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勝手に休む新人の心理背景とは?原因と改善策を紹介!





こんにちは、ビジネスメンタルトレーナーの伊庭和高です。

 

新人の扱いや接し方について、

悩んでいる上司や経営者の方は多いです。

 

世代間でのギャップや考え方の違いもありますし、

意思疎通がうまく取れないこともあるでしょう。

 

「新人が勝手に休んでしまった!」

「一体なぜなのか理由がわからない!」

 

こうした声もよく寄せられます。

 

今回は独自の視点から、

新人が勝手に休んでしまう原因と改善策をお伝えします。




新人が勝手に休むのはなぜ?

 

新人が勝手に休んでしまうのは、

2つの心理背景があります。

 

どちらか1つに該当することもあれば、

両方に当てはまることもあります。

 

報告する必要がないと思っている

そもそも仕事を休むのを、

上司に報告する必要がないと思っている新人もいます。

 

「休みたい時に休むのは権利だから」

 

この様に思っているかもしれません。

 

あるいはすべてをシステムで管理している場合、

上司等に言わなくても、システム上で欠勤にしていればOKと考える人もいます。

 

システムに欠勤登録をしているのだから、

見てもらえればわかると考えているのです。

 

直接上司に報告する必要があるにもかかわらず、

世代間ギャップ等もありその必要性を感じていないのです。

 

上司にどう思われるかを気にしている

「怒られたらどうしよう…」

「休む理由を聞かれて上手く言えなかったら…」

 

この様に上司の反応を気にしていると、

自分の気持ちが上手く言えなくなります。

 

上司にどう思われるかを気にするほど、

曖昧な言葉しか出てこなくなるので、

休むことが上司に伝わっていないかもしれません。

 

この場合、新人は上司に報告したと思い込みながらも、

上司としては新人の言いたいことが伝わらず、

勝手に休んだと解釈してしまうのです。

 

新人を変えることはできない

ここまで2つの心理背景を解説しましたが、

新人を変えることはできません。

 

これは人間関係すべてに言えますが、

相手を変えることはできないのです。

 

相手を変えようと思えば思うほど、

変わらない相手の姿にイライラし、

余計に現状が悪化するのです。

 

ただし自分が変わることは、

自分次第で今からできます。

 

人間関係は自分と相手がいて成り立つので、

自分の言動が変われば相手の反応も変わります。

 

勝手に休んでしまう新人を変えられなくても、

自分が変われば新人への振る舞いも変わるので、

結果的に新人に良い変化が起きることがあります。

 

事前に報告する必要性を伝える

ここで大事なのは新人に対して、

事前に報告する必要性を伝えることです。

 

事前報告の必要がないと思い込む新人もいるので、

実際に伝えることで共通認識を持ちます。

 

職場の状況によっては休まれては困る日もありますが、

基本的には休みたい時に事前に伝えてもらうことで、

上司としても安心することを伝えてあげてください。

 

また上司にどう思われるかを気にする新人がいれば、

萎縮していたり上手く言葉が出てこないかもしれないので、

「休みたい時は遠慮なく言っていい」と伝えてみてください。

 

サンドイッチパターンで伝える

コミュニケーションの技術の1つに、

サンドイッチパターンというものがあります。

 

事前に報告する必要性を伝える上でも、

サンドイッチパターンを活用してみてください。

 

まず褒める

次に指摘する

最後に前向きな言葉で締める

 

この順番で新人に接することで、

新人も素直に聞く耳を持ちやすくなります。

 

いきなりダメ出しをしてしまうのは、

多くの上司がやりがちです。

 

これでは新人も落ち込んでしまいますし、

反発されるかもしれません。

 

サンドイッチの間にはさむ具のイメージで、

指摘を褒めたり前向きな言葉の間に行うのです。

 

「仕事が早くて良いね」

「丁寧にやってくれてありがたいよ」

「休む際は事前に報告をしてね」

「この調子で頑張っていこう」

「いつもありがとう」

 

たとえばこの様なイメージで会話することで、

新人も必要以上に落ち込まず指摘を受け止めてくれます。

 

褒める言葉が思い浮かばない時は、

日頃の感謝の気持ちを伝えることでも効果を実感できます。

 

サインドイッチパターンを意識することで、

新人が必要以上に落ち込み悩むこともなくなるので、

前向きな気持ちで仕事に取り組んでくれます。

 

大事なのは「習慣化」です

ここまで紹介したサンドイッチパターンを実践すれば、

新人が勝手に休む状況は改善へと向かいます。

 

ただし大事なのは「習慣化」です。

 

一度や二度だけ実践しても、

根本的な変化につながりません。

 

何度も実践して習慣にするからこそ、

普段から自然と新人への接し方に現れるのです。

 

私は現在、仕事の悩みを解決するための、

無料メール講座を実施していますので、

合わせて学んでみてください。

 

本日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました!






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このコラムの執筆者

伊庭 和高

伊庭 和高(いば かずたか)

千葉県千葉市出身。
早稲田大学大学院卒。
教育理論や心理学を学ぶ中で100人にインタビューし、独自のメンタルトレーニング理論を確立。

卒業後は高校で世界史を教えるが、本当に伝えたいことはやはり心のケアであると気づき、2017年に株式会社マイルートプラスを起業し、8年で5,000人以上を指導。

2017年11月に株式会社マイルートプラスを設立。
役職や立場を問わず成果が出ることが評判を呼び、2020年4月に著書『ストレスフリー人間関係』を出版。
増刷しロングセラー中。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を出版。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページで特集されるなど、独自のメソッドに注目が集まっている。

「日本の元気は気持ちから!」をミッションにしている。
職場の人間関係や仕事の目標達成について、方法が体系立ててまとめられており、お客様の現状に合ったアプローチを取れることが強み。

また最近では企業研修を実施するなど、活動の幅を広げている。

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