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コラム

 あなたのその悩み、自信のなさが原因です

部下が間違った方向の努力をしてしまう原因と解決策!




こんにちは、ビジネスメンタルトレーナーの伊庭和高です。

 

これまで5000名以上のお客様の相談に乗って来ましたが、

「部下が間違った方向の努力をしてしまう」という相談を受けることも多いです。

 

「頑張る方向がずれている…」

「優先度の高い仕事からやってほしい…」

「こちらの意図を汲んでくれない…」

 

努力していることは評価できても、

頑張る方向が違えば意味がありません。

 

たとえるなら英語を頑張って欲しいのに、

一向に数学の勉強ばかりしている状態です。

 

これでは成果が上がらないばかりか、

問題を放置することにもつながります。

「本来は優秀なはずなのだが…」

 

この様に優秀だと思っていた部下が、

実は間違った方向の努力をしていることもあります。

 

会社に貢献できるはずなのに、

必要ない所に労力を割いてしまっている状態です。

 

今回は間違った方向の努力をしてしまう背景を、

一般の見地とは異なるぬいぐるみ心理学の見地から解説します。




間違った努力をする部下の特徴

 

まずは一般的に、

間違った努力をしてしまう部下の特徴を3つ解説します。

 

どれか1つに当てはまることもあれば、

複数に該当することもあります。

 

完璧主義

「ミスなく資料を作らないと」

「丁寧に仕事をしないと」

「一発でOKをもらわないと」

 

「〜しないと」という様に、

完璧主義の側面を持つ人は、

誰も望んでいない方向に努力してしまうことがあります。

 

「気づけば自分で仕事を増やしてしまった…」

「上司が求めていない努力をしてしまった…」

 

私は社員の側の相談に乗ったこともありますが、

完璧にやらなきゃと思えば思うほど、

頑張る方向性がズレてしまうのです。

 

また本来優秀な部下であっても、

完璧主義のサイクルにハマってしまうと、

間違った方向の努力をしやすくなります。

 

「まだ足りない」

「まだ十分でない」

 

この様な意識が頭の中を駆け巡り、

気づけば努力の方向がずれてしまうのです。

 

これは優秀だからこそ陥る現象とも言えます。

 

頭の中で考えすぎている

頭の中で考える癖がある人は、

頑張る方向を間違えてしまうことがあります。

 

私たち人間の脳は頭で考えるほど、

ネガティブ思考が増大すると言われています。

 

頭で考えるほど不安や焦りが増大し、

冷静な判断ができなくなってしまうのです。

 

普段は優秀な人であっても、

頭で考えている時ほど焦りが生まれ、

努力の方向を間違えてしまいます。

 

間違った努力をしてしまう根本原因

私はぬいぐるみ心理学において、

すべての悩みの原因は自信のなさであると解説しています。

 

間違った方向の努力をしてしまうのも、

自分の自信のなさなのです。

 

想像してみてください。

 

もし部下が自信を持って働いていれば、

先ほど紹介した事態は防げます。

 

完璧主義のサイクルに陥ることもなく、

頭の中で考えすぎることもなく、

常に正しい方向に努力できる様になります。

 

仕事において自信がなぜ大切なのか?

自信を持って働くことができれば、

その分だけ成果も生まれやすくなります。

 

堂々と自分の意見を伝えられたり、

周りに流されずに決断できたりと、

自信があれば売上アップや信頼構築に直結するのです。

 

一方で自分に自信が持てなければ、

自信を持って働くことができれば、

 

自分の意見を上手く伝えられなかったり、

周りの言動に流されやすくなったりと、

常に悩みやストレスを抱き続けるのです。

 

間違った努力をしてしまうという悩みも、

自信が持てていないからこそ生まれるものです。

 

たとえ優秀な部下であっても、

自信が持てなくなってしまう場面では、

間違った努力に走ってしまうのです。

 

部下が自信を持って働ける様になることが、

仕事のスピードを上げることはもちろん、

仕事で理想の成果を上げることにもつながります。

 

間違った努力をする現状を改善するための方法

ここからは間違った努力をする現状を改善する方法を紹介します。

 

一般的にもよく語られている方法で、

既に部下に実践を促したこともあるかもしれません。

 

報告する時間を強制的に決める

 

