仕事で認められないのがストレス!心理背景と改善策
こんにちは、ビジネスメンタルトレーナーの伊庭和高です。
上司や後輩やクライアントから認められず、
ストレスを抱え込んでいる人は多いです。
「これだけ頑張っているのに」
「成果を出しているのに認めてくれない」
不満やモヤモヤが蓄積し、
ネガティブな気持ちが充満してしまいます。
他の同僚が認められているのに、
自分が認められていない様に感じて苦しむこともあるでしょう。
仕事のストレスを放置しても、
良いことは何もありません。
今回は仕事で認められずにストレスを抱える原因と解決策をお伝えします。
仕事で認められずストレスを感じる原因
仕事で認められずストレスを感じるのは、
大きく3つの原因があります。
どれか1つに該当することもあれば、
複数に当てはまることもあります。
自分で自分を認められていない
普段から自分で自分を認められていないと、
周りに認めて欲しいと求めてしまいます。
自己肯定感が低かったり、
完璧主義の一面があったりと、
自分を認められない背景は様々です。
自分で自分を認められないので、
仕事を通して周りに認めてもらおうとします。
ただし自分の思うほど認めてもらえないと、
「どうして認めてくれないのか?」とストレスを感じやすいのです。
承認欲求が強い
心理学には承認欲求という言葉があります。
承認欲求が強い人ほど、
認めてもらえないことでストレスを感じます。
ちなみに承認欲求には、
自己承認と他者承認の2種類があります。
自分で自分を認めるのが自己承認で、
誰かに認めてもらうのが他者承認です。
仕事で認められずストレスを感じる人は、
他者承認の欲求が強いと言えます。
周りと自分を比べている
「あの人に比べて自分は…」
「あの人よりも優れているはずなのに…」
この様に周りと自分を比べる人ほど、
仕事で周りに求めてもらおうとします。
勝ち負けや優劣や評価にとらわれているのです。
先輩後輩や同期との関係を意識して、
周りより認めてもらおうと頑張ったり、
認めてもらえないことにイライラします。
自分軸と他人軸という言葉がありますが、
まさに他人軸で働いている状態です。
自信のなさが根本原因です
私は相談へ来られる方に対して、
すべての悩みの根本原因は自信のなさだとお伝えしています。
仕事で認められずストレスを感じるのも、
自分の自信のなさが根本的な原因です。
もし自信を持って過ごせていれば、
自分で自分を認められているので、
周りに認められるかを必要以上に気にしません。
自信がないから承認欲求も強まり、
周りに認めてもらおうと考えたり、
周りと自分を比べて一喜一憂してしまいます。
悩みは繰り返される
異動や転職等で環境が変われば、
一時的にストレスも落ち着くでしょう。
ですが周りを変えても自分が変わらないと、
次第にストレスが復活してしまいます。
仕事で認められるかどうかは、
どれだけ頑張ってもコントロールできません。
周りの評価は周り次第であり、
その日の気分で変わることもあります。
仕事で認められずストレスを感じるのは、
周りの評価に振り回されている状態で苦しいのです。
自信のなさと向き合い、
まず自分が変わることに意識を集中する必要があります。
ストレスを手放す方法
ここからは独自の視点から、
仕事で認められないストレスを手放す方法をお伝えします。
2つの方法を繰り返し実践することで、
現状は改善できます。
方法1:自分の気持ちを声に出す
まず最初の方法は、自分の気持ちを声に出すこと。
仕事で認められずストレスを感じる時ほど、
自分の気持ちを声に出していません。
普段から声に出さず、
頭の中で考える癖があるのです。
私たち人間の脳は頭の中で考えるほど、
ネガティブ思考が強まる習性があります。
一説では1日に頭の中で考える事柄の9割が、
ネガティブな内容とも言われています。
つまり頭の中で考えるほど自信がなくなるのです。
周りに認めて欲しいと考えたり、
認めてもらえないことにモヤモヤするのも、
頭の中で考えている時です。
独り言をブツブツとつぶやくイメージで、
頭に浮かんだ言葉を自分で声に出してみてください。
自分で自分の気持ちを声に出すのが習慣になると、
認められないことにストレスを感じなくなります。
方法2:「どうしたい?」と問いかける
そして自分の気持ちを声に出した後は、
「どうしたい?」と問いかけてください。
「どうしたい?」の主語は自分自身。
仕事で認められずストレスを感じる時ほど、
普段から自分を主語に問いかけていません。
自分よりも周りのことを先に考えてしまうのです。
「しなければいけない」
「するべきだ」
「した方がいい」
「して欲しい」
「してあげる」
「してくれない」
たとえばこれらの言葉は、
周りのことを考えている時に浮かびます。
自分軸ではなく他人軸になっている状態なのです。
「どうしたい?」と自分主体で問いかけることで、
周りの評価を気にせず働ける様になります。
自分で自分を認められる様になるので、
周りの評価はオマケの様なものだと思えています。
「どうしたい?」の問いかけは、
現状を変えるために不可欠です。
大事なのは習慣化
ここまで紹介した2つの方法で、
ストレスを感じる状況は改善できます。
ただし大事なのは「習慣化」です。
一度や二度やってみただけでは習慣になりません。
仕事で認められずストレスを感じるのは、
今までの習慣の積み重ねの結果です。
正しい方法を何度も繰り返すことで、
現状を改善できます。
私は現在、仕事の悩みを解決するための、
無料メール講座を実施していますので、
合わせて学んでみてください。
また著書を通して仕事の悩みを解決する方法を解説しているので、
こちらも合わせて読んでみてください。
本日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
このコラムの執筆者
伊庭 和高(いば かずたか)
千葉県千葉市出身。
早稲田大学大学院卒。
教育理論や心理学を学ぶ中で100人にインタビューし、独自のメンタルトレーニング理論を確立。
卒業後は高校で世界史を教えるが、本当に伝えたいことはやはり心のケアであると気づき、2017年に株式会社マイルートプラスを起業し、8年で5,000人以上を指導。
2017年11月に株式会社マイルートプラスを設立。
役職や立場を問わず成果が出ることが評判を呼び、2020年4月に著書『ストレスフリー人間関係』を出版。
増刷しロングセラー中。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を出版。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページで特集されるなど、独自のメソッドに注目が集まっている。
「日本の元気は気持ちから!」をミッションにしている。
職場の人間関係や仕事の目標達成について、方法が体系立ててまとめられており、お客様の現状に合ったアプローチを取れることが強み。
また最近では企業研修を実施するなど、活動の幅を広げている。