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仕事を一人で抱え込むのはなぜ?原因と改善策を紹介





こんにちは、ビジネスメンタルトレーナーの伊庭和高です。

 

仕事を一人で抱え込んでしまう人は、

年齢や業界を問わず多いです。

 

周りを頼れなかったり、

必要以上に頑張り過ぎてしまうと、

どこかで限界を迎えて爆発してしまいます。

 

結果的に周りに迷惑をかけてしまったり、

仕事にもマイナスの影響が出てしまいます。

 

今回は仕事を一人で抱え込む原因と改善策を、

独自の視点から解説します。




仕事を一人で抱え込むのはなぜ?

 

仕事を一人で抱え込んでしまうのは、

3つの心理背景があります。

 

どれか1つに該当することもあれば、

複数に当てはまることもあります。

 

自分でやった方が早いと思っている

「あの人に任せると時間がかかりそう…」

「指示を出している時間がもったいない…」

 

こうした気持ちを抱く背景には、

自分でやった方が早いと思っています。

 

確かに既にやり慣れている仕事や、

自分でも取り組めそうな仕事であれば、

自分がやった方が早いと思う気持ちもわかります。

 

ですが他にも仕事はあるでしょうし、

こうして仕事を抱え込めば、

残業や休日出勤にもつながるので、

トータルで見れば仕事が進まなくなるのです。

 

周りを頼るのが苦手

「嫌な顔をされたらどうしよう…」

「上手く指示できない気がする…」

 

この様に周りを頼るのが苦手だと、

結果的に仕事を抱え込んでしまいます。

 

周りの目や反応を気にしていたり、

コミュニケーションに苦手意識があると、

周りを頼れなくなってしまいます。

 

どれだけ周りのことを考えても、

周りが何を考えているかはわかりません。

 

周りを頼るのが苦手な状態が続けば、

任せられる仕事も周りに任せられなくなり、

どんどん自分を追い込んでしまうのです。

 

完璧主義

「まだ十分ではない…」

「もっと完璧にやらなきゃ…」

 

この様に完璧主義の傾向があると、

仕事を一人で抱え込みやすくなります。

 

完璧さを求めるのは否定しませんが、

完璧主義まで行くのはやり過ぎです。

 

自分を追い込み過ぎたり、

周りにも完璧さを求め過ぎてしまい、

仕事がやりにくくなってしまいます。

 

仕事を抱え込んだ先に待つ未来

仕事を一人で抱え込むと、

どこかで必ず限界が訪れます。

 

急に体調を崩してしまったり、

メンタルの不調で休職するかもしれません。

 

あるいは既に体調を崩しながら、

誤魔化して働いているかもしれません。

 

また仕事を抱え込むことで、

同僚との関係がギクシャクしたり、

コミュニケーションのトラブルが起きるかもしれません。

 

扱いにくい人だと思われたり、

周りから孤立してしまったりと、

長い目で見ていいことはないのです。

 

仕事を一人で抱え込む根本原因

私は相談に来られた方に対して、

仕事の悩みの根本原因は自信のなさだとお伝えしています。

 

仕事を一人で抱え込んでしまうのも、

自分の自信のなさが背景にあります。

 

もし自信を持って働けていれば、

仕事を一人で抱え込むことはありません。

 

任せたい人は周りに任せ、

本当に集中したい仕事に取り組めるのです。

 

「選択と集中」という言葉がありますが、

仕事においても選択と集中ができているのです。

 

自信のなさと向き合いながら、

仕事を一人で抱え込み苦しい状況を改善する必要があります。

 

2つの改善策

 

ここからは具体的に、

現状からの改善策をお伝えします。

 

2つの方法を繰り返し実践することで、

仕事を一人で抱え込むことがなくなります。

 

自分で自分の気持ちを声に出す

まず最初の方法は、

自分で自分の気持ちを声に出すこと。

 

仕事を一人で抱え込む人ほど、

自分の気持ちを声に出さず、

頭の中で考え込む癖があります。

 

私たち人間の脳は頭の中で考えるほど、

ネガティブ思考が強まる傾向があります。

 

一説では1日に頭の中で考える事柄の、

9割がネガティブな内容だと言われています。

 

周りを頼れなくなったり、

完璧主義の一面が出てしまうのも、

頭の中で考えている時です。

 

独り言でOKですし、

頭で考えていることを実況中継する感覚で、

自分の気持ちを声に出してみてください。

 

声に出すことで気持ちが整理できたり、

ネガティブな気持ちを断ち切れる様になります。

 

「どうしたい?」と問いかける

自分の気持ちを声に出した後は、

「どうしたい?」と問いかけます。

 

「どうしたい?」の主語は自分自身。

 

仕事を一人で抱え込む時ほど、

自分を主語に問いかけられていません。

 

周りの目を気にしたりと、

周りのことを先に考えているのです。

 

「するべきだ」

「しなきゃいけない」

「した方がいい」

 

たとえばこれらの言葉は、

周りのことを考えているときに浮かびます。

 

「一人で抱え込まなきゃ」という様に、

周りのことを考えてしまうのです。

 

「どうしたい?」という問いかけは、

ストレスフリーで仕事をするために不可欠です。

 

仕事を任せたい時に任せられる様になるためにも、

「どうしたい?」という問いかけをしていきましょう。

 

大事なのは「習慣化」です

ここまで紹介した2つの方法を何度も実践すれば、

仕事を一人で抱え込む悩みは解決します。

 

ただし大事なのは「習慣化」です。

 

一度や二度だけ実践しても、

根本的な変化につながりません。

 

これまでの仕事の積み重ねで、

一人で抱え込む様になったのです。

 

これまでの習慣を手放し、

新たな習慣を形成することが、

現状を変えるために不可欠です。

 

私は現在、仕事の悩みを解決するための、

無料メール講座を実施しています。

 

仕事を一人で抱え込む現状を変えたい場合は、

合わせて学んでみてください。

 

本日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました!






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このコラムの執筆者

伊庭 和高

伊庭 和高(いば かずたか)

千葉県千葉市出身。
早稲田大学大学院卒。
教育理論や心理学を学ぶ中で100人にインタビューし、独自のメンタルトレーニング理論を確立。

卒業後は高校で世界史を教えるが、本当に伝えたいことはやはり心のケアであると気づき、2017年に株式会社マイルートプラスを起業し、8年で5,000人以上を指導。

2017年11月に株式会社マイルートプラスを設立。
役職や立場を問わず成果が出ることが評判を呼び、2020年4月に著書『ストレスフリー人間関係』を出版。
増刷しロングセラー中。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を出版。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページで特集されるなど、独自のメソッドに注目が集まっている。

「日本の元気は気持ちから!」をミッションにしている。
職場の人間関係や仕事の目標達成について、方法が体系立ててまとめられており、お客様の現状に合ったアプローチを取れることが強み。

また最近では企業研修を実施するなど、活動の幅を広げている。

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