まず最初の方法は、

部下が上司に報告する時間を決めてしまうこと。

 

間違った方向に努力をしてしまっても、

報告時間を事前に決めてしまえばすぐに修正できます。

 

「朝一番、午後一番、終業前に必ず報告する」

 

進捗状況がどうであっても良いので、

必ず報告をする時間を決めてしまうのです。

 

こうすれば部下に任せすぎず、

正しい方向に導くことができます。

 

上司としても定期的に進捗を確認でき安心できます。

 

部下のタスクを共有する

タスク管理アプリを使ったり、

会社のホワイトボードを使ったりと、

部下のタスクを共有することも効果的です。

 

どの仕事がどこまで進んでいるのが、

上司が状況を確認しやすくするのです。

 

もし努力の方向を間違えていたら、

できる限り早く上司が確認できる様になります。

 

部下の仕事の軌道修正が図れるという意味でも、

タスクを管理することは効果的です。

 

関わり方を変えても根本が変わらない

「これらの方法を試したけど一向に変わらない!」

 

先ほどの方法を試しても上手くいかない声も、

私の所に多く届いています。

 

先ほどお伝えした2つの方法は、

「部下の行動を管理する」方法です。

 

行動を管理することで変化が起これば良いですが、

行動するのは部下自身です。

 

たとえ報告頻度を増やしても、

間違った努力を続けてしまうことはあります。

 

またタスク管理をしようにも、

そもそも部下が自分のタスクを把握できておらず、

混乱を招いてしまうこともあります。

 

何より部下に関わる回数が増えるほど、

自分の時間も部下に取られてしまいます。

 

自分の仕事が進まなくなってしまうので、

これでは本末転倒です。

 

本質は別のところにある

先ほどもお伝えした様に、

悩みの原因は自信のなさ。

 

間違った努力をする原因は自信のなさであり、

行動するのは部下自身です。

 

完璧主義や頭の中で考えすぎることは、

その人のメンタル面の課題なのです。

 

小手先の方法を試しても、

部下が自信が持てる様にならない限り、

間違った努力に悩む現状は根本から解決しないのです。

 

そして非常に大事なことなのですが…

 

仕事を通して自信をつけさせようとしても、

自信はつかないのです。

 

「仕事」と「プライベート」という分け方は、

ここ1、2世紀の間で生まれました。

 

ですが人間の本能的な部分では、

仕事もプライベートも分けられず、自分の人生の時間としてひとまとめにされています。

 

間違った努力をするという課題がある場合、

プライベートでも似た様な課題を抱えているのです。

 

仕事を通して自信をつけさせようとしても、

プライベートも含め本人が自信のなさに向き合わないと、

根本から変化は生まれないのです。

私はぬいぐるみ心理学において、

間違った努力をしてしまう悩みを解決する本質的な方法を体系化しました。

 

この方法を素直に実践することで、

仕事におけるあらゆる悩みが解決へと向かいます。

 

詳細は別の記事で特集していますので、>合わせて読んでみてください。

 

また私は本当に望む成果を出し続けるための秘訣を、

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なお間違った努力をしてしまう部下の様に、

部下との関わりに悩む上司が絶対知っておくべき心理背景も以下でまとめています。

◯:部下との関わりに悩む上司が絶対知っておくべき心理背景

 

本日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました!






部下との相性診断

このコラムの執筆者

伊庭 和高

伊庭 和高(いば かずたか)

千葉県千葉市出身。
早稲田大学大学院卒。
教育理論や心理学を学ぶ中で100人にインタビューし、独自のメンタルトレーニング理論を確立。

卒業後は高校で世界史を教えるが、本当に伝えたいことはやはり心のケアであると気づき、2017年に株式会社マイルートプラスを起業し、8年で5,000人以上を指導。

2017年11月に株式会社マイルートプラスを設立。
役職や立場を問わず成果が出ることが評判を呼び、2020年4月に著書『ストレスフリー人間関係』を出版。
増刷しロングセラー中。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を出版。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページで特集されるなど、独自のメソッドに注目が集まっている。

「日本の元気は気持ちから!」をミッションにしている。
職場の人間関係や仕事の目標達成について、方法が体系立ててまとめられており、お客様の現状に合ったアプローチを取れることが強み。

また最近では企業研修を実施するなど、活動の幅を広げている。

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