縁故採用が上手くいかない原因!使えない社員が集まるのは経営者にも理由がある
こんにちは、ビジネスメンタルトレーナーの伊庭和高です。
今回は規模や業種を問わず、
経営者や採用担当の方から寄せられる相談を取り上げます。
「縁故採用が上手くいかない」
「使えない社員ばかり採用してしまう」
「定着せずに短期間で辞めてしまう」
個人的な繋がりやコネで採用するのを縁故採用と言います。
相手のことが既にわかっている分だけ、
採用する上で安心感を得られる部分もあるでしょう。
ですが縁故採用を続けていることで、
同じ問題に直面してしまうこともあります。
縁故採用が会社の業績を悪化させたり、
社内の雰囲気を悪くしてしまうこともあるのです。
今回は一般の見地とは異なる視点で、
縁故採用が上手くいかない原因を解説します。
縁故採用が上手くいかない原因
縁故採用が上手くいかない原因は共通しています。
会社の規模や業種に関係なく、
これから紹介する様な問題が発生しているのです。
最初から甘えが出ている
個人的な繋がりがあるからこそ、
雇う側も雇われる側も甘えが出てしまいます。
困っていることも正直に話したり、
人間的な弱みをさらけ出せやすかったりします。
つまり最初から甘えがあるのです。
甘えを前提として入社してきたので、
甘い気持ちを持ったまま働きます。
そこまで頑張らなくても良いと思ったり、
社長に馴れ馴れしく話したりすることもあります。
最初は許容できても、
どちらかが我慢の限界を迎えてしまいます。
「こんなはずじゃなかった」と思い、
辞めていく社員が出てしまうこともあります。
あるいは「使えないクズ社員だ」という様に、
かなりキツい言葉を浴びせてしまうこともあります。
他の社員のモチベーションが下がる
また縁故採用は他の社員にも悪影響を及ぼすかもしれません。
個人的なコネで入社してきたことで、
ふんぞり返って働いている人もいるのです。
「この会社では正当に評価してもらえない」
「真面目に働いているのがバカバカしく感じる」
こうした気持ちを抱く社員は一定数出てきます。
結果的に他の社員のやる気も下がったり、
やる気のある社員が退職することもあるのです。
相手を変えて悩みは繰り返される
「あの社員が使えなかっただけだ」
この様に縁故採用の問題を社員に押し付ければ、
確かに一時的に楽に収まるでしょう。
ですが人間関係は自分と相手がいて成り立ちます。
縁故採用をしたということは、
雇う側と雇われる側の二者が存在します。
相手にばかり原因を求めても、
根本的には何も解決しないのです。
縁故採用で別の人を雇っても、
似た様な問題が発生してしまうのです。
これでは悩みは根本的に解決しません。
実は採用側に問題の本質がある
もし縁故採用の悩みを繰り返しているならば、
雇う側に問題の本質があると言えます。
「なぜ縁故採用をしているのか?」
「もし自分にも原因があるとしたら何か?」
この様に、まず自分に原因を向けることが、
現状の悩みを根本解決するためのヒケツです。
そして原因を深掘りしていくと、
縁故採用以外の場面でも問題が発生していることが多いです。
社員とのコミュニケーションや仕事の取り組み方など、
他の場面でも上手くいかず悩んでいることが多いのです。
実際これまでも経営者の方の相談に乗る中で、
縁故採用の悩みをキッカケにさらに大きな悩みが見つかったことも多いです。
私はお客様に、すべての悩みの原因は自信のなさだとお伝えしています。
自信のなさに直面した時に、
仕事の悩みが発生しているのです。
縁故採用が上手くいかないのも、
自信のなさが影響しています。
私は本当に望む成果を出し続けるための秘訣を、
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本日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
このコラムの執筆者
伊庭 和高(いば かずたか)
千葉県千葉市出身。
早稲田大学大学院卒。
教育理論や心理学を学ぶ中で100人にインタビューし、独自のメンタルトレーニング理論を確立。
卒業後は高校で世界史を教えるが、本当に伝えたいことはやはり心のケアであると気づき、2017年に株式会社マイルートプラスを起業し、8年で5,000人以上を指導。
2017年11月に株式会社マイルートプラスを設立。
役職や立場を問わず成果が出ることが評判を呼び、2020年4月に著書『ストレスフリー人間関係』を出版。
増刷しロングセラー中。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を出版。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページで特集されるなど、独自のメソッドに注目が集まっている。
「日本の元気は気持ちから!」をミッションにしている。
職場の人間関係や仕事の目標達成について、方法が体系立ててまとめられており、お客様の現状に合ったアプローチを取れることが強み。
また最近では企業研修を実施するなど、活動の幅を広げている。