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虚言癖の部下との接し方で注意点とは?心理背景や原因を解説





こんにちは、ビジネスメンタルトレーナーの伊庭和高です。

 

虚言癖がある部下の存在に、

悩んでいる上司の方は多いです。

 

何かあると嘘をついてしまうので、

後で大変な事態に直面することもあります。

 

放置しているとどこかで問題が発生し、

職場全体に悪影響を与えるかもしれないのです。

 

今回は虚言癖のある部下について、

原因や接し方を独自の視点で解説します。




虚言癖のある部下の心理

 

虚言癖のある部下には、

3つの心理背景があります。

 

どれか1つに該当することもあれば、

複数に当てはまることもあります。

順番に見ていきましょう。

 

怒られるのが怖い

 

実は怒られるのを怖がる部下は多いです。

 

上司やクライアントに怒られない様に、

嘘をついてしまうのです。

 

嘘をつくことで怒られずに済んだり、

その場を上手く乗り切ることもできるでしょう。

 

ただし後で嘘がバレれば余計に怒られるのです。

 

目先のメリットはあっても、

長い目で見ればデメリットが多いと言えます。

 

評価を気にしている

「評価を高めたい」

「評価が下がらない様にしないと」

 

この様に評価を気にしている部下は、

とっさに嘘をつくことがあります。

 

そもそも評価を一切気にしていなければ、

嘘をつく必要もありません。

 

評価が絡んでくると考えてしまうので、

口から嘘をついてしまいます。

 

他責思考

「自分は悪くない」

「周りのせいにしないと」

 

こうした意識を他責思考と言います。

 

他責思考が強い部下ほど、

何かにつけて嘘をつく様になります。

 

嘘をつくことで自分を守ろうとしたり、

誰かに責任を押し付けようとするのです。

 

ただし他責思考続けると、

次第に信用も失ってしまいますし、

周囲との関係もギクシャクするでしょう。

 

自信のなさが根本原因です

私は相談に来られるお客様に対して、

仕事の悩みの根本原因は自信のなさだとお伝えしています。

 

仕事で嘘をついてしまうのも、

部下の自信のなさが根本的な原因です。

 

自信があれば嘘をつかず、

堂々と振る舞うことができます。

 

目先の物事にとらわれずに仕事ができるのです。

 

怒られるのを怖がったり、

周囲の評価を気にしたり、

他責思考を続けてしまうのも、

自信のなさが背景にあります。

 

部下を変えることはできない

虚言癖のある部下の心理背景を、

ここまで解説してきました。

 

ただし1つ確実に言えるのは、

部下を変えることはできないということ。

 

これは人間関係すべてに言えますが、

相手を変えるのは不可能です。

 

相手を変えようと思えば思うほど、

期待した変化が起こらずイライラモヤモヤするのです。

 

だからこそ、まずは自分自身が変わること。

 

自分が変われば自分の言動も変わるので、

それを受けた部下の反応にも変化が生まれます。

 

虚言癖の部下との接し方

 

「具体的にどの様に部下と接すればいいのか?」

3つのポイントを解説します。

 

ぜひ今日から意識して部下と関わってみてください。

 

嘘をつけば評価が下がると伝える

もし自分が上司の立場なら、

事前に部下へ嘘をつくデメリットを伝えてしまうことです。

 

・嘘をつくと評価が下がる

・都合が悪いことであってもそのまま伝えて欲しい

 

毎日の様に全体に伝えることで、

虚言癖の部下も嘘をつかなくなっていきます。

 

その上で大事なのは、

嘘をつかず伝えたことを否定しないこと。

 

もし都合が悪いことが起きるにしても、

「伝えてくれてありがとう」と感謝をし、

その上で一緒に対策を考えていく姿勢が大切です。

 

感謝の気持ちを伝える

普段から感謝の気持ちを伝えることは、

部下と信頼関係を築く上で不可欠です。

 

感謝の気持ちを言われて嫌な気分になる人はいません。

 

逆に感謝の気持ちを伝えていないと、

部下が緊張したり身構えてしまい、

嘘をついてしまう場面が増えてしまいます。

 

「いつもありがとう」でも良いのです。

 

感謝を伝えれば伝えるほど、

部下も心を許してくれる様になるので、

嘘をつかず接してくれやすくなります。

 

相手の目を見て話す

相手の目を見ると、

嘘をつきにくくなります。

 

目を合わさずに会話をすると、

相手も本音を伝えてくれない可能性があるのです。

 

とにかく部下の目を見て話すことで、

部下が嘘をつきそうになっても思いとどまり、

そのまま意見を伝えてくれやすくなります。

 

部下の目を見て話すことは、

意外と多くの人が意識していないので、

今日からやってみてください。

 

大事なのは「習慣化」です

ここまで紹介した3つのポイントを実践することで、

現状は確実に好転します。

 

仕事の悩みやストレスを手放していけますし、

虚言癖の部下との関係性にも変化が生まれます。

 

ただし大事なのは「習慣化」です。

 

一度や二度だけ実践しても、

根本的な変化につながりません。

 

何度も実践して習慣にするからこそ、

普段の振る舞いや働き方に現れるのです。

 

私は現在、仕事の悩みを解決するための、

無料メール講座を実施していますので、

合わせて学んでみてください。

 

また著書を通して仕事の悩みを解決する方法を解説しているので、

こちらも合わせて読んでみてください。

 

本日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました!






部下との相性診断

このコラムの執筆者

伊庭 和高

伊庭 和高(いば かずたか)

千葉県千葉市出身。
早稲田大学大学院卒。
教育理論や心理学を学ぶ中で100人にインタビューし、独自のメンタルトレーニング理論を確立。

卒業後は高校で世界史を教えるが、本当に伝えたいことはやはり心のケアであると気づき、2017年に株式会社マイルートプラスを起業し、8年で5,000人以上を指導。

2017年11月に株式会社マイルートプラスを設立。
役職や立場を問わず成果が出ることが評判を呼び、2020年4月に著書『ストレスフリー人間関係』を出版。
増刷しロングセラー中。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を出版。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページで特集されるなど、独自のメソッドに注目が集まっている。

「日本の元気は気持ちから!」をミッションにしている。
職場の人間関係や仕事の目標達成について、方法が体系立ててまとめられており、お客様の現状に合ったアプローチを取れることが強み。

また最近では企業研修を実施するなど、活動の幅を広げている。

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