部下に言いたいことが言えない【原因と克服法まとめ】

こんにちは、ビジネスメンタルトレーナーの伊庭和高です。

「部下に言いたいことが言えない」

経営者や管理職など上司の方から、

こうした相談を受けることは多いです。

言いたいことが言えないと、

仕事もスムーズに進みませんし、

言いたいことが言えない自分が嫌になることもあります。

部下との信頼関係が上手く構築できなかったり、

仕事に支障をきたしてしまうこともあるのです。

部下に言いたいことが言えないことについて、

原因と克服法を独自の視点で解説します。

なぜ部下に言いたいことが言えないのか？

言いたいことが言えない原因は、

大きく４つに分けられます。

どれか１つに当てはまることもあれば、

複数に該当することもあります。

部下の反応を気にしている

部下にどう思われるかを気にしていると、

言いたいことが言えなくなってしまいます。

「どう思われるのか？」

「勘違いされたらどうしよう？」

「反発されたらどうしよう？」

自分よりも相手ありきで考えてしまい、

言葉を発するのをためらってしまうのです。

どれだけ部下の反応を考えても、

部下がどう思うかは部下にしかわかりません。

答えのわからない問題を解いている様なもので、

いつまでも部下の反応を気にしてしまうのです。

嫌われるのを恐れている

部下に嫌われるのを恐れていると、

言いたいことが言えなくなってしまいます。

人間的に嫌われることを恐れたり、

嫌われることで周囲に噂が広まるのを恐れていることもあります。

「嫌われるのが恐い」というのは、

人間の本質的な心理です。

たとえ役職が部下より上でも、

嫌われるのを恐れてブレーキを踏んでしまう人もいるのです。

言いたいことがまとまらない

「何を伝えたらいいのか…」

「上手く整理できないな…」

この様に言いたいことがまとまらないと、

部下に伝えることができなくなってしまいます。

頭の中で考える癖がある人ほど、

この傾向が特に見られます。

私たち人間は頭の中で考えるほど、

ネガティブ思考が強まると言われています。

頭の中で考えるほど、

何を言いたいのかわからなくなり、

上手くいかない未来を想像し言えなくなってしまうのです。

部下が強気でひるんでいる

強気な言動をとる部下の場合、

こちらがひるんで何も言えなくなることがあります。

攻撃的な態度を示したり、

ぶっきらぼうな言動で接してこられると、

自分の意見を素直に伝えられなくなってしまうのです。

これは部下にも原因がありますが、

部下の行動を変えることはできません。

ひるんでしまう自分の原因に向き合うことで、

たとえ強気な部下でも意見が言える様になります。

そして強気な姿勢を示す部下ほど、

自分の意見を素直に伝えると逆に信用してくれやすいのです。

悩みの原因は自信のなさ

私はぬいぐるみ心理学において、

すべての悩みの原因は自信のなさだと解説しています。

部下に言いたいことが言えないのも、

上司の自信のなさが原因です。

部下の反応を気にしたり、

嫌われるのを恐れてしまったり、

言いたいことがまとまらなかったり、

強気な部下にひるんでしまうのも、

自分に自信が持てていないからです。

自分に自信があれば、

部下を気にせず堂々と振る舞いながら、

言いたいことを伝えられる様になるのです。

言いたいことが言えない現状を今から変えるために

自分が変われば状況は変わります。

たとえ今は言いたいことが言えなくても、

今この瞬間から自分と向き合い行動すれば、

自信を持って働ける様になるのです。

「知識や資格を身につけることで自信を持とうとした」

「でも根本的には何も変わっていなかった」

過去にお客様から寄せられた声です。

どれだけ外側から自信をつけようとしても、

本当の意味で自信はつかないのです。

一時的には自信がつくことはあっても、

それが長続きしないのです。

メッキがはがれてしまうかの様に、

周囲にすぐ見破られてしまいます。

大事なのは、自分の心の内側から、

いつでも自信のある状態を作り出すこと。

外から自信をつけようとしなくても、

自信を持って働くことはできます。

私は本当に望む成果を出し続けるための秘訣を、

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本日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました！

このコラムの執筆者

伊庭 和高（いば かずたか）

千葉県千葉市出身。
早稲田大学大学院卒。
教育理論や心理学を学ぶ中で100人にインタビューし、独自のメンタルトレーニング理論を確立。

卒業後は高校で世界史を教えるが、本当に伝えたいことはやはり心のケアであると気づき、2017年に株式会社マイルートプラスを起業し、8年で5,000人以上を指導。

2017年11月に株式会社マイルートプラスを設立。
役職や立場を問わず成果が出ることが評判を呼び、2020年4月に著書『ストレスフリー人間関係』を出版。
増刷しロングセラー中。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった５秒のメンタルケア〜』を出版。
『女性自身』（2023年9月19日号）にて、カラー8ページで特集されるなど、独自のメソッドに注目が集まっている。

「日本の元気は気持ちから！」をミッションにしている。
職場の人間関係や仕事の目標達成について、方法が体系立ててまとめられており、お客様の現状に合ったアプローチを取れることが強み。

また最近では企業研修を実施するなど、活動の幅を広げている。