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部下の言うことがコロコロ変わる!心理背景と対処法を公開!




こんにちは、ビジネスメンタルトレーナーの伊庭和高です。

 

部下の言うことがコロコロ変わるのに、

悩んでいる人は多いです。

 

「昨日と言ってることが違う…」

「さっきの発言と180度違う…」

 

言うことがその都度変わるので、

イライラもやもやするでしょう。

 

これでは仕事にも悪影響が出ます。

 

今回は言うことがコロコロ変わる部下について、

心理背景と対処法を解説します。




言うことがコロコロ変わる部下の心理背景

 

部下の言うことがコロコロ変わるのは、

3つの心理背景があります。

 

どれか1つに該当することもあれば、

複数に当てはまることもあります。

 

周りの目を気にしているから

上司や役職者やクライアントなど、

部下が周りの目を気にしているかもしれません。

 

自分軸と他人軸という言葉がありますが、

他人軸で仕事をしているのです。

 

周りを気にしているので、

自分の意見をコロコロ変えます。

 

周りの意見に合わせて主張を変えたり、

周りに合わせた発言をすることもあります。

 

周りにどう思われるかを気にすると、

言動に一貫性がなくなるのです。

 

自分の意見がないから

そもそも自分の意見がなければ、

言うことはコロコロ変わります。

 

何となく働いていたり、

上司の意見におんぶにだっこの状態かもしれません。

 

自分の意見を求められても黙り込んだり、

その日によって意見を変えてしまうのです。

 

周りの状況に振り回されたり、

言われたことしかこなせなくなります。

 

嫌われるのが怖いから

意外かもしれませんが、

嫌われるのを怖がりながら働く人は多いです。

 

同僚から嫌われるのを怖がるほど、

相手に合わせたり言いたことを飲み込みます。

 

当たり障りない発言をしたり、

その場しのぎの振る舞いをするのです。

 

結果的に言うことがコロコロ変わり、

周りに迷惑をかけてしまうのです。

 

部下の自信のなさが原因です

私は相談に来られる方に対して、

仕事の悩みの根本原因は自信のなさだとお伝えしています。

 

言うことがコロコロ変わってしまうのも、

部下の自信のなさが背景にあります。

 

自信がないから周囲の目が気になったり、

自分の意見がないまま働いてしまいます。

 

嫌われるのを怖がってしまうのも、

自分の自信のなさが原因です。

 

自信のなさから言うことがコロコロ変わり、

周囲が振り回されているのです。

 

部下を変えることはできない

とはいえ部下を変えることはできません。

 

これは仕事だけでなく人間関係すべてに言えますが、

相手を変えることはできないのです。

 

相手の行動をコントロールすることは、

どうやっても無理なのです。

 

そんな中で部下の変化を期待し、

変わらない部下にモヤモヤするのは、

時間がもったいないと言えます。

 

ただし部下を変えられなくても、

自分自身を変えることは今からできます。

 

自分の振る舞いや部下への接し方を変えることで、

状況は好転し始めます。

 

言うことがコロコロ変わる部下への対処法

 

言うことがコロコロ変わる部下には、

2つの対処法があります。

 

理想は2つとも実践することですが、

まずはどちらか1つを実践してみてください。

 

「どうしたいか?」を必ず問いかける

まず最初の方法が、

部下に「どうしたいか?」を問いかけることです。

 

「どう関わりたいか?」

「今何を伝えたいか?」

「どの様に働きたいか?」

 

この様に語尾を「〜したい」の形で問いかけてみてください。

 

言うことがコロコロ変わる部下は、

自分を主語に問いかけていません。

 

周りの目を気にしたり、

自分の意見を出そうとしないのです。

 

上司のことが気になる時ほど、

自分を主語に問いかけるのを忘れています。

 

「した方がいい」

「するべき」

「しなければいけない」

「してあげる」

「して欲しい」

 

こうした言葉を使うのも、

自信がない部下にありがちです。

 

「どうしたい?」と問いかければ、

部下が考え始めます。

 

上司が答えを教えるのではなく、

部下自身に考えさせるからこそ、

部下が意図を持って仕事をする様になります。

 

「わかるとしたら?」と問いかける

そして2つ目の方法が、

「わかるとしたら?」と部下に問いかけること。

 

「どうしたい?」と部下に問いかけても、

「わかりません」と答えが返ってくるかもしれません。

 

「わかりません」と言われた時は、

「わかるとしたら?」と聞き返してください。

 

「わかるとしたらどうしたい?」

「わかるとしたらどう思う?」

 

本当は「わからない」のではなく、

自分の気持ちに蓋をしているだけです。

 

周りが気になったり、

失敗を怖がってしまい、

「わからない」という言葉で誤魔化しているのです。

 

「わかるとしたら?」と問いかけることで、

部下の気持ちを深掘りできます。

 

あくまで部下の中で答えを見つけさせる姿勢が、

非常に大事なのです。

 

変えられないことに意識を向けない

ここまで2つの方法をお伝えしましたが、

部下の言動は自分にはどうすることもできません。

 

変えられないことに意識を向け続けると、

いつまでもイライラもやもやを引きずります。

 

それならば、変えられるものへ集中すること。

 

自分自身の部下に対する関わり方は、

自分次第で今から変えられます。

 

私は仕事の悩みを解決するために、

無料メール講座を実施しています。

 

仕事の悩みの原因である自信のなさについても、

より詳しく解説していますので、

合わせて学んでみてください。

 

本日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました!






部下との相性診断

このコラムの執筆者

伊庭 和高

伊庭 和高(いば かずたか)

千葉県千葉市出身。
早稲田大学大学院卒。
教育理論や心理学を学ぶ中で100人にインタビューし、独自のメンタルトレーニング理論を確立。

卒業後は高校で世界史を教えるが、本当に伝えたいことはやはり心のケアであると気づき、2017年に株式会社マイルートプラスを起業し、8年で5,000人以上を指導。

2017年11月に株式会社マイルートプラスを設立。
役職や立場を問わず成果が出ることが評判を呼び、2020年4月に著書『ストレスフリー人間関係』を出版。
増刷しロングセラー中。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を出版。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページで特集されるなど、独自のメソッドに注目が集まっている。

「日本の元気は気持ちから!」をミッションにしている。
職場の人間関係や仕事の目標達成について、方法が体系立ててまとめられており、お客様の現状に合ったアプローチを取れることが強み。

また最近では企業研修を実施するなど、活動の幅を広げている。

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