちらから踏み込んでいかないと、
助けがもらえないことも出てくるのです。
周りを頼れない
また管理職が周りを気にして働いていれば、
周囲の力を借りにくくなってしまいます。
「嫌われたらどうしよう…」
「否定されたらどうしよう…」
「変な風に思われたらどうしよう…」
この様に周りにどう思われるか気になっていると、
助けを借りたい時に踏みとどまってしまうのです。
ちなみにこの傾向は管理職になる前から見られることも多いです。
周りを気にして働き続けても、
評価されることはあるでしょう。
上から与えられた仕事をこなしていれば、
管理職まで昇進できてしまうこともあります。
ですが管理職になったからには、
部内のマネジメントもしなければいけません。
これまでは誤魔化せたことも、
誤魔化しが効かなくなってしまいます。
周りにどう思われるかを気にしてると、
管理職として働くには致命的なのです。
悩みの原因は自信のなさ
私はよく、すべての悩みの原因は自信のなさだと伝えています。
誰も助けてくれず悩んでしまうのも、
自分の自信のなさが原因です。
自信のなさに直面した時に、
仕事でも悩みが発生します。
もし自分に自信が持てていれば、
周囲の目を気にせず行動できます。
助けて欲しい時も周りを気にせず、
助けて欲しい気持ちを伝えられます。
ですが自信が持てていない時には、
相手にどう思われるかを気にしたりと、
周囲に自分から働き掛けられないのです。
どうすれば現状を変えられるのか?
誰も助けてくれないと感じる根本原因に向き合うこと。
これこそ、悩みを根本解決するために必要なことです。
先ほどもお伝えした通り、
すべての悩みの原因は自信のなさ。
仕事の悩みも自信がない時に生まれますし、
助けがないと悩んでしまうのも自信がない時。
自信のなさに直面した時に、
あらゆる悩みが発生するのです。
自信のなさと向き合わずに、
環境だけを変えても、
同じ悩みが繰り返されるだけです。
「別の部署に異動すれば解決する」わけではないのです。
私は自信のなさを克服し、
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本日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
このコラムの執筆者
伊庭 和高(いば かずたか)
千葉県千葉市出身。
早稲田大学大学院卒。
教育理論や心理学を学ぶ中で100人にインタビューし、独自のメンタルトレーニング理論を確立。
卒業後は高校で世界史を教えるが、本当に伝えたいことはやはり心のケアであると気づき、2017年に株式会社マイルートプラスを起業し、8年で5,000人以上を指導。
2017年11月に株式会社マイルートプラスを設立。
役職や立場を問わず成果が出ることが評判を呼び、2020年4月に著書『ストレスフリー人間関係』を出版。
増刷しロングセラー中。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を出版。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページで特集されるなど、独自のメソッドに注目が集まっている。
「日本の元気は気持ちから!」をミッションにしている。
職場の人間関係や仕事の目標達成について、方法が体系立ててまとめられており、お客様の現状に合ったアプローチを取れることが強み。
また最近では企業研修を実施するなど、活動の幅を広げている。