仕事で過小評価される3つの原因と解決策まとめ
こんにちは、ビジネスメンタルトレーナーの伊庭和高です。
仕事で過小評価されているという相談は、
私の元にもよく寄せられます。
頑張っているのに評価されないと感じたり、
評価のギャップが生まれているのは辛いです。
とはいえ評価を気にし続けると、
仕事の悩みが消えないのも確か。
今回は仕事で過小評価される原因を、
独自の視点で解説していきます。
その上でどうすれば現状が好転するのか、
本質的な解決策をお伝えします。
なぜ仕事で過小評価されるのか?
仕事で過小評価されてしまうのは、
大きく3つの原因があります。
どれか1つに当てはまることもあれば、
複数に該当することもあります。
周りを気にして謙遜している
「私なんか…」
「いやいや、そんなことありません…」
この様に謙遜する言葉が多いと、
実際に過小評価を受けることがあります。
周りの評価を素直に受け取れず、
最初から一歩引いてしまっているのです。
「周りにどう思われるのだろう…」
「調子に乗ってると思われるかも…」
「嫌われない様にしないと…」
この様に周りを気にする気持ちがあると、
謙遜する場面も増えてしまいます。
評価軸とズレた仕事をしている
組織で求められているのとは、
違った頑張りをしている可能性もあります。
確かに頑張って仕事をしているものの、
そこまで求められない仕事をしているのです。
評価軸とズレた仕事をしているので、
自分が思うほど評価をされなくなっています。
より重要度の高い仕事があったり、
自分が面倒に思う仕事が評価されることもあるのです。
上司にも原因がある
そして過小評価されてしまうのは、
上司にも原因があります。
評価するほど周囲が注目し、
自分を越えられることの恐れもあるでしょう。
あるいは上司のプライドから、
素直に評価できないこともあります。
自分の方が優れているアピールで、
マウントをとってくる可能性もあります。
上司との相性が合わなかったり、
上司に問題がある場合は、
正当な評価を得られないこともあるのです。
評価を気にしている
ここまで3つの原因を紹介しましたが、
仕事で過小評価されていると感じるのは、
自身が評価を気にしている現れでもあります。
評価には大きく2つあり、
自己評価と他者評価です。
過小評価されて悩んでいるのは、
他者評価を気にしているからです。
周りの評価を気にし続けているのは、
周りに自分が振り回されている様なものです。
たとえ評価をされたとしても、
「いつまで評価が続くのだろうか?」と思ってしまいます。
評価を気にしていると、
仕事の悩みは尽きないのです。
評価を気にする原因は自信のなさ
私はお客様に対して、
仕事の悩みの原因は自信のなさだと解説しています。
過小評価をされていると感じる様に、
評価を気にする原因は自信のなさです。
もし自信を持って働けていれば、
そもそも周囲の評価を気にしません。
自分軸を大切に仕事をしながら、
同時に成果も出せています。
自分が納得して働けているので、
周囲からの評価に振り回されないのです。
逆に自信が持てずにいることで、
周囲の評価を気にしてしまいます。
過小評価されたことを気にしたり、
逆に評価されればされるほど過大評価ではないかと気にすることもあります。
つまり自信が持てずにいると、
評価に振り回されてしまうのです。
解決策
ここからは具体的に、
評価を気にする現状の解決策をお伝えします。
2つの方法を繰り返し実践することで、
評価に振り回されず自信を持って働ける様になります。
自分の気持ちを声に出す
まず最初の方法が、
自分で自分の気持ちを声に出すことです。
実は評価が気になる人の多くが、
自分の気持ちを声に出していません。
声に出さず、頭の中で考えがちなのです。
私たち人間の脳は頭の中で考えるほど、
ネガティブ思考が強まる習性があります。
一説では頭の中で考える事柄の、
90%がネガティブな内容だと言われています。
「過小評価されているのでは…」
「なぜ評価されないのか…」
こうした気持ちのほとんどは、
頭の中で考えている時に起こります。
まずはどんな気持ちも、
自分で声に出して受け止めること。
これが現状を変える第一歩です。
「どうしたいのか?」と問いかける
そして自分の気持ちを声に出した後は、
「どうしたいのか?」と問いかけることです。
「どうしたいのか?」の主語は自分自身。
評価に悩まされる人ほど、
自分を主語にできていません。
自分以外の誰かのことを先に考えてしまうのです。
「するべきだ」
「しなければいけない」
「した方がいい」
「して欲しい」
たとえば上記の言葉は、
自分以外の誰かを主語にしている状態です。
周りの評価を気にする人ほど、
他人軸で行動してしまうのです。
自分を主語にして問いかけることは、
仕事で評価に悩まされるのを手放すために不可欠です。
大事なのは「習慣化」です
ここまで紹介した2つの方法を使えば、
現状を好転させることができます。
ですが大事なのは習慣化。
自分を主語にして問いかけることは、
根本的な変化にはつながりません。
そもそも評価を気にする様になったのは、
今までの仕事の日々で積み重ねられたもの。
あるいは仕事に関係なく、
子供時代から評価を気にしていたかもしれません。
自信のなさと向き合いながら、
2つの方法を繰り返し実践することで、
現状が好転します。
三日坊主という言葉がありますが、
三日坊主では過去の自分に逆戻りしてしまいます。
私は自信のなさを克服し、
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本日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
このコラムの執筆者
伊庭 和高(いば かずたか)
千葉県千葉市出身。
早稲田大学大学院卒。
教育理論や心理学を学ぶ中で100人にインタビューし、独自のメンタルトレーニング理論を確立。
卒業後は高校で世界史を教えるが、本当に伝えたいことはやはり心のケアであると気づき、2017年に株式会社マイルートプラスを起業し、8年で5,000人以上を指導。
2017年11月に株式会社マイルートプラスを設立。
役職や立場を問わず成果が出ることが評判を呼び、2020年4月に著書『ストレスフリー人間関係』を出版。
増刷しロングセラー中。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を出版。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページで特集されるなど、独自のメソッドに注目が集まっている。
「日本の元気は気持ちから!」をミッションにしている。
職場の人間関係や仕事の目標達成について、方法が体系立ててまとめられており、お客様の現状に合ったアプローチを取れることが強み。
また最近では企業研修を実施するなど、活動の幅を広げている